自動エージェントデプロイ

Enterprise 版 Webコンソールからソフトウエアエージェントをデプロイする手順は次の通りです。

  • 展開するソフトウェア エージェントのバージョンをエージェント リポジトリに登録します: 展開するエージェントのインストーラが必要です。 カスタム エージェントを使用することもできます。
  • 認証情報マネージャーで対象への接続に使用される認証情報を登録します: 見つかった対象または指定された対象へのアクセスをテストするための資格情報を指定する必要があります。
  • 展開のための環境準備ができていることを確認します:

 * 展開の対象を定義する必要があります。

  • 公開アクセス URL を定義する必要があります。
  • ソフトウェアを展開するためのインストーラを登録する必要があります。

このシステムは PUSH タイプの処理は実行しません。 すべてのデプロイは、ソフトウェアを提供し、対象にそれをインストールするよう命令することによって送信されます。自動エージェントデプロイが機能するためには、サーバのバージョンが EL7 (Red Hat Enterprise Linux) 以降である必要があります。

GNU/Linux Debian および関連ディストリビューション (Ubuntu など) では、curl コマンドがインストールされている必要があります。

対象の検索

Enterprise 版 導入対象

次のオプションのいずれかを使用して対象を定義できます。

  • 対象のスキャン(Scan for targets)
  • 対象の追加(Add target)
  • 対象の読み込み(Load targets)

対象検出のための 1 つ以上のネットワークスキャン

対象のスキャンボタンを押すと、次のフィールドを含むポップアップボックスが表示されます。

  • ネットワーク/マスク(Network/mask): 探索するネットワーク (カンマで区切られた複数のネットワーク)。
  • スキャン元(Scan from): スキャンを実行する検出サーバ。
  • 試行する認証情報(Credentials to try with): 検出された対象への接続を試行するために使用される認証情報。
  • 必要なエージェントのバージョン(Desired agent version): 検出された対象に対して必要に応じて登録されるソフトウェアエージェントのバージョン。
  • 対象サーバ IP(Target server IP): ソフトウェアエージェントのインストール時に指定する対象サーバの IP アドレス (エージェント設定ファイルの server_ip フィールドに対応します)。

スキャン(Scan) ボタンを押すと、このタスクの進行状況を確認するためのリンクを含む確認メッセージが表示されます。 新しい実行中のエントリがタスクリストに表示されます。

エージェントの展開に関連する検出タスクは揮発性のタスクです。 完了すると、自動的に削除されます。 スキャンまたは展開に関する情報は、成功か失敗かにかかわらず、展開センター自体から参照できます。

このリストに追加される検出された対象は、有効な認証情報が見つかったかどうかに関係なく、オペレーティングシステムが Windows または Linux/Unix ベースのシステムに一致する、見つかったすべてのデバイスです。

対象情報を含む CSV ファイルのアップロード

注意: この CSV インポーターは検出タスクは実行せずに、CSV ファイルで指定された名前、IP アドレス、OS タイプ、説明、およびグループを持つ空のエージェントを作成するだけです。

対象を一括登録したい場合は、次の形式の CSV ファイルをアップロードできます。

Agent alias, IP address, OS id, Interval, Group id, Description
  • Agent alias: 将来のエージェントの別名。名前として別名を利用 オプションを選択すると、名前は別名と同じになります。
  • IP address: エージェントがインストールされるコンピューターの IP アドレス。
  • OS id: オペレーティングシステムのID、AIX、BSD、HP-UX、GNU/Linux、Solaris、MS Windows® と互換性があります。
  • Interval: 各チェックの秒単位の間隔。
  • Group id: エージェントが所属するグループのID。

システムは、CSV で定義されている内容に基づいて対象を作成します。

対象の手動定義

以下を定義することで、対象を手動で登録できます。

  • IP: 表示する IP アドレス。
  • OS: オペレーティングシステム。現在のバージョンでは、エージェントの tar.gz インストーラーと互換性のある Windows および Linux/Unix ベースのもののみ対応しています。
  • アーキテクチャ(Architecture): プロセッサアーキテクチャ、x86 (32 ビット) または x64 (64 ビット)。
  • 認証情報(Credentials): 対象への接続に使用される認証情報。
  • 希望のエージェントバージョン(Desired agent version): 導入するソフトウェアエージェントのバージョン。
  • 対象サーバ IP(Target server IP): インストール後にこのエージェントが接続するサーバの IP アドレス (ソフトウェアエージェント設定の server_ip フィールドに対応します)。

ソフトウエアのデプロイ

認証情報とデプロイするソフトウェアバージョンの両方が指定され情報が揃っている対象に対してのみデプロイメントをスケジュールできます。

リストに対象候補があれば、すぐにエージェントの展開を開始できます。 リストから対象の IP アドレスを選択し (利用可能な対象 には有効な対象のみが表示されます)、デプロイ(Deploy) ボタンをクリックするとエージェントのデプロイが開始されます。

検出タスクはバックグラウンドでの展開用に自動的に作成され、目的の対象にエージェントをインストールします。 エージェントが正常にインストールされたことは、展開センター独自の対象リストから確認できます。

デバイスリストを CSV でインポートする

CSV 経由でエージェントインポートウィザードを使用すると、デバイスのリストをエージェントとしてインポートすることができます。

このユーティリティは、Pandora FMS にリモート監視用のエージェントを作成するだけです。

使用する区切り記号、インポートするサーバおよびデータを含むファイルを選択し、Go をクリックする必要があります。

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