Pandora FMS ロードマップ
2004年から Pandora FMS の改善に取り組んでいます。私たちの監視アプローチでは、統合されスケーラブルな単一のソリューションにすべての種類の監視を取り込むことを目指しています。
今後 2年間で、Pandora FMS を市場で最も幅広い用途に利用できる監視ツールにするだけでなく、日常の IT 管理および運用に不可欠なツールにするための飛躍を目指しています。プロセスの自動化、CMDB の作成、セキュリティの監視、および自動化デプロイに取り組んでいます。そして、人工知能も忘れていません。新しい AI 部門にて、ユーザが以前は自分で行わなければならなかった特定の分析を自動化できるようにします。

アップデートとリリース
私たちにとって、ユーザのレビューは不可欠です。それらのおかげで、私たちは新機能を製品に追加する改善をすることができました。2017年の終わりに、ローリングリリースの考え方を採用することを決定しました。これは、将来の “メジャー” バージョンアップのない単一の安定したバージョン、Pandora FMS 7.0 NG ができたことを意味します。 NG バージョン以降、すべての変更は差分で行われます。
2019年には、毎月末に定期的にリリースするポリシーを実践し、現時点では 100% 実現できています。 もちろん、私たちの取り組みの 1つには、必要に応じてセキュリティパッチをすぐに提供することもあります。
2020 および 2021年の今後のチャレンジ

拡張可能なデータベース (ビッグデータ)
インフラストラクチャ、サーバー、およびアプリケーションの同じプラットフォーム内のすべての情報を組み合わせて、最後の監視フロンティアとして、ビジネスアプリケーションの時間を計測し、ボトルネックと過負荷を検出できるようにします。

あらたな統合
2020年と 2021年の目標は、Pandora FMS ライブラリのプラグインとポリシーの範囲を広げることです。 現在、約250あります。

アプリケーションコード APM
Pandora FMS はグローバルプロジェクトであるため、全世界でより多くのパートナーとの活動により、米国と南米での存在感を強化したいと考えています。

サテライトおよび自動検出サーバの改善
ネットワークトポロジー、インフラストラクチャの監視、インベントリ情報をより適切に検出し、将来の CMDB にその情報を統合するために、サテライトサーバと自動検出サーバを改善します。
セキュリティ監視の新たなアプローチ

ワークステーションであろうとサーバであろうと、システムにエージェントがインストールされていると、構成情報と企業セキュリティの主要サービス(アンチウイルス、 バックアップ)を確認できます。 さらに、コンピューターが不審なプロセスを実行しているかどうか、異常な CPU またはネットワークの使用パターンがあるかどうか、または不正なソフトウェアがインストールされているかどうかを検出できます。
我々の インベントリツールは、ハードウェア、ファームウェア、またはアプリケーションのバージョンのインベントリを作成する際に不可欠です。これにより、プリンター、AP、IP カメラ、または管理対象の IoT などの機器、オペレーティングシステム、またはネットワークハードウェアの脆弱性を検出できます。
セキュリティ監視において最も重要なことは、障害の発生を確認することではなく、ランサムウェア攻撃、ボットネット、ビジネスネットワークに出現する安全でないコンピューターなどに起こり得るセキュリティリスクを防ぐことです。
統合されたログとイベント監視により、IDS アラート、ファイアウォール、特定のセキュリティアプリケーションのログを組み合わせて、カスタマイズ可能なダッシュボードを通じて会社のセキュリティインデックスの変化をリアルタイムで表示できます。
私たちの目標は、セキュリティの監視に取り組み続け、監視自体によって提供されるすべての情報を統合し、とりわけ、攻撃の防止とリスクの削減に役立つ新しい機能と使用法を追加することです。
Pandora FMS は、ますますクラウドへ
2019年、Pandora FMS 自動検出を使用したシンプルな監視に向けて大きな一歩を踏み出しました。これは、さまざまなアプリケーションでのエージェントの導入と仮想環境監視を容易にするツールです。
新しい Pandora FMS CTL を使用すると、クラウド(Amazon Web Services、Google Cloud、Azureなど)にオンデマンドの監視環境をデプロイし、メタコンソールノードをデプロイしてプロビジョニングし、それらを更新したり、無人インストールやエージェントのアンインストールを実行したりできます。 この機能を使用すると、各プロセスの正しい操作や他の操作を確認できるため、ユーザは、100% クラウド環境の Pandora FMS における各要素のインストール、アップデート、設定において、100% 自動化された方法で仮想環境を管理できます。
メタコンソールノードをオンデマンドで追加および削除して、効率的、柔軟、スケーラブル、そして自動化された方法で最大 100万台のデバイスを直接制御できるソリューションを検討しています。





オーケストレーション & IT 自動化
アプリケーションデプロイ
中央管理
設定変更
自身のソリューション: サードパーティのソリューションとの統合が不要
カスタムアプリケーションデプロイ
監視の統合
条件によるデプロイ
自動システム管理
監視エージェントベース

IT 自動化
リリース 741 以降、IT 自動化の要である OmniShell を組み込んでいます。これは、現在のエージェントテクノロジーを使用して分散方式でコマンドを実行できるツールです。
サードパーティのソフトウェアなしで、一元化されたコンソールという考え方を保ちながら、Pandora FMS をソフトウェアの展開、修正変更、設定の実行、デプロイの変更、パッチ適用など、自動化できるその他の多くのタスクの IT 自動化の鍵にしたいと考えています。 ポリシーを介して展開され、Linux または Windows マシンとネットワークデバイスに適用されます。


統合 CMDB
監視、自動検出、収集された情報により、リアルタイムで供給される Pandora FMS に完全に統合された独自の CMDB をユーザに提供します。その上で、新しい IT 自動化機能に加えて、同一のスイートのインシデントと変更管理を行う製品である Integria IMS を使用して、ソフトウェアに組み込まれたヘルプデスク ロジックを適用できます。自動検出の開発により、ネットワーク、アプリケーション、およびサービスレベルでの関係をリンクできます。
CMDB が IT 管理の中核となる強力な REST API により、サービスの依存関係を表すグラフの作成、影響シミュレーション(障害、サービス障害)の実施、レポートの作成、そして、サードパーティツールとの完全統合ができます。
人工知能の適用
私たちは特定の人工知能部門を擁しており、とりわけ、パターンの変更を検出し、アプリケーションとしきい値を自動的に警告する AI ソリューションを提供するために尽力しています。
傾向を予測し、自動相関アラートを設定し、CMDB ルールを使用して特定の障害の原因をより適切に検出する(根本原因分析)ために監視履歴分析を実行できるツールを作成したいと考えています。

より使いやすく視覚的なインターフェースに向けて
設計部門は開発部門と協力して、Pandora FMS をより使いやすく、シンプルで視覚的なツールにします。当初から、複雑さを回避するよう努めてきました。そのため、私たちの目標は、インターフェイス、レポート、およびアプリを改善することです。
私たちは、Pandora FMS コンソールを使いやすくするために改善し、充実させるという永続的なコミットメントを持っています。

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Pandora FMS の 30日間の無償トライアルがあります。詳細については、我々の営業チームにお問合せください。