新たなプラグインを作成しました。Pandora FMS で Raven DB のパフォーマンスを監視できます。Raven DB は NoSQL データベースです。
NoSQL とは?
NoSQL は、リレーショナルデータベースで用いられているテーブルのリレーションではないモデルで、ストレージのメカニズムおよびデータ検索を提供します。 このアプローチには、設計の単純化、スケーリングおよび、可用性制御も含まれます。
Raven DB とは?
RavenDBは、.NETで書かれたオープンソースのドキュメントベース、および実世界のシステムからの要件に対応するように設計された柔軟なトランザクションデータモデルを提供します。 RavenDB により、高いパフォーマンスで遅延の小さいアプリケーションを素早く効果的に作ることができます。
Raven DB のデータは、JSON ドキュメントとしてスキーマレスで保存され、.NET コードや 他のツールと共に Restful API を使って、Linq クエリを使って効果的に問い合わせができます。
内部的には、RavenDB が利用状況に応じて自動的に作成、またはユーザによって明示的に作成されたインデックスを使用します。
RavenDBは、Webスケールのために構築され、すぐに使えるレプリケーションと分割のサポートを提供しています。 Raven DB に関する詳細は Raven DB の公式サイト http://ravendb.net/ を参照してください。
データ収集方法
Pandora FMS は、Raven DB をインストールしたマシンでのローカルテストと XML でのサーバへのデータ送信に、エージェントを利用します。
このプラグインは 12個のモジュールを返します。これらすべて数値での状態情報を表示します。 警告や障害状態の閾値は個別に調整できます。
• RavenDB_Server_Process_Running: プロセスが稼働中かどうかを示します
• RavenDB_Server_Process_PID: プロセスの PID を表示します
• RavenDB_Server_Process_Memory_Usage: プロセスのメモリ使用量を表示します
• RavenDB_Server_Process_CPU_Usage_Percentage: プロセスの CPU 使用率を表示します
• RavenDB_Server_Process_Sessions: プロセスのセッション数を返します
• RavenDB_Server_Process_Session_Name: プロセスの特定のセッション名を返します
• RavenDB_Database_Number: Raven DB 内に作成されたデータベース数を返します
• RavenDB_Database_Size: データベースサイズを表示します
• RavenDB_Uptime: Raven DB の uptime を返します
• <Database>_Documents: データベース内のデータ量を返します
<Database> は、それぞれの名前です
• <Database>_Requests_Per_Second: データベースの秒間のリクエスト数を返します
• <Database>_Concurrent_Requests: データベースの同時要求の数を返します
プラグインの設定方法
Pandora FMS にプラグインをインストールするには、プラグインを次のフォルダにコピーします。
C:\Program Files(x86)\pandora_agent\util.
次に、以下の Pandora FMS エージェント設定ファイルを編集します。
C:\Program Files (x86)\pandora_agent\pandora_agent.conf
次の行を追加します。
module_plugin cscript.exe //B “%ProgramFiles%\Pandora_Agent\util\RavenDB_Plugin.vbs
展開された情報
以下はエージェント内に作成されたモジュールの全体の表示です。
以下は、モジュールが収集した情報をグラフで表示しています。
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