Pandora FMS で使われている用語の説明

Pandora FMS で使われている用語の説明

Pandora FMS の基本コンセプト (動画、英語)

Pandora FMS を使い始めるにおいて、使われている用語を明確にすることが重要です。なぜなら、別の監視システムでは似たような概念で独自の言葉が使われているからです。それぞれを明確にして混乱をさけることが重要です。

この章の目的は、Pandora FMS で通常使われている用語の詳細をまとめることです。

*nix 環境

Unix® および GNU/Linux® 環境の両方の略語。

ACL

ACL は、英語の Access Control List の頭文字です。Pandora FMS では、ユーザにグループのプロファイルを割り当てることにより定義されます。

アクション

アクションは、アラートの一機能です。アクションは、(個別の) コマンドを実行します。この個別性により、アクションは特定のパラメータを持つことができます。例えば、eMail コマンドでは、管理者へのメール送信プロジェクトのメーリングリストへのメール送信 など、メールアドレスを指定するコマンドフィールドを設定することにより、アクションを定義することができます。

エージェント

Pandora FMS におけるエージェントは、一つの集まりを意味します。通常は、マシン、システム、またはホスト(コンピュータ)であり、モジュールと呼ばれるさまざまな監視項目の情報を含み、単一のグループに属します。 それは関係性(親子関係)を通じて他のエージェントと関連させることができます。ソフトウエアエージェント も参照してください。

アラート

状況に基づいて、アラートテンプレートを介して設定された自動処理です。異なる関連付けられたアクションを持つことができ、'発報済' または '未発報' の2つのステータスがあります。 Pandora FMS のアラートは、人に警告メールまたは SMS を送信し、何が起こったかを示します。アラートは、テンプレート + アクション + コマンド で構成されます。

アラートテンプレート

アラートの 3つのコンポーネントのうちの一つです。一般的な方法 (正しくは、テンプレートに応じてアラートを実行します) でアラートの設定を定義します。アラートを発生させる状態を定義することができ、それはモジュールの値や状態、また、特定の間隔で発報する最大回数やリカバリ通知オプションに依存します。

アラートのしきい値

アラートテンプレートを設定する時の、時間間隔の制限です。例えば、アラートテンプレートを 10分のしきい値とし、最大のアラート数を 5にすると、10分間隔で 5回以上アラート処理を行わないようになります。リカバリ設定が行われている場合は、アラートはこの時間間隔が終わるまでが発生状態となります。

非同期モニタリング

発生したときのみデータを返すモジュールを非同期モジュールと呼びます。例えば、ログファイルの文字列チェックです。文字列が見つからなければ、モジュールはデータを返しません。ほかには、SNMP トラップがあげられます。エラーが発生した場合 (例えば、電源故障) のみ生成されます。

ブローカーモード

ブローカー モードは、ソフトウェアエージェント を複数 “コピー” して異なる ID でリモートチェックを実行し、Pandora FMS サーバにメトリックを収集できます。ブローカーモードも参照してください。

コマンド

Pandora FMS 外のコンポーネントです。Pandora FMS の内部コマンド以外で、サーバが実行するプログラムや外部ユーティリティをコマンドとして、イベントを生成したりメールを送信したりできます。

パラメータのコメントアウトとアンコメント

通常、ファイルは任意のアプリケーションの実行パラメーターを保存するために使用されます(他にはデータベースに保存されることもあります)。

パラメータを設定する行を使用するのが一般的です。設定は次の行へと続きます。

行頭に特殊文字(たとえば、 または ;)がある行はコメントです。

# This line is a comment.
parameter1 value1

# The following parameter is “commented” and will not be read or taken into account:
# parameter2 value2


コメントアウトは、行の先頭に特殊文字を追加してパラメータ自体をコメントとして配置する対応です(または コメント解除 は、特殊文字を削除してパラメータを有効にします)。

ファイルを保存した後、新しい設定を読み取ってロードするためにアプリケーションを再起動する必要があります(Linux カーネルを介してファイルが変更されたかどうかを検出する機能を持つアプリケーションはほとんどありません)。

コンソール

Pandora FMS コンソール、もしくは、コンソールは、ウェブを通して Pandora FMS を管理するためのウェブアプリケーションです。

障害および警告状態

正常、警告、障害は、モジュールがとりうる 3つの状態です。警告および障害状態は、通常、異なる重要度でのエラー状態を示します。Pandora FMS は、それぞれのモジュールが警告および障害状態になるしきい値を個別に設定することができます。

デーモン

コンピューティングにおけるデーモンは、ユーザーの操作がほとんど、またはまったくないオペレーティングシステム レベルで実行される、グラフィカルインターフェイスのないプログラムです。これは、よく語源として悪魔(demon)に関連付けられることがありますが、「Disk And Execution Monitor」の略語です。

データファイル / XML データ

XML は、Pandora FMS ソフトウエアエージェントが生成するデータファイルです。エージェントモジュールの情報が含まれているほか、エージェント自身の情報 (バージョン、OS など) を含んでいます。

データベース

同じ種類のデータの集合であり、あとから利用するためにシステム的に保持しているものです。Pandora FMS は、リレーショナルデータベースを利用しており、そこにデータを保持しています。特別なものではなく、標準的な言語 (SQL) を使ってアクセスすることができます。

データベーススキーマ

データベーススキーマは、データベース構造を正式な言語で記述したものです。リレーショナルデータベース内に、テーブル、それぞれのテーブルにフィールド、また、フィールドとテーブルの関係を定義しています。

デバッグモード

デバッグモードは、アプリケーションまたはオペレーティングシステムの実行時に、コードの例外(“バグ”)の修正を容易にするために、詳細な段階的な処理およびパラメーター情報を提供するものです。

依存

ライブラリ を参照してください。

ダウングレード

一般に、更新またはアップグレードには、置き換えられるコンポーネントと比較して改善されたコンポーネントが含まれていますが、不便な場合があります。 たとえば、2つの異なるサードパーティの依存関係は、一方が更新され、もう一方が更新されない場合、または最悪の場合、これらの依存関係の 1つが更新されず、連携して機能しなくなる場合に互換性が失われる可能性があります。 これは、使用されているオペレーティングシステムやディストリビューションとも密接に関連しています。

このような特別な場合のために、以前のバージョンへ Pandora FMS サーバを戻す ダウングレード について説明しています。

イベント

イベントとは、監視対象システムで発生するすべてのものです。 表示される情報の範囲は、モジュールステータスの変化、発報または復旧したアラート、システムの再起動またはカスタムイベントです。

ポジティブ/ネガティブな障害

もし、チェックでエラーを返しても実際には問題が発生していない場合、それをポジティブな障害とみなします。エラーを返してないが実際には問題が発生している場合、ネガティブな障害と呼びます。例えば、サーバが正常な時にモジュールが 1を返している場合はポジティブな障害であり、サーバが異常な時に 1ではなく 0を返していればネガティブな障害です。

連続抑制回数

モジュールの連続抑制回数は、モジュールの状態変化を何回まで許すかを示します。これにより、許容範囲回数までの状態変化を、障害として検出されないようにします。例えば、あるモジュールは連続 2回までの状態変化は正常動作内であり得るが、それ以上連続することはないような場合は、正常な状態変化回数の範囲を障害として検出しないよう連続抑制回数を 2 に設定します。

グループ

表示とアクセス権のフィルタリングと制御に使用されるエージェントを含むセットです。ユーザープロファイルと緊密に連携し組み合わせることで、ユーザーが表示できるコンソールの要素を制御するルールを作成します。 グループには他のグループを含めることができます。

ハイバネートまたはハイバネーション

この用語は生物学分野を指しますが、ハイバネート はコンピューティングでも使用され、RAM にあるもの (データや実行中のプログラム) をオペレーティングシステムによって固定ストレージデバイスに完全に保存する処理を指します。 これは、実マシンと仮想マシンの両方に有効です。省エネの分野では、この状態は スタンバイモード とは異なり、仮想マシンの場合であっても節約が大きくなります。

条件の反転

条件の反転は、しきい値の非連続範囲を定義するために使用されます。 たとえば、値が 80 を超えるか 20 を下回ると、モジュールは警告ステータスに切り替わります。

文字列型モジュールでは、しきい値は部分文字列として定義されます。 この例では、パラメータとして渡された部分文字列が含まれていない場合、モジュールは障害状態になります。

カーネル

これは、ハードウェアとコンピュータにインストールされている他のソフトウェアとの通信を行うソフトウェアであり、オペレーティングシステムの心臓部、基礎、および本質を構成するののです。

ライブラリ

コンピュータサイエンスにおけるライブラリとは、一般に マシンコード にコンパイルされた一連のファイルであり、1 つまたは複数のアプリケーションで使用できる機能を備えています。 運用システム。 たとえば、Pandora FMS は Web コンソールに PHP 言語を使用し、PHP で記述された他のライブラリを使用して MysQL データベースに接続します。

ログローテーション

ログのローテーションは、システム管理で使用される自動化された処理であり、ログファイルが古すぎるか大きすぎると圧縮、移動 (アーカイブ)、名前変更、または削除されます (一度に 2 つ以上、ここで適用できる他のパラメータがある場合もあります)。 新たに受け取ったログデータは、通常、ニーモニック名を持つ新しいファイル (同じ場所にある) に送られます。

論理エージェント

エージェント を参照してください。

マージ (コード)

“マージする” という動詞は、新しい機能などを、ソースコード に入れることを指すためによく使用されます。 また、異なる 2 つのサーバのデータベースを 3 つ目のサーバにマージするなど、他の同様の処理にも適用できます。

メタコンソール

メタコンソールは、複数の Pandora FMS システムをまとめて管理・参照することができるウェブポータルです。これにより、異なる監視環境のデータ管理を階層的に一か所から行うことができます。

モジュール

モジュールは、数値または英数字/テキスト値などの個々の情報を格納する単位です。 各モジュールは個々のチェック(CPU、RAM、トラフィックなど)からのデータを格納します。 モジュールはエージェント内に含まれ、常に単一のエージェントに関連付けられます。 エージェントには複数のモジュールを含めることができます。

モニタ

状態を持ったモジュールです。

モザイク

Pandora FMS は、GIS コンソール(地理情報システム)内での処理にこの手法を用いています。モザイクは、Merriam-Webster 辞書の 6 番目の意味によると、「航空機または宇宙船によって撮影された写真で作成された合成地図」です。

ネイティブソフトウエア

ネイティブソフトウェアまたはネイティブデータ形式は、特定のオペレーティングシステムで実行または処理するように設計されたものです。

OpenSSH

OpenSSH (Open Secure Shell) は、SSH プロトコルを使用して、ネットワーク上で暗号化された通信を可能にする一連のアプリケーションです。 それには、デーモン として sshd が実行され、リモートコンピュータからローカルコンピュータへの シェルまたはコマンドライン を開くことができるようにする機能があります。

パッケージ

パッケージは、特定のフォーマットで特定の OS とそのバージョン用にインストールできるように、プログラムや複数のプラグラムをまとめたものです。例えば、OpenSUSE linux であれば RPM パッケージです。

Pandora Web ロボットデーモン

Pandora Web ロボットデーモン (PWRD) は、WUX における監視のために Web ブラウジングセッションを自動化するための必要なツールです。 Enterprise モジュールライブラリ にあります。

SNMP ポーリング

これは、SNMP を介して、監視対象デバイスに対する Pandora FMS による通常の方法での監視処理です。

プロファイル

エージェント参照、エージェント編集、アラートの割り当て、レポートの定義、データベースの管理など、Pandora FMS で可能な操作の “権限” です。特定のグループのユーザーに関連付けられています。

プロキシモード

プロキシモードは、ソフトウェアエージェント がそれ自身によって収集されたメトリックだけでなく、他のエージェントからのデータを Pandora FMS サーバに転送できる機能です。プロキシモード を参照してください。

リモートサーバ

ローカルサーバではなく、ネット上にあるサーバです。

ローテーションメカニズム

ログローテーション” を参照してください。

root ユーザ

*nix 環境 における、オペレーティングシステムの管理専用のユーザであり、ソフトウェアのインストール、設定、保守などの特別な権限を持っています。 他のユーザは、同じ root ユーザグループに属している場合、これらの権限を継承できます。

サーバ

Pandora FMS のサーバは、異なる手法で情報を収集するプロセスの要素です。それらはまた、アラートを実行したり、データをデータベースに送ったりします。それらは Pandora FMS サーバの中でネットワークサーバ、SNMP サーバなどの個々の要素にわかれており、それぞれが特定の処理を実行します。例えば、ネットワークサーバであれば、リモートモニタリングを実施します。これらはすべてPandora FMS サーバの一部であり、必要に応じて有効または無効にすることができるコンポーネントです。

時々、システムについて語るとき、“サーバ” について言及します。

サービス品質保証 (SLA)

サービス品質保証(Service level agreement) または *SLA* は、一般的に、一方がユーザでもう一方がサービス提供者の 2つの当事者間の契約です。

Pandora FMS における SLA は、モジュールの高度なオプション において、連続障害検知抑制を考慮し、監視要素が 障害状態 になった状態を SLA を満たしていない状態としています。

Informes SLA en Pandora FMS (vídeo)

レポートでは、問題を回避するために信頼性を微調整する必要があります。また、 優先順位付けモード を設定します。 (正常または不明の優先順位付け)

Pandora FMS は、モジュールに情報がない場合はモジュールの状態を特定できないため、SLA は有効な 不明 期間と見なされます。 また、計画停止のすべての期間は有効(計画停止は制御されたものであり、モジュールのいずれの状況も受け入れられていると見なされるため)で、警告状態の期間も有効(最適でない状態ですがサービスは引き続き有効)とみなされます。

シェルまたはコマンドライン

キーボードからコマンドを入力するインタフェースです。

SNMP チェック

これらは基本的にTCP チェックであり、確立された特定のプロトコルである SNMP プロトコルを厳密に使用します。 リモート監視も参照してください。

ソフトウエアエージェント

これは、監視対象のローカル情報を収集するために、すべてのタイプのシステム(Windows、UNIXなど)にインストールできるサービスを指します。インストールされているシステム上で実行され、定期的な間隔で情報を収集して送信します。 ソフトウェアエージェントはXML形式のデータファイルを生成します。XMLファイルは、一般には Tentacle プロトコルを使用してネットワークを介して Pandora FMS サーバーに送信されます。

状態

通常は、一つのモジュールの状態を指します。その時点のモジュールの情報を示します。エージェントの状態は、全てのモジュールの最も悪い状態を示します (5つのモジュールがあり一つが障害状態で二つが警告状態、残りが正常であれば、障害状態となります)。グループの状態についても同様です。

スーパー管理者

root と呼ばれる GNU/Linux に存在するスーパーユーザ のように、Pandora FMS にも スーパー管理者 が存在します。

  • Pandora FMS サーバをインストールすると、デフォルトでは、admininternal_API の 2つのユーザが作成されます。
  • この admin ユーザは、最初の スーパー管理者 ですが、唯一ではありません。必要な数追加することができます。
  • それには、新たなスーパー管理者 を割り当てる必要があります。
    • グローバルプロファイル管理者(Administrator) レベルに設定します。
    • スーパー管理者に加えて、Pandora FMS では、プロファイル/グループのユーザへの割り当てで、PM 権限を与えることにより 管理者ユーザを作成することができます。PM 権限を持つユーザは、アラートコマンドを作成できないことや、他のユーザをスーパー管理者として定義できないなどの制限があることを除いて、実質的にスーパー管理者と同じです。

Enterprise 版Enterprise ACL システムを利用している場合、スーパー管理者はその制御から除外されます。他のユーザは Pandora 管理者 プロファイルが割り当てられている場合でも ACL に従います。

  • セキュリティ上の理由から、Pandora FMS スーパー管理者のみがアクセスできる機能があります。

スーパーユーザ

スーパー管理者 を参照してください。

SVN / Subversion / リポジトリ

プロジェクトにおける異なるバージョンのファイルを一つのリポジトリに保存するリビジョン管理システムです。特定のタイミングにおけるファイルのグループをリビジョンと呼びます。複数の人が、プロジェクトの同じリビジョンのファイルをそれぞれ持つことができます。

同期モニタリング

標準の間隔でデータを取得しているモジュールを同期モジュールと呼びます。例えば、5分間隔の温度計測などです。

tarアーカイブ

パッケージと同様に、プログラムや複数のプログラムを TAR フォーマットでまとめたものです。ただし、インストール方法に関する情報や、特定の OS 用の情報は含まれていません。(プログラム自体をまとめたものです)

TCP チェック

伝送制御プロトコル (TCP) を使用すると、この目的のために開かれたポートを介してデバイスやコンピューターに対して、受信確認を伴うクエリを実行できます。 TCP チェックは、各 モジュールしきい値 と比較する特定の応答を求めます。 リモート監視も参照してください。

Tentacle

ソフトウエアエージェントおよびサテライトサーバが Pandora FMS サーバにデータを送信するための、データ転送プロトコルです。Tentacle は、マルチプラットフォームで動作し、セキュアに、そして使いやすいように設計されています。デフォルトでは、41121 番ポート (IANA により割り当てられています) を利用します。

しきい値

モジュール状態 の変化が発生する最小値または最大値。

不明状態

2回以上データを取得できなかった場合のモジュールの状態を不明状態といいます。5分間隔でデータを送信するモジュールであれば、10分間何もデータを受信しないと不明状態になります。データを受信していれば、正常、警告、障害の状態を維持します。

ウォッチドッグ

ウォッチドッグタイマーは、プロセスが実行されていることを時々チェックする電子デバイスであり、異常時はプロセスを再起動します。 用語(コンピュータの正常動作またはCOP timerと呼ばれることもあります)は、ハードウェアからソフトウェアにかけて、単に(プロセスの) ウォッチドッグ として表現しています。

ウィジェット

グラフィカルウィジェット(または単にウィジェット)は、特定の種類のデータを直接操作するための単一の操作ポイントを提供することです。 ウィジェットには、ウィンドウやテキストボックスなど、ユーザが変更可能な情報が表示されます。 言い換えると、ウィジェットは基本的な視覚的構成要素であり、アプリケーションと組み合わされて、アプリケーションによって処理されるすべてのデータと、その操作を行うインタフェースです。

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