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Pandora:Documentation_ja:Configuration
Pandora FMS には、コンソール、サーバ、データベースの 3つの基本的なコンポーネントがあり、それぞれ正しく動作させるためには設定が必要です。
すでに Pandora FMS をインストール・実行していたり、//アプライアンス//でインストールしている場合でも、より最適な動作のために構成を調整し、修正することを検討してください。
この章では、これら 3つのコンポーネントの設定について説明します。また、パフォーマンスを維持するために重要な、その他のコンポーネントについても説明します。
サーバ
Pandora FMS サーバのデフォルトの設定ファイルは、ディレクトリ
/etc/pandora/
以下にある
pandora_server.conf
です。
Pandora FMS バージョン 7.0NG 752 以降では、グラフィカルインターフェイスを使用して、Pandora FMS サーバに関連するいくつかの変更を行うことができます。(端末からも Web コンソールからも)プレーンテキストで設定ファイルにアクセスする必要はありません。
これを行うには、リモート設定を <code>pandora_server.conf</code> 設定ファイル内で事前に有効にする必要があります。 サーバ表示にアクセスし、データサーバ行で有効になっているリモート設定アイコンをクリックする必要があります。
最初のセクション サーバの機能 で、各サーバの横にあるトークンでサーバを有効または無効にすることができます。
2番目の設定部分では、最適化設定を行う 最適化設定(Optimization settings) もあります。このセクションでは、タイムアウト時間やサーバ専用のスレッドなどのパラメータを変更できます。
そして最後に、他の設定用に予約されたスペース 他のサーバ設定(Other server settings) があります。このセクションには、Pandora FMS 環境に追加されるエージェントが、作成時に特に指定されていない場合にデフォルトで割り当てられるグループ ID を指定することができます。システムに存在しないエージェント ID のデータを受信した場合にエージェントを自動作成するには、エージェントの自動作成を有効にします。
設定ファイルの項目
Pandora FMS の設定ファイルは、UNIX の基本的なプレーンテキストファイルになっています。
#
が先頭にある行は、使われていない設定やコメントです。Windows で設定を編集する場合は、このフォーマットに対応するエディタを利用してください。UTF-8 以外を扱う場合は、Pandora FMS **リモートコンフィグのエンコーディング変更(Change remote config encoding)** パラメータを有効にしてください。全設定パラメータは以下に示します。
servername
コンソールに表示される Pandora FMS のサーバ名を設定します。デフォルトではコメントアウトされており、ホスト名が使われます。
実行中のサーバ名を変更するとリモート監視が停止します。全エージェントにおいてデフォルトの実行サーバの設定を新しいサーバ名に変更する必要があります。また、古いサーバ名をサーバ一覧から削除します。
incomingdir
XML データを受け取るディレクトリを設定します。デフォルトは、/var/spool/pandora/data_in/ です。ここに RAM ディスクや高速なハードディスクを用いることにより、Pandora FMS のパフォーマンスを向上できます。
log_file
Pandora FMS サーバのログファイルを設定します。デフォルトは、/var/log/pandora/pandora_server.log です。
snmp_logfile
Pandora FMS の SNMP コンソールログを設定します。デフォルトは、/var/log/pandora/pandora_snmptrap.log です。SNMP コンソール に Pandora FMS サーバが処理する前の受け取った全 SNMP トラップがあります。
errorlog_file
Pandora FMS のエラーログを設定します。デフォルトは、/var/log/pandora/pandora_server.error です。
daemon
Pandora サーバをデーモンとして動作させるかどうかです。'-D' オプション付きでサーバを起動すると、デーモンとして実行されます。
dbengine
常に 'Mysql' です。(デフォルト値)
dbname
接続するデータベース名です。デフォルトの値は 'pandora' です。
dbuser
Pandora データベースに接続するユーザを設定します。デフォルトは、pandora です。
dbpass
Pandora FMS データベースに接続する時のパスワードを設定します。
dbhost
Pandora FMS データベースが動作するホストの IPアドレスかまたはホスト名を設定します。サーバと同一のホストにデータベースをインストールした場合は、127.0.0.1 です。
dbport
(オプション) データベースの接続ポートを指定する場合に利用します。コメントアウトされている場合は、デフォルトで 3306 が設定されます。
daemon
Pandora サーバをデーモンで動作させるかどうかを指定します。-D オプションを付けてサーバを起動した場合も、デーモンとして実行されます。
verbosity
サーバログの詳細レベルです。設定可能範囲は 0(オフ) から 10(詳細レベル最大) です。10に設定すると、モジュール、プラグイン、アラートを含め、サーバが実行するすべてのログを表示します。
master
マスターサーバの優先順位です。稼働しているサーバで最も値(正の整数です)の大きいものがマスターになります。同じ値の場合はランダムです。0 に設定した場合は、そのサーバはマスターにはなりません。より詳細は、冗長化構成(HA)の章を参照してください。
snmpconsole
SNMP トラップコンソールを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 を設定します。SNMP コンソールは、UNIX のsnmptrapd に依存していますが、サービスは Pandora とともに起動・停止されます。Pandora を起動する前に、システム上に snmptrapd プロセスが起動していないことを確認してください。
snmpconsole_threads
SNMP コンソールのスレッド数です。それぞれのスレッドが SNMP トラップを処理します。デフォルトは '1' です。
translate_variable_bindings
translate_enterprise_strings
snmp_ignore_authfailure
有効化(1)している場合、snmptrapd は “authenticationFailure” トラップを無視します。デフォルトの値は 1 です。
snmp_pdu_address
有効化(1)している場合、snmptrapd はエージェントのアドレスの代わりに pdu アドレスを読み込みます。デフォルトの値は 0 です。
snmp_trapd
snmp_trapd バイナリのパスです。manual に設定すると、サーバは snmp_trapd を起動しません。デフォルトの値は manual です。
snmp_forward_trap
snmp_forward_ip で指定されたホストへの SNMP trap 転送を有効化(1) または無効化 (0) します。
snmp_forward_ip
SNMP トラップの転送先ホストの IP アドレスです。
snmp_forward_version
SNMP トラップ転送で利用する SNMP バージョンです。このトークンでは以下の値が指定できます。
- 1
- 2c
- 3
snmp_forward_secName
SNMP バージョン 3 用です。認証セキュリティ名を定義します。より詳細は、snmpcmd のマニュアルページ を参照してください。
snmp_forward_engineid
SNMP バージョン 3 用です。認証(セキュリティ)エンジン ID を定義します。より詳細は、snmpcmd のマニュアルページ を参照してください。
snmp_forward_authProtocol
snmp_forward_authPassword
SNMP バージョン 3 用です。認証パスワードを定義します。より詳細は、snmpcmd のマニュアルページ を参照してください。
snmp_forward_privProtocol
snmp_forward_privPassword
SNMP バージョン 3 用です。暗号化パスフレーズを定義します。より詳細は、snmpcmd のマニュアルページ を参照してください。
snmp_forward_secLevel
SNMP バージョン 3 用です。セキュリティレベルを定義します。このトークンには以下の値を設定できます。
*noAuthNoPriv *authNoPriv *authPriv
snmp_forward_community
networkserver
Pandora FMS ネットワークサーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。
dataserver
Pandora FMS データサーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。
reconserver
Pandora FMS 自動検出サーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。
pluginserver
Pandora FMS プラグインサーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。
plugin_exec
タイムアウトを制御しプラグインを実行するプログラムの絶対パスの設定です。デフォルトは、/usr/bin/timeout です。利用しているシステムにこのコマンドが無い場合は、代りに Pandora FMS に含まれる /usr/bin/pandora_exec を利用してください。
predictionserver
Pandora FMS 予測サーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。
wmiserver
Pandora FMS WMI サーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。
network_timeout
ICMP 監視のタイムアウト(秒単位)です。デフォルトの値は 2 です。WAN の監視をする場合は、いくつかの監視でより多くの時間が必要となるため、誤検出を避けるためにこの値を増やすことをお勧めします。
server_keepalive
サーバダウンと認識する時間を秒で設定します。各サーバは、サーバの状態をチェックしており、最新の更新よりここに指定した時間を経過すると、ダウンしているものと認識されます。これは、複数のサーバーがある場合の 高可用性 (HA) の仕組みに影響します。
thread_log
通常は '0' ですが、Pandora FMS Server をデバッグしたい場合に '1' にすると、“/tmp/<サーバ名>.<サーバタイプ>.<スレッド番号>” というファイルが作成され、サーバの状態がスレッドごとに定期的に書き出されます。例:
[email protected]# cat /tmp/pandorafms.* 2017-12-05 09:44:19 pandorafms dataserver (thread 2):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms dataserver (thread 3):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:40 pandorafms eventserver (thread 21):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:40 pandorafms eventserver (thread 22):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms inventoryserver (thread 17):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms inventoryserver (thread 18):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms networkserver (thread 4):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms networkserver (thread 5):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms networkserver (thread 6):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms networkserver (thread 7):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms networkserver (thread 8):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms pluginserver (thread 13):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms pluginserver (thread 14):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms predictionserver (thread 15):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms predictionserver (thread 16):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms reconserver (thread 10):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms reconserver (thread 9):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:15 pandorafms webserver (thread 19):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:40 pandorafms webserver (thread 20):PRODUCER Queuing tasks. 2017-12-05 09:44:14 pandorafms wmiserver (thread 11):CONSUMER Waiting for data. 2017-12-05 09:44:39 pandorafms wmiserver (thread 12):PRODUCER Queuing tasks.
server_threshold
メインループの実行間隔を秒で設定します。デフォルト値は 5秒です。
処理が少なくても高い負荷の場合、サーバの CPU とメモリー消費が徐々に増加する状況が発生し得ます。
この値は、server_thread および max_queue_files パラメータとともに、サーバのパフォーマンス調整に使います。
network_threads
ネットワークサーバのスレッド数を設定します。これは、同時にいくつのチェックを実行するかを意味します。数値を増やすと、その分の処理能力が必要になります。20以上のスレッドでは、多くの CPU およびコアが必要です。
icmp_checks
icmp_proc モジュールにおいて、ping を実行する数を設定します。モジュールの状態を正しく認識するためには、少なくとも '1' を設定する必要があります。デフォルト値は '1' です。'5' に設定し初回の ping が ok であれば、以降はスキップされます。
信頼性が低いネットワークの場合は、2 または 3 にすることをお勧めします。大きい値を設定すると、ネットワークセグメント障害の場合、1秒あたりのチェック率が大幅に低下します。
1回の ping 実行の中で何回パケットを投げるかを設定する “icmp_packets” パラメータと混同しないようにしてください。“icmp_checks” は、何回 ping を実行するかの回数を指定します。
icmp_packets
一度の ping 要求で送信する ICMP パケットの数を定義します。デフォルトは 1です。
tcp_checks
TCP の接続リトライ数を設定します。デフォルト値は 1です。
tcp_timeout
TCP 接続のタイムアウト値を設定します。デフォルト値は 30 です。
snmp_checks
SNMP 接続のリトライ数を設定します。デフォルト値は 1 です。
snmp_timeout
SNMP 接続のタイムアウト値を設定します。デフォルトは 3 です。
snmp_proc_deadresponse
通常、(proc) などの SNMP ブーリアンデータの取得に失敗した場合や、NULL が返ってきた場合は、該当モジュールはダウンと認識しますが、このパラメータを 0 に設定することによりそれを無視します。
plugin_threads
サーバで実行するプラグインのスレッド数を設定します。同時にいくつのチェックを実行するかを示します。
plugin_timeout
プラグインのタイムアウト値です。この時間を超えると、モジュールは不明状態になります。デフォルトは 5 です。プラグインの実行に数秒かかるような場合は、この値を大きくする必要があります。
wmi_timeout
WMI のタイムアウトを設定します。ここで設定した時間を越えると、モジュールは不明状態になります。デフォルトは 10 です。
wmi_threads
WMI サーバ のスレッド数を設定します。同時にいくつのチェックを実行するかを示します。
recon_threads
自動検出サーバ のスレッド数を設定します。同時にいくつのチェックを実行するかを示します。
dataserver_threads
データサーバのスレッド数を指定します。同時にいくつの XML ファイルの処理を実行するかを示します。データサーバ に特有のルールとして、マシンの物理プロセッサーよりも多くのスレッドが使用されるべきではありません。
mta_address
メールサーバ (MTA) の IP アドレスを設定します。
設定しない場合、Pandora FMS コンソールの MTA 設定が利用されます。Pandora FMS サーバとコンソールで異なる MTA 設定にすることができます。
mta_port
メールサーバのポート番号を設定します。
mta_user
メールサーバのユーザを設定します。(認証に必要な場合)
mta_pass
メールサーバのパスワードを設定します。(認証に必要な場合)
mta_auth
メールサーバの認証の仕組みを設定します。設定可能な値は、LOGIN PLAIN CRAM_MD5 DIGEST-MD です。(必要な場合)
mta_from
メールの発信元アドレスを設定します。デフォルトは、[email protected] です。
mail_in_separate
デフォルトは 1です。1 に設定すると、メールは宛先毎に別便で送信されます。 0 に設定すると、すべての宛先を含む形で1通のメールを送信します。
mta_encryption
SMTP 接続の暗号化タイプです。(none, ssl, starttls)
xprobe2
これを定義すると、自動検出処理でのエージェント検出時にオペレーティングシステム情報検出に利用されます。デフォルトは、/usr/bin/xprobe2 です。
nmap
自動検出サーバに必要なプログラムの指定で、デフォルトは、/usr/bin/nmap です。
fping
ICMP サーバに必要なプログラムの指定で、デフォルトは、/usr/sbin/fping です。
nmap_timing_template
1 から 5 の間で nmap がどの程度アグレッシブに動作するかを指定します。1 はゆっくりですが信頼性があります。5は早いですが信頼性は低くなります。デフォルトは 2です。
recon_timing_template
nmap_timing_template と同じですが、サテライトサーバおよび自動検出サーバのネットワークスキャンが対象となります。
snmpget
SNMP のチェックに必要なプログラムの指定で、デフォルトは、/usr/bin/snmpget です。snmp の標準クライアントの場所を設定します。Windows の場合はバイナリが提供されます。
braa
braa_retries
fsnmp
autocreate_group
データファイル受信により新たなエージェントが作られた場合のデフォルトグループの設定です。ここでのグループの定義が無い場合は、エージェントは XML に含まれるグループで作成されます。
autocreate_group_force
1 に設定すると、新規エージェントは autocreate_group で指定されたグループに追加されます。(エージェントにより指定されたグループは、フォールバックとして利用されます)
0 に設定すると、新規エージェントはエージェントによって指定されたグループに追加されます。(autocreate_group により指定されたグループは、フォールバックとして利用されます)
例えば、次の設定の場合、可能な場合は XML データファイル内で指定されたグループに、そうでない場合は ID 10 のグループに新しいエージェントが所属します。
autocreate_group 10 autocreate_group_force 0
autocreate
この値を 1 に設定すると、システムに存在しないエージェントから XML ファイルを受信したときに、そのエージェントを自動作成します。
max_log_size
Pandora FMS のログファイルの最大サイズをバイトで設定します。設定されたサイズに達すると、既存のファイルは pandora_server.log.old にリネームされ、新たなログファイル pandora_server.log が作成されます。デフォルトは、65536 バイトです。
max_queue_files
入力ディレクトリで指定したディレクトリから Pandora FMS データサーバが読み込む、XML ファイルの最大数です。これにより、データサーバが多くのファイルを読み込みサーバのパフォーマンスに影響を与えることを避けることができます。デフォルト値は 5000 です。
この値が全 XML データを対象にできる程度十分に大きくないと、インクリメンタルモジュールが正しく動作しない場合があります。
use_xml_timestamp
デフォルトは有効(1)で、日時(タイムスタンプ)に XML 内(.data) で定義されたものを利用します。つまり、タイプスタンプは、エージェントで生成されたものを利用します。
無効化(0)すると、XML ファイルのタイムスタンプ、つまり サーバのタイムスタンプ を利用します。これは、エージェントによって生成された日付を 全体的に 使用することを無効にし、すべてのデータ参照の際にサーバの日時を使用したい場合に便利です。タイムスタンプは、Pandora サーバが XML を受信したタイミングになります。
この処理は Pandora FMS バージョン 747 から変更されました。以前のバージョンでは、これはデフォルトで無効となっていました。 エージェントには、エージェントデータをファイルの受信日時で評価する似た機能があります。
auto_restart
デフォルトでは 0 で、無効になっています。有効化すると(秒単位の値)、サーバは N秒ごとに内部的に再起動します(1日= 86400)。このオプションは、一部のスレッドまたは特定の Pandora FMS サーバの制御不能な障害が原因の問題が見られる場合に役立ちます。
restart
デフォルトは 0 です。1 に設定すると、サーバにクリティカルなエラーが発生した場合に、設定した秒数後にサーバを再起動します。
restart_delay
デフォルトは 60 です。restart が有効に設定されているときに、サーバにクリティカルなエラーが発生したあとに再起動するまでの秒数を設定します。
activate_gis
GIS サーバ機能を有効化(1)または無効化(0)します。
location_error
2つの GIS 位置情報を同一の位置と見なすマージン(メートル)です。
recon_reverse_geolocation_file
自動検出における逆ジオロケーションファイルです。これは、MaxMind GPL GeoLiteCity.dat フォーマットを用いた、逆ジオロケーション情報データベースファイルです。設定ファイルでこれが有効な場合は、自動検出およびソフトウエアエージェントを用いた場合のエージェント作成時の IP によるジオロケーションは無効化されます。ジオロケーションは、GIS 機能が全体で無効化されている場合(activate_gis の設定)は動作しません。
recon_location_scatter_radius
自動検出タスクで見つかったエージェントをランダムに配置する範囲の半径(メートル)です。円の中心は、IP の位置情報検出によって決まります。
self_monitoring
サーバには、セルフモニタリングフラグがあります。これは、サーバ内に Pandora FMS サーバの重要なパラメータをモニタリングする仮想エージェントを作成します。これを有効化するには、self_monitoring を 1 に設定する必要がります。
self_monitoring_interval
self_monitoring の時間間隔を秒単位で指定します。
update_parent
XML で親の名前を送信してエージェントが親を更新できるかどうかを定義します。パラメータが設定されていないか 0 である場合はエージェント情報は無視されます。そうでない場合、サーバーが parent_name 属性を持つ XML を受信すると、サーバーはこの名前のエージェントを検索し、見つかった場合は XML エージェントの親を更新します。
wmi_client
デフォルトで利用する wmi クライアントです。
google_maps_description
GPS 座標をテキストの位置情報に変換します(逆ジオロケーション)。これには、Google マップの API を使います。この機能を使えるようにするためには、インターネットアクセスが必要です。また、Pandora FMS サーバから Google API への接続速度により GIS 情報処理のパフォーマンスに影響します。
Google マップ API は有料サービスで認証が必要です。API キーの取得と支払いが必要です。支払いが無いと、数日でサービスが停止します。
openstreetmaps_description
GPS 座標をテキストの位置情報に変換します(逆ジオロケーション)。これには、OpenStreetMap の API を使います。このサービスは Google マップほど正確ではありませんが無料です。また、コードの修正によりローカルサーバーに接続するように変更できるという利点もあります。
webserver
ウェブのチェック(Goliat サーバ)を有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。Web ユーザエクスペリエンス(WUX)監視サーバとは関係ありません。<br><br>
web_threads
web_timeout
web_engine
バージョン 747 以降では、デフォルトで curl が利用されます。このパラメータを “LWP” にすると、ウェブ監視に curl の代わりに Perl の WWW ライブラリ(LWP) が利用されます。
inventoryserver
Pandora FMS リモートインベントリサーバを有効にする場合は 1 に設定します。無効にする場合は 0 に設定します。 インベントリデータがエージェントからデータサーバに送信される場合は、リモートインベントリサーバを有効にする必要はありません。
inventory_threads
exportserver
export_threads
eventserver
event_window
イベントサーバがイベントを探す時間範囲(秒)です。例えば、3600 に設定すると、イベントサーバは最新の 1時間以内に生成されたイベントをチェックします。時間範囲が長いルールがある場合は、この値を変更する必要があります。 非常に大きな値を設定すると、システムのパフォーマンスが低下し、操作に必要なリソース(CPU、RAM)が増えます。
event_inhibit_alerts
1 に設定すると、最後に生成されたイベントが '処理中(in progress)' の場合、(復旧するまで)アラートが実行されません。デフォルトは 0 です。
icmpserver
Enterprise ICMP サーバを有効(1)または無効(0)にします。
icmp_threads
snmpserver
Pandora FMS SNMP サーバを有効(1)または無効(0)にします。
snmp_threads
transactionalserver
transactional_threads
デフォルトは 1です。このパラメータは単なるトランザクションの有無であり、値の変更によってトランザクションサーバの動作が変更されることはありません。
transactional_threshold
トランザクションサーバがトランザクションにかける最大の秒数。
prediction_threads
予測サーバのスレッド数を設定します。
block_size
producer/consumer サーバのブロックサイズの指定で、1ブロックあたりのモジュール数の設定です(15がデフォルトです)。これは、Enterprise SNMP および ICMP サーバによってどの程度の要求が処理されるかに影響します。
dataserver_lifo
有効化(1)すると、XML データファイルはキューではなくスタックで処理され、古いデータ(モジュールの現在のタイムスタンプよりも古いタイムスタンプを持つデータ)は、イベントやアラートを発報しません。デフォルトの値は 0 です。
新しいデータが最初に処理され古いデータが破棄されるため、XML データファイルが蓄積されると、増分モジュールは正確な値ではなくなります。
policy_manager
有効化(1)すると、サーバはポリシーキューを確認します。デフォルトの値は 1 です。
event_replication
有効化(1)した場合、イベントをメタコンソールへ複製する処理が実行されます。この処理は、コンソールで正しく設定されていない場合は有効化されません。デフォルトの値は 0 です。
event_auto_validation
有効化(1)した場合、同一モジュールで新たなイベントが発生すると以前のイベントを自動承諾します。デフォルトの値は 1 です。
event_file
この設定により、Pandora FMS が生成するイベントを CSV フォーマットのテキストファイルに落とすことができます。このオプションを有効化すると、Pandora FMS のパフォーマンスが低下します。
例:
event_file /var/log/pandora/pandora_events.txt
snmp_storm_protection
Pandora FMS の SNMP コンソールは、指定した時間間隔内では、ここで指定した数以上の同一発信元からのトラップを処理しません。この数に達した場合はイベントが生成されます。
snmp_storm_timeout
snmp_storm_protection の時間間隔を秒単位で指定します。
例えば、同一発信元からのトラップを 10分で 1000件までに制限する場合は次の通りです。
snmp_storm_protection 1000 snmp_storm_timeout 600
text_going_down_normal
モジュールが正常状態になったときに生成されるイベントのテキスト。_module_ および _data_ マクロをサポートしています。
text_going_up_critical
モジュールが障害状態になったときに生成されるイベントのテキスト。_module_ および _data_ マクロをサポートしています。
text_going_up_warning
モジュールが正常状態から警告状態になったときに生成されるイベントのテキスト。_module_ および _data_ マクロをサポートしています。
text_going_down_warning
モジュールが障害状態から警告状態になったときに生成されるイベントのテキスト。_module_ および _data_ マクロをサポートしています。
text_going_unknown
モジュールが不明状態になったときに生成されるイベントのテキスト。_module_ および _data_ マクロをサポートしています。
event_expiry_time
これに指定した時間(秒)より古いイベントが自動承諾されます。0 に設定するとこの機能は無効になります。
例えば、生成後 10時間たった時点でイベントを自動承諾するには次のようにします。
event_expiry_time 36000
event_expiry_window
このパラメータは、event_expiry_time の影響を軽減するために利用します。イベントテーブル全体の検索をしなくなります。指定した期間(秒)の最近のイベントのみが自動的に承諾されます。この値は、event_expiry_time より大きい値である必要があります。
デフォルト値は、1日です。
event_expiry_window 86400
snmp_forward_ip
SNMP trap の転送先ホストの IP アドレスです。
snmp_forward_community
転送する時のコミュニティです。
snmp_forward_version
SNMP trap を転送するときに使う SNMP のバージョンです。このトークンには次の値を指定できます。
- 1
- 2c
- 3
snmp_forward_secName
SNMP バージョン 3 の場合のみです。セキュリティ名を定義します。より詳細は、snmpcmd の man ページを参照してください。
snmp_forward_engineid
SNMP バージョン 3 の場合のみです。認証(セキュリティ)エンジンIDを定義します。より詳細は、snmpcmd の man ページを参照してください。
snmp_forward_authProtocol
snmp_forward_authPassword
SNMP バージョン 3 の場合のみです。認証パスフレーズを定義します。より詳細は、snmpcmd の man ページを参照してください。
snmp_forward_privProtocol
snmp_forward_privPassword
SNMP バージョン 3 の場合のみです。暗号化パスフレーズを定義します。より詳細は、snmpcmd の man ページを参照してください。
snmp_forward_secLevel
SNMP バージョン 3 の場合のみです。セキュリティレベルを定義します。このトークンには次の値を設定できます。
*noAuthNoPriv *authNoPriv *authPriv
より詳細は、snmpcmd の man ページを参照してください。
claim_back_snmp_modules
async_recovery
1 に設定すると、非同期モジュールがその実行間隔の 2倍の時間データを受信しなかったら正常状態になります。0 に設定するとその動作が無効にになります。
console_api_url
コンソールの API の URL です。通常は /include/api.php で終わりるものです。
console_api_pass
コンソール API のパスワードです。パスワードは全体の設定セクションにあります。空の設定もできます。
console_user
要求されたアクションを実行する権限を持ったコンソールのユーザです。モジュールグラフイメージをアラートメールに挿入することができる必要があります。
セキュリティ上の理由により、API 用には専用のユーザを使うことをお勧めします。そのユーザでは、コンソールへのアクセスはできないようにし、API へのアクセスも IP で制限します。
console_pass
前述のユーザのパスワードです。
encryption_passphrase
暗号化パスワードの鍵を生成するために利用する暗号化フレーズです。デフォルトではコメントアウトされています。
unknown_interval
モジュールが不明状態になるまでの時間間隔(モジュール実行間隔の倍数)。デフォルトでは、モジュール実行間隔の 2倍です。
global_alert_timeout
アラートの最大処理時間を秒単位で定義します。この時間を超えると実行が中断されます。デフォルトでは 15秒です。この値を 0 に設定すると、Pandora サーバはアラートの実行を中断しません。
remote_config
remote_config_address
リモート設定ファイルを送信する IP アドレスです。デフォルトでは localhost です。
remote_config_port
リモート設定のための tentacle ポートです。デフォルトは 41121 です。
remote_config_opts
拡張設定のための tentacle クライアントに与える追加パラメータです。“” でくくる必要があります。(例: “-v-r 5”)
warmup_event_interval
サーバ起動後から指定した秒数の間、モジュールの状態変化イベントを発生させないようにし、かつモジュールアラートを実行しないようにします。
warmup_unknown_interval
サーバ起動後から指定した秒数の間、モジュールが不明状態にならないようにします。
enc_dir
XML parser 用の追加の .enc ファイルを置くディレクトリです。ここにあるファイルは、起動時にデータサーバによって自動的に読み込まれます。
dynamic_updates
動的間隔の間に動的しきい値を何回再計算するかです。
dynamic_warning
動的な警告しきい値の計算に利用される障害間隔の長さに対するパーセンテージです。値が小さいと、障害と警告のしきい値は近くなります。
dynamic_constant
変わらないデータに対するモジュールの標準偏差を調整するために使用されるモジュールの平均に対する割合。大きい値にすると、動的しきい値の間隔が広くなります。
unknown_updates
デフォルトは 0です。1に設定すると、不明モジュールが不明になった時一度だけでなく定期的に更新されます。不明モジュールに関連付けられたアラートも定期的に評価されます。
wuxserver
wux_host
wux_port
wux_webagent_timeout
syslogserver
syslog_file
syslog_threads
syslog_max
sync_port
sync_ca
sync_cert
sync_key
sync_retries
sync_timeout
sync_address
同期サーバ用の Tentacle サーバのアドレスです。
logstash_host
logstash_port
ha_interval
秒単位の Pandora FMS HA データベースツールの実行間隔。デフォルトでは 30 の記載でコメントアウトされています。
ha_monitoring_interval
秒単位の Pandora FMS HA データベースツールの監視間隔。デフォルトでは 60 の記載でコメントアウトされています。
provisioningserver
provisioningserver_threads
provisioning_cache_interval
ssh_launcher
リモート実行モジュールを実行するスクリプト <b>ssh_launcher.sh</b> への絶対パスを示します。スクリプトのデフォルトのパスは次のとおりです。
/usr/share/pandora_server/util/ssh_launcher.sh
<br>
rcmd_timeout
秒単位でのリモート実行モジュールの最大実行時間です。デフォルトは 10 です。
rcmd_timeout_bin
リモート実行モジュールのタイムアウト処理を実行するファイルへの絶対パスを示します。 これは、<b>ssh_launcher</ b> の使用、Windows から Linux への <b>plink</b> による接続、および Windows システムへの接続でのみ有効です。
- <b>Windows</b> 版 Pandora FMS でのデフォルト実行パスは次の通りです。
C:\PandoraFMS\Pandora_Server\bin\pandora_exec.exe
- <b>Linux</b> 版 Pandora FMS でのデフォルト実行パスは次の通りです。
/usr/bin/timeout
user および group
Pandora FMS バージョン 7 から、カスタムインストールでは、“user” トークン “group” トークンの両方を定義して、ポリシーや一括操作、または “/var/spool/pandora/data_in/conf” にあるエージェントの .conf に関連するものなど、コンソールファイルで変更を行うファイルのユーザとグループを設定することができます。
環境変数
Pandora FMS サーバは、設定ファイルでの設定以外にもいくつかのオプションがあります。特定のケースでは、マシン自体で設定を行うため環境変数が必要です。これには、サーバの起動スクリプトで bash の書式で書かれた変数のファイルを読み込みます。デフォルトでは、/etc/pandora/pandora/pandora_server.env です。
設定可能な変数は次の通りです。
PANDORA_RB_PRODUCT_NAME
この変数は、サーバによって表示される初期メッセージ内の製品名をカスタマイズするのに利用します。そうしないと、データベースがロードされるまではカスタム名にはなりません。
PANDORA_RB_COPYRIGHT_NOTICE
この変数は、サーバによって表示される初期メッセージ内の製品作者名をカスタマイズするのに利用します。そうしないと、データベースがロードされるまではカスタム名にはなりません。
環境変数の例
#!/bin/bash PANDORA_RB_PRODUCT_NAME=“Custom product” PANDORA_RB_COPYRIGHT_NOTICE=“Custom copyright”
SNMPTRAPD の設定
Pandora FMS SNMP コンソールは、SNMP トラップを受信するために snmptrapd を利用します。snmptrapd は、トラップを受信してログファイルを出力する、ほとんどの UNIX システムにある基本的なツールです。Pandora FMS では、snmptrapd をカスタムログファイルを書くように設定し、それを定期的に読み込みます。また、アラートが定義されていれば、それの実行も行います。
以前は、snmptrapd は特に明示的な設定を行わなくてもトラップを受け取っていました。バージョン 5.3 より、受信するトラップを制限するアクセス制御が厳しくなっており、デフォルトではどこからもトラップを受け取りません。
snmptrapd は、正しく設定しないとトラップを受け取れず、Pandora FMS コンソールにトラップを表示することができません。
/etc/snmp/snmptrapd.conf にて、snmptrapd の設定を行う必要があります。もし、なければ、/var/log/pandora/pandora_snmp.log に出力されるワーニングやエラーを確認してください。
基本的な snmptrapd.conf は次のような設定になっています。
authCommunity log public
もし、あなたが利用している Linux ディストリビューションで動作しなければ、あなたが使っているバージョンの snmptrapd でトラップを受信するための設定方法を確認してください。
man snmptrapd.conf
Tentacle の設定
**Tentacle プロトコル** に関する詳細は、[[Pandora:Documentation_ja:Tentacle|こちらの章]]を参照してください。
デフォルトでは、Pandora FMS ソフトウエアエージェントは、データをサーバに送るのに Tentacle プロトコル (IANA http://www.iana.org/assignments/port-numbers により、ポート 41121/tcp が割り当てられています) を利用します。エージェントは、ローカル(NFS,SMB)や、SSH、FTP など、他の方法でデータを送るように設定することもできます。もし、Tentacle プロトコルでデータを送りたい場合は、データを受信するための Tentacle サーバを設定する必要があります。デフォルトでは、Pandora FMS サーバをインストールすると、Tentacle サーバも同じマシンにインストールされます。
Tentacle サーバの設定を調整したい場合は、Tentacle サーバデーモンの起動スクリプトを直接編集します。
/etc/init.d/tentacle_serverd
以下に、Tentacle サーバの設定オプションを示します。
PANDORA_SERVER_PATH
データを受け取るディレクトリのパスを設定します。デフォルトでは /var/spool/pandora/data_in です。
TENTACLE_DAEMON
Tentacle デーモンを設定します。デフォルトでは、tentacle_server です。
TENTACLE_PATH
Tentacle のバイナリのパスを設定します。デフォルトでは /usr/bin です。
TENTACLE_USER
Tentacle デーモンを起動するユーザを設定します。デフォルトでは pandora です。
TENTACLE_ADDR
サーバが待ち受けるアドレスを設定します。0.0.0.0 を設定すると全アドレスで待ち受けます。デフォルトは全アドレスで待ち受ける 0.0.0.0 です。
TENTACLE_PORT
サーバが待ち受けるポート番号を設定します。デフォルトは 41121 (IANA により公式に割り当てられたポート) です。
TENTACLE_EXT_OPTS
Tentacle サーバを実行するときの追加オプションを設定します。cert (x509) 認証を使うように Tentacle を設定できます。
MAX_CONECTIONS
最大同時接続数です。デフォルトは 10 です。
MAX_SIZE
サーバが受け取る最大ファイルサイズをバイトで指定します。デフォルトは、2000000 です。
Pandora ウェブロボットデーモン (PWRD)
Pandora ウェブロボットデーモンは、Enterprise 版のサービスで、ウェブの自動ブラウジングを行うために必要なものです。WUX 機能の一部で、module ライブラリにあります。
以下を含んでいます:
- バージョン 46 の Firefox ブラウザバイナリ
- ウェブブラウジングセッションを記録・実行するための設定済のプロファイル
- セッション自動化サーバ
- ウェブブラウジングセッションレコーダ (.xpi)
PWRD に関するより詳細は、こちらを参照してください。
Phantomjs
Phantomjs は、動的に PDF グラフを生成するのに利用する特別なコンポーネントです。バージョン 7.0NG 724 から必要になり、以前の PDF グラフシステムを置き換えています。計画的な実行やインタラクティブな方法で PDF レポートを生成したり、埋め込みグラフィックスを含むアラート実行などのすべてのコンソールやサーバにおいて、インストールされている必要があります。
バージョン 7.0NG 724 以降の ISO イメージを使っている場合は、すでにライブラリがインストールされているため追加のインストールは不要です。
そうでなければ、以下の手順で Phantomjs をインストールします。
- Linux システムにインストールする場合は、依存パッケージ fontconfig freetype freetype-devel fontconfig-devel libstdc++ が必要です。Windows では必要ありません。
- phantomjs をダウンロードします。この機能の開発・テスト時は、phantomjs 2.1.1 を利用していました。以下のリンクからこのバージョンを取得できます。
- phantomjs をパスに追加したら、それ以上の設定は不要です。そうでなければ、Pandora FMS コンソールで phantomjs バイナリファイルへのパスを設定する必要があります。この場合は、設定(Setting) > 基本設定(General) > phantomjs バイナリパス へ行きます。Web サーバ実行ユーザ(デフォルトでは apache)が、指定した場所でこのファイルを実行できる必要があります。
yum install -y fontconfig freetype freetype-devel fontconfig-devel libstdc++ mkdir -p /opt/phantomjs/bin && cd /opt/phantomjs/bin wget “https://netcologne.dl.sourceforge.net/project/pandora/Tools%20and%20dependencies%20%28All%20versions%29/DEB%20Debian%2C%20Ubuntu/phantomjs” chmod +x phantomjs ln -s /opt/phantomjs/bin/phantomjs /usr/bin/
ウェブコンソール
Pandora FMS ウェブコンソールには、インストール時に生成される設定ファイルがあります。場所は、/consolepath/include/config.php です。 例えば、CentOS であれば次の通りです。
/var/www/html/pandora_console/include/config.php
設定ファイル config.php
設定オプションはファイルの先頭部分にあり、次の通りです。
$config"dbtype"
利用するデータベースのタイプです。デフォルトは MySQL です。
$config"dbname"
接続するデータベース名を設定します。デフォルトは pandora です。
$config"dbuser"
Pandora FMS データベースに接続するユーザ名を設定します。デフォルトは pandora です。
$config"dbpass"
Pandora FMS データベースに接続するユーザのパスワードを設定します。
$config"dbhost"
Pandora FMS データベースのホスト名もしくは IP アドレスを設定します。サーバと同一ホストにインストールしているのであれば、localhost です。
$config"homedir"
Pandora FMS ウェブコンソールのディレクトリを設定します。通常は、/var/www/pandora_console や /srv/www/htdocs/pandora_console です。
$config"homeurl"
Pandora FMS コンソールの URL のベースディレクトリを設定します。通常は /pandora_console です。
$config"public_url"
Pandora FMS サーバが apache の mod_proxy などを使ったリバースプロキシ配下にある場合に、URL を文字列で指定します。
/ から /pandora_console へのリダイレクト
もし、Apache サーバで提供するのが Pandora FMS のみであるならば、ユーザがウェブサーバの / (トップページ)にアクセスしたときに、/pandora_console にリダイレクトさせたいと考えるかもしれません。その場合は、次のような index.html ファイルを作成し、ウェブサーバのドキュメントルート (/var/www や /srv/www/htdocs) に置くと良いでしょう。
[email protected]@
Apache 設定
Pandora には、その機能を実現するファイルが入った一連のフォルダがあります。 これらのファイルへのアクセスを避けるために、コンソール内のいくつかのフォルダには、ファイルへのアクセスを制限する “.htaccess” というファイルがあります。 これを有効にするには、htaccess を使用して権限を上書きできるように、Apache の設定で AllowOverrideを All に設定する必要があります。