HWg-STE センサーの設定
概要
この設定クイックガイドでは、Pandora で HWg-STE 温度センサーをモニタする方法をステップごとに説明します。eMail アラートを割り当てて、基本的なレポートを作成します。
インストールと設定
Step #1. Pandora FMS のインストール
オンラインインストール を推奨します。
Step #2. センサーの設定
センサー: HWg-STE
ベンダーのドキュメント:
http://www.hw-group.com/products/HWg-STE/STE_ip_temperature_sensor_en.html
センサーのマニュアル:
https://web.archive.org/web/20100307054059/https://www.hw-group.com/download/HWg-STE_MAN_en.pdf
温度センサーにアクセスするための IP アドレスを設定しネットワークに接続します。OID を確認しておく必要もあります。そのためには、ウェブからデバイスにアクセスして設定する必要があります。
画面の “System → TXT List of common SNMP OID's” から、センサーの OID を確認できます。
一つのセンサーのみであれば、OID は次のようになります。
.1.3.6.1.4.1.21796.4.1.3.1.5.1
デバイスは温度を小数点なしの値で返すということに注意してください。実際の値を表示したい場合は、その値を 10 で割ります。これは Pandora FMS の保存倍率の設定で行えます。
また、IP アドレス設定は次の通りです。
Step #3. Pandora FMS でのセンサーの設定
エージェント設定画面に行きます。新たなエージェントを作成し関連する情報を入力します。このエージェントには、センサーに設定した IP アドレスと同じアドレスを設定する必要があります。数値データ タイプの Remote SNMP network agent モジュールを定義します。
SNMP OID フィールドには、前に取得した SNMP OID を設定します。デフォルトの SNMP コミュニティは public
です。
高度な設定で、結果を 10で割るように保存倍率を設定します。
“作成(Create)” ボタンをクリックします。正しくモジュールを作成できたら、次のような画面が表示されます。
センサーから取得したデータを確認できるようになります。数時間後には、次のようなグラフ描画に十分なデータが得られます。
Step #4. アラートの設定
温度が 38度を超えた場合に、メールでアラート通知したいとします。最初に行うのはモジュールの設定です。値が 38度を超えたときに障害状態になるようにします。
アラートアクションは、特定のアドレスにメールを送信するように定義されています。メニュー 管理(Management) → アラート(Alerts) → アラート一覧(List of alerts) に移動して、新しいアラートを作成します。障害状態に設定されたすべてのモジュールに対して、一般的なメール送信のアラートアクションを定義します。アクションを作成したら、センサーを含むエージェントでアラートを定義するだけです。
エージェントを編集し、アラートタブに移動して、デフォルトのアラートテンプレート「障害状態」から新しいアラートを作成します。これらの手順がすべて完了すると、アラートの準備が整います。
Step #5. 基本レポートの作成
簡単な温度グラフと平均値および最大値を含むレポートを作成します。
メニュー 操作(Operation) → レポート(Reporting) → カスタムレポート(Custom reports) → レポートの作成(Create report) に移動します。
レポートに項目を追加するには、キー タブに移動し、単一グラフ(Simple graph) タイプの項目を選択します。
同様に、AVG (平均) と MAX (最大値) の 2 つの要素を作成する必要があります。これらを作成したら、レポート表示タブ (左側の最初のタブ) をクリックして表示します。