Pandora: Metaconsole: Documentation ja: Arquitecture
1 メタコンソールのアーキテクチャ
メタコンソールのアーキテクチャは、中央ノードとしての メタコンソール と複数のサーバノードである インスタンス から成ります。
インスタンスは、Pandora FMS の通常インストールです。フロントエンドとしてのウェブコンソールおよび、バックエンドとしてのデータを収集したりリモート監視などを実行するサーバから成ります。
バージョン 6.0 からは、メタコンソール自身がサーバを持つように変更されました。 以前のバージョンでは、メタコンソールは自身のサーバを持ちません。
1.1 データはどこにあるのでしょうか?
いくつかのデータはインスタンスにあり、それ以外ではメタコンソールにあるものと、両方にあるものが存在します。これらは正しく同期されている必要があります。
インスタンス内:
- エージェント
- モジュール
- ポリシー
メタコンソール内:
- メタコンソール設定
- コンポーネント
- レポートおよび、テンプレートレポート
- ネットワークマップ
- ビジュアルマップ
- Netflow フィルタ
両方に存在:
- ユーザとプロファイル
- グループ
- テンプレート、アクションおよび、アラートコマンド
- タグ
- カテゴリ
* これらのアイテムはメタコンソールに保存されますが、インスタンスのデータを表示するために使われる設定情報です。それ自身になんらかの機能があるわけではありません。
1.2 情報はどのように取得され編集されるのでしょうか?
メタコンソールは、次の 2種類の方法でインスタンスの情報を取得し編集します。
- アクティブ: メタコンソールからリモートでインスタンスのデータベースまたは API へアクセス (エージェント、モジュール、アラートなどの場合)
- パッシブ: インスタンスからメタコンソールのデータベースへのデータ複製 (イベントの場合)
2 同期
メタコンソールには、ユーザとグループの同期など、要素を同期するためのツールがあります。これは、インスタンスの正しい管理に不可欠です。 メタコンソールから各インスタンスの全情報を管理できるようにするために、同期はメタコンソールで作成されたすべての情報を異なるインスタンスに渡すことにより行われます。
たとえば、インスタンスで作成されたユーザはメタコンソールでは管理できません。一方、メタコンソールでユーザを作成してユーザを同期させると、このユーザはインスタンスに入ることができ、かつ、メタコンソールから管理することができます。
3 伝播
メタコンソールには、コンポーネントの伝播やインスタンス(またはノード)間のエージェントの移動など、要素を伝播するためのツールがあります。 同期とは異なり、メタコンソールの基本的なツールではなくオプション機能です。これは、必要に応じてインスタンス内のデータの可用性を促進するだけです。例えば、異なるインスタンス(またはノード)に適用されたポリシーの利用などです。
たとえば、エージェントをインスタンス A からインスタンス B に移動してインスタンスの負荷を分散させたい場合、このツールを利用すると簡単に実現できます。