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ja:documentation:03_monitoring:06_web_monitoring [2021/07/03 23:05] junichi [概要] |
ja:documentation:03_monitoring:06_web_monitoring [2023/05/16 08:31] (現在) |
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行 22: | 行 22: | ||
Goliat を利用できるようにするには、最初に Pandora FMS Enterprise サーバを有効化する必要があります。 | Goliat を利用できるようにするには、最初に Pandora FMS Enterprise サーバを有効化する必要があります。 | ||
- | | + | < |
+ | webserver 1 | ||
+ | </ | ||
実行したいリクエスト数に応じて、スレッド数およびデフォルトのタイムアウトを増やします。 | 実行したいリクエスト数に応じて、スレッド数およびデフォルトのタイムアウトを増やします。 | ||
行 33: | 行 35: | ||
Goliat が使うライブラリのタイプ (LWP または CURL) を変更できる拡張設定トークンがあります。デフォルトでは CURL が利用されていますが、切り替えることができます。 | Goliat が使うライブラリのタイプ (LWP または CURL) を変更できる拡張設定トークンがあります。デフォルトでは CURL が利用されていますが、切り替えることができます。 | ||
- | | + | < |
+ | web_engine curl | ||
+ | |||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | <WRAP center round info 60%>\\ | ||
+ | Pandora FMS は [[https:// | ||
+ | '' | ||
+ | [[: | ||
==== ウェブモジュールの作成方法 ==== | ==== ウェブモジュールの作成方法 ==== | ||
ウェブページをモニタするには、まずはモジュールタブをクリックします。その後 ' | ウェブページをモニタするには、まずはモジュールタブをクリックします。その後 ' | ||
- | {{ wiki:Gagita2.png?500 }} | + | {{ :wiki:pfms-creating_web_modules-goliat_server-img_002.png }} |
// | // | ||
- | {{ wiki: | + | {{ :wiki: |
複数のチェックタイプが選択できます。 | 複数のチェックタイプが選択できます。 | ||
行 68: | 行 78: | ||
</ | </ | ||
- | {{ wiki:Resources-manage_agents-modules-remote_http_module_to_check_server_status_code.png? | + | {{ :wiki:resources-manage_agents-modules-remote_http_module_to_check_server_status_code.png? |
保存したのち、モジュールを強制実行して結果を見ることができます。 | 保存したのち、モジュールを強制実行して結果を見ることができます。 | ||
- | {{ wiki:Resources-manage_agents-modules-remote_http_module_to_check_server_status_code-result.png? | + | {{ :wiki:resources-manage_agents-modules-remote_http_module_to_check_server_status_code-result.png? |
コマンドを追加した別の例: | コマンドを追加した別の例: | ||
行 85: | 行 95: | ||
</ | </ | ||
- | この基本的な例では、ウェブページに文字列があるかどうかをチェックしています。これは変数 **check_string** があるためです。 この変数では、HTML 自体をチェックすることはできません。テキストのサブストリングのみを検索します。 私たちは、Webサイト http:// | + | この基本的な例では、ウェブページに文字列があるかどうかをチェックしています。これは変数 **check_string** があるためです。 この変数では、HTML 自体をチェックすることはできません。テキストのサブストリングのみを検索します。 私たちは、Webサイト |
文字列が Web ページに存在しないことを確認するには、' | 文字列が Web ページに存在しないことを確認するには、' | ||
- | | + | < |
+ | check_not_string Section 3 | ||
+ | </ | ||
'' | '' | ||
行 106: | 行 118: | ||
</ | </ | ||
- | 前のケースでは、 **curl** コマンドのパラメータが短いバージョンでは | + | 前のケースでは、 **curl** コマンドのパラメータが短いバージョンでは、 |
+ | |||
+ | < | ||
+ | -L | ||
+ | |||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | であり、長いバージョンでは、 | ||
+ | |||
+ | < | ||
+ | --location | ||
+ | |||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | であるため、HTTP 3XX リダイレクトを受けた場合、リダイレクトされたドメインに対して再度実行されます。 **ただし、Pandora FMS の柔軟性により**、デバッグボタンを使用できます。 | ||
- | {{ wiki:Resources-manage agents-modules-remote http debug.png?700 }} | + | {{ :wiki:resources-manage_agents-modules-remote_http_debug.png? |
モジュールの作成時点では、モジュールは有効化されておらず、最初のチェックを実行した後モジュールを使用できるようになります。これを強制的に実行して時間を節約できます。 | モジュールの作成時点では、モジュールは有効化されておらず、最初のチェックを実行した後モジュールを使用できるようになります。これを強制的に実行して時間を節約できます。 | ||
行 114: | 行 140: | ||
このモジュールを変更するときは、**デバッグ(Debug)** ボタンをクリックすると、デバッグモードに入って **クエリ(Query)** を編集できます。 | このモジュールを変更するときは、**デバッグ(Debug)** ボタンをクリックすると、デバッグモードに入って **クエリ(Query)** を編集できます。 | ||
- | {{ wiki:Resources-manage agents-modules-remote http debug-curl parameters.png?800 }} | + | {{ :wiki:resources-manage_agents-modules-remote_http_debug-curl_parameters.png? |
モジュールのクエリを **クエリの実行(Execute query)** ボタンで実行したり、目的の結果が得られるまで他の値に変更して再実行したりできます。 | モジュールのクエリを **クエリの実行(Execute query)** ボタンで実行したり、目的の結果が得られるまで他の値に変更して再実行したりできます。 | ||
- | {{ wiki:Resources-manage agents-modules-remote http debug-curl parameters pfms.png?700 }} | + | {{ :wiki:resources-manage_agents-modules-remote_http_debug-curl_parameters_pfms.png? |
==== ウェブの応答時間チェック ==== | ==== ウェブの応答時間チェック ==== | ||
行 149: | 行 175: | ||
==== Webコンテンツの取得 ==== | ==== Webコンテンツの取得 ==== | ||
- | 特定の Web サイトが稼動しているか、どれくらい時間がかかっているかを知りたいわけではなく、Google の株価などコンテンツの内容を確認したい場合もあります。そのためには、適切な正規表現で | + | |
+ | 特定の Web サイトが稼動しているか、どれくらい時間がかかっているかを知りたいわけではなく、[[: | ||
< | < | ||
- | task_begin | + | |
- | get http://finance.google.com/finance/info?client | + | task_begin |
- | | + | get http://127.0.0.1/pandora_console/include/ |
- | | + | get_content \d+ |
+ | task_end | ||
</ | </ | ||
出力は次のようになります。 | 出力は次のようになります。 | ||
- | {{ wiki:Google_stock_quote.png?700 }} | + | {{ :wiki:pfms-creating_web_modules-goliat_server-img_100.png }} |
- | また、より複雑な HTTP 応答からのデータを収集するための正規表現を設定トークン '' | + | また、より複雑な HTTP 応答からのデータを収集するための正規表現を設定トークン '' |
< | < | ||
- | task_begin | + | task_begin |
- | | + | get https://pandorafms.com/manual/ |
- | | + | get_content_advanced |
- | | + | task_end |
</ | </ | ||
- | <WRAP center round important | + | {{ : |
- | '' | + | |
+ | <WRAP center round important | ||
+ | | ||
+ | * 検索するテキストにカッコが含まれている場合は、バックスラッシュ '' | ||
</ | </ | ||
+ | |||
+ | {{ : | ||
警告または障害状態のしきい値を設定するには、モジュールの設定を使用して、受信した文字列が期待どおりのものであることを確認します。 | 警告または障害状態のしきい値を設定するには、モジュールの設定を使用して、受信した文字列が期待どおりのものであることを確認します。 | ||
行 264: | 行 299: | ||
==== HTTP の簡単な認証 ==== | ==== HTTP の簡単な認証 ==== | ||
+ | |||
いくつかのウェブページでは、[[https:// | いくつかのウェブページでは、[[https:// | ||
- | {{ wiki: | + | {{ :wiki: |
(上記スクリーンショットのように)拡張オプションで設定することも、次の設定トークンを使用して WEB タスク定義で直接設定することもできます。 | (上記スクリーンショットのように)拡張オプションで設定することも、次の設定トークンを使用して WEB タスク定義で直接設定することもできます。 | ||
行 272: | 行 308: | ||
**チェックタイプ(Check type)** | **チェックタイプ(Check type)** | ||
- | HTTP サーバチェックタイプ | + | HTTP サーバチェックタイプ |
**http認証(ログイン)(http auth (login))** | **http認証(ログイン)(http auth (login))** | ||
- | ユーザ名 | + | ユーザ名 |
**http認証(パスワード)(http auth (password))** | **http認証(パスワード)(http auth (password))** | ||
- | パスワード | + | パスワード |
**プロキシ認証レルム(Proxy auth realm)** | **プロキシ認証レルム(Proxy auth realm)** | ||
- | 認証レルム名 | + | 認証レルム名 |
**プロキシ認証(サーバ)(Proxy auth (server))** | **プロキシ認証(サーバ)(Proxy auth (server))** | ||
- | 待ち受けているドメインと HTTP ポート | + | 待ち受けているドメインと HTTP ポート |
**プロキシURL(Proxy URL)** | **プロキシURL(Proxy URL)** | ||
- | プロキシサーバの URL | + | プロキシサーバの URL |
**プロキシ認証(ログイン)(Proxy auth (login))** | **プロキシ認証(ログイン)(Proxy auth (login))** | ||
- | プロキシ接続ユーザ | + | プロキシ接続ユーザ |
**プロキシ認証(パスワード)(Proxy auth (pass))** | **プロキシ認証(パスワード)(Proxy auth (pass))** | ||
- | プロキシ接続パスワード | + | プロキシ接続パスワード |
タスク全体の例: | タスク全体の例: | ||
- | |||
< | < | ||
+ | |||
| | ||
get http:// | get http:// | ||
行 315: | 行 351: | ||
| | ||
| | ||
+ | |||
</ | </ | ||
+ | |||
+ | <WRAP center round important 60%> '' | ||
+ | |||
+ | </ | ||
+ | |||
==== WEB サービスおよび API モニタリング ==== | ==== WEB サービスおよび API モニタリング ==== | ||
+ | |||
Pandora FMS と Goliat webチェックにて、[[https:// | Pandora FMS と Goliat webチェックにて、[[https:// | ||
例えば、動作しているときに数値(0からn)で返すような特定の Web API を監視したい場合、次のようなコードで、Pandora は何も応答が無い場合に障害と認識します。 | 例えば、動作しているときに数値(0からn)で返すような特定の Web API を監視したい場合、次のようなコードで、Pandora は何も応答が無い場合に障害と認識します。 | ||
- | |||
< | < | ||
- | task_begin | + | |
- | get http:// | + | task_begin |
- | | + | get http:// |
- | | + | check_string \n[0-9]+ |
+ | task_end | ||
</ | </ | ||
行 348: | 行 392: | ||
0 | 0 | ||
+ | |||
</ | </ | ||
行 356: | 行 401: | ||
< | < | ||
| | ||
- | get https:// | + | get https:// |
| | ||
| | ||
+ | |||
</ | </ | ||
行 368: | 行 414: | ||
| | ||
| | ||
+ | |||
</ | </ | ||
行 373: | 行 420: | ||
**get_content_advanced** でモジュールを作成することもできます。 | **get_content_advanced** でモジュールを作成することもできます。 | ||
- | |||
< | < | ||
| | ||
行 379: | 行 425: | ||
| | ||
| | ||
+ | |||
</ | </ | ||
この呼び出しは以下を返します。 | この呼び出しは以下を返します。 | ||
- | {{ wiki:APIwiki1.png?600 }} | + | {{ :wiki:apiwiki1.png? |
Pandora FMS は、次のように結果を表示します。 | Pandora FMS は、次のように結果を表示します。 | ||
- | {{ wiki:APIwiki2.png?400 }} | + | {{ :wiki:apiwiki2.png? |
+ | <WRAP center round important 60%> 呼び出しが正しく実行されるように、括弧内にキャプチャグループを適切に定義することが重要です。 </ | ||
- | <WRAP center round important 60%> | + | <WRAP center round important 60%> |
- | 呼び出しが正しく実行されるように、括弧内にキャプチャグループを適切に定義することが重要です。 | + | |
- | </ | + | |
- | <WRAP center round important 60%> | ||
- | API 呼び出しを作成するときは、宛先 API に呼び出しを許可する適切な権限があるかどうかを確認する必要があります。 | ||
- | </ | ||
==== HTTPS モニタリング ==== | ==== HTTPS モニタリング ==== | ||
行 432: | 行 475: | ||
=== LWP の代わりの Curl の利用 === | === LWP の代わりの Curl の利用 === | ||
- | LWP は、複数スレッドで HTTPS リクエストを実行するとクラッシュすることがあります(OpenSSL の制約による)。代替としては [[https:// | ||
- | | + | LWP は、複数スレッドで HTTPS リクエストを実行するとクラッシュすることがあります(OpenSSL の制約による)。代替としては [[https:// |
+ | < | ||
+ | |||
+ | web_engine curl | ||
+ | |||
+ | </ | ||
Pandora FMS サーバを再起動すると、ウェブチェックに LWP の代わりに Curl バイナリが利用されます。 | Pandora FMS サーバを再起動すると、ウェブチェックに LWP の代わりに Curl バイナリが利用されます。 | ||
+ | |||
===== 高度なトランザクション監視 ===== | ===== 高度なトランザクション監視 ===== |