Pandora: Documentation ja: User Monitorization

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Contents

1 概要

ユーザエクスペリエンス監視は、ウェブブラウジング (PWR / WUX) と Windows システムのデスクトップアプリケーション (PDR) における操作を自動的に記録する仕組みから成ります。これらの記録は、ブラウザ上でのマウスクリック、テキスト入力、ウェブブラウジングでの検索、デスクトップ上でのアプリケーションを開くことなどです。記録した処理を自動的に実行し、処理にかかった時間などの結果を得ることができます。これを行うために、自動 UX 監視およびウェブエクスペリエンス監視(WUX)があります。

Pandora FMS バージョン 7.0NG 728 からは、UX および WUX 監視は Pandora FMS コンソールに統合されました。両方の機能が一つの画面上に存在します。

Wux ux unifcado.png

次に、WUX および UX 監視の違いと、それぞれの異なる機能について説明します。

2 UX および WUX 監視の違い

両方の監視の仕組みは、Pandora Web Robot Daemon (PWRD) システムを通してウェブブラウジングタスクを実行するために利用されます。

UX システムは、マシンにインストールされたソフトウエアエージェントによって監視を実現します。WUX は、Pandora FMS の内部に統合されたサーバを用いて監視をします。

Pandora Web Robot Daemon (PWRD) は、ウェブブラウジングセッションを自動実行するために必要なサービスです。これは、ユーザの Web ポータルをナビゲートするのに必要なアクションのリストを含むファイルを使用します。

加えて、UX 監視は、Windows デスクトップおよびシステムアプリケーションの自動化タスクを実行することができます。このタイプのタスクは、WUX では実行できません。

Pandora FMS UX は、自動化されたタスクを実行するシステムであり、Pandora FMS に実行結果、所要時間、およびエラーが検出された可能性のあるスクリーンショットを含むレポートを提供します。

UX 向けの Pandora FMS PWR テクノロジーは、ウェブサイトの閲覧、ユーザアクションのシミュレーションを可能にします。 コンテンツ、テキストなどを確認できます。これは、非フラッシュベースの Web サイトおよびアプリケーションを監視するのに最適です。利点としては、より高速でバックグラウンドで実行できることです。

タスクの自動化システムがある場合、Pandora FMS UX では、すでにあるスクリプトを実行し、その実行を監視することもできます。

どのタイプの監視を行うかを指定することが重要です。 どちらの方法も、対応するマシンにインストールされているソフトウェアエージェントのプラグインによる監視実行に基づいています。


Info.png

ウェブトランザクションの実行には、Selenium エンジンを利用します。

 



3 Selenium 3 による Web User Experience (WUX)


WUX サーバでの Selenium デプロイでは、コンテナベースのスタックを使用して、迅速なデプロイと容易なスケーリングを実現します。

3.1 事前設定

DockerとDocker Compose が事前にインストールされている必要があり、CentOS を基本オペレーティングシステムとして使用することをお勧めします。

このインストールは、https://docs.docker.com/engine/install/ にある Docker ドキュメントに従うことをお勧めします。

公式の Selenium イメージは、スタックのインストールとデプロイに使用されます。 これらは https://hub.docker.com/u/selenium から取得できます。

Selenium リポジトリでは、ブラウザを使用したさまざまなイメージを利用できます。Pandora FMS には、Firefox および Chrome コンテナをお勧めします。

3.2 Selenium スタックのデプロイ

Selenium スタックをデプロイするには、まず必要な構成を含む YAML ファイルを作成する必要があります。

# To execute this docker-compose yml file, use `docker-compose -f <file_name> up`
# Add the `-d` flag at the end for detached execution
version: "3"
services:
  selenium-hub:
    image: selenium/hub:3.141.59-zinc
    container_name: selenium-hub
    ports:
      - "4444:4444"
    environment:
      - GRID_BROWSER_TIMEOUT=60000
      - GRID_TIMEOUT=60000
      - GRID_MAX_SESSION=50
      - GRID_CLEAN_UP_CYCLE=60000
      - GRID_UNREGISTER_IF_STILL_DOWN_AFTER=180000
      - GRID_NEW_SESSION_WAIT_TIMEOUT=60000
  chrome:
    image: selenium/node-chrome:3.141.59-zinc
    volumes:
      - /dev/shm:/dev/shm
    depends_on:
      - selenium-hub
    environment:
      - HUB_HOST=selenium-hub
      - HUB_PORT=4444
  firefox:
    image: selenium/node-firefox:3.141.59-zinc
    volumes:
      - /dev/shm:/dev/shm
    depends_on:
      - selenium-hub
    environment:
      - HUB_HOST=selenium-hub
      - HUB_PORT=4444

わかりやすいように、docker-compose.yml として保存します。

設定した内容でコンテナを有効化するには、次のコマンドを実行します。

docker-compose -f <compose-file> up -d

コンテナで実行されているサービスを確認する必要がある場合は、次のコマンドを使用します。

docker-compose -f <compose-file> ps

Selenium サービスの状態とログを表示するには、次のコマンドを使用します。

docker-compose -f <compose-file> logs

適切なチェックが行われた後、グリッドが適切に機能し、ワーカーが設定ファイルでの定義どおりにサインアップしたことを確認するには、次のURLにアクセスします。

http://<ip_selenium_server>:4444/grid/console


Newux4.png

ワーカー数をスケーリングする必要がある場合は、次のコマンドを実行します。

docker-compose -f <compose-file> scale chrome=X firefox=Y

3.2.1 ISO から pwrd イメージのアップロード

Docker Hub サーバに接続してイメージをダウンロードするためのインターネットアクセスがない場合、Pandora FMS ISO に必要なものがすべてあります。

次の手順を実施します。

  • pandora_enterprise ISO を /mnt に準備します
  • pwrd.tar.gz ファイル(600M => 1.7G)を /root へコピーします
  • unzip します
  • イメージをインポートします
$ mount /dev/cdrom0 /mnt
$ cp /mnt/Packages/pwrd.tar.gz /root/
$ cd /root
$ tar xvzf pwrd.tar.gz
$ docker load < chrome.node*.tar
$ docker load < firefox.node.*.tar
$ docker load < hub.3.*.tar

イメージが正しくアップロードされたことを確認するには、次のコマンドを実行します。

docker images

3.3 Selenium サービスインフラストラクチャ

Selenium は、必要なワーカーコンテナーをデプロイするグリッドとして機能するコンテナが有効になっているハブとして機能します。

Newux9.png

3.4 Pandora FMS 設定

集中モード(WUX)を使用するには、Pandora FMS サーバに以下の設定を適用する必要があります。

選択したモードに関係なく、WUX サーバ設定パラメータを Pandora FMS サーバの設定ファイルに追加することにより、ブラウジングセッションから実行の割り当てができます。

Pandora FMS サーバが実行されているのと同じサーバに PWRD サーバを配備した場合は、以下の設定を追加します。

# add to /etc/pandora/pandora_server.conf
wuxserver 1
wux_host 127.0.0.1
wux_port 4444

Pandora FMS サーバの設定ファイルには、キューに入れられたナビゲーションセッションを削除するための新しいトークンがあります。

clean_wux_sessions 1 (default)

3.5 付録: Internet Explorer および Microsoft Edge のワーカー追加

Microsoft ブラウザに対して Web トランザクションを起動する必要がある場合は、目的の Windows バージョンのマシン(物理または仮想)を設定し、以下の公式ドキュメントに従ってドライバーを設定する必要があります。

Internet Explorer ドライバインストールドキュメント:

github.com/SeleniumHQ/selenium/wiki/InternetExplorerDriver

Info.png

32bit のバージョン 3.141 のドライバの利用をお勧めします。64bit 版はパフォーマンスの問題があります。

 


Microsoft Edge ドライバーインストールドキュメント:

https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/webdriver/

Selenium を実行するには、Java が Windows デバイスにインストールされている必要があります。

Java がインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

java -version

次のような出力が得られます。

Newux1.png

サーバをローカルで実行してグリッドに登録するには、Selenium JAR ファイルも必要です。

以下から入手できます。

https://www.selenium.dev/downloads/

Newux2.png

Microsoft Edge サーバを有効化にするには、JAR ファイルがあるディレクトリのターミナルで次を実行する必要があります。

java -jar selenium-server-standalone-<VER>.jar -port 5555 -role node -hub 
http://<ip_selenium_server>:4444/grid/register -browser "browserName=MicrosoftEdge, 
platform=WINDOWS, maxInstances=1"

このコマンドは Internet Explorer サーバを有効化するのと似ていますが、ダウンロードしたドライバーのパスを指定する必要があります。

java -Dwebdriver.ie.driver=<PATH>IEDriverServer.exe -jar selenium-server- 
standalone<VER>.jar -port 5555 -role node -hub 
http://ip_selenium_server:4444/grid/register -browser "browserName=internet 
explorer,platform=WINDOWS,maxInstances=1"

Newux3.png

Template warning.png

Windows ファイアウォールは、コマンド実行時に指定されたポートの通信を許可するように設定する必要があります。例では 5555 および 4444。

 


3.6 記録

Template warning.png

Selenium 2 で作成された記録は正しく機能しない場合があることに注意してください。

 


Selenium バージョン 3 では、新旧両方の記録の両方がサポートされます。

新しいセッションを記録するには、目的のブラウザに Selenium IDE 拡張機能をインストールする必要があります。

次のアイコンは、拡張機能をインストールしたあとに表示される、記録を開始するアイコンです。

Newux10.png

新しい記録プロジェクトを開始するためのメニューが開きます。

Newux5.png

記録が行われると、次のような結果になります。

Newux6.png

Pandora FMS には、Selenium の機能とは別に、監視対象から情報を取得するためのカスタムコマンドがあります。

3.6.1 コマンド

利用可能なコマンドの一覧は、こちら を確認してください。




4 Selenium 2 による Web User Experience (WUX)

4.1 事前設定

4.1.1 Selenium

4.1.1.1 Pandora ウェブロボットデーモン (PWRD) の展開

Pandora Web Robot Daemon は、ユーザーの Web アクセスをナビゲートするために必要なアクションのリストを含むファイルを使用して、Webブラウザセッションを自動化するツールを提供するサービスです。

Pandora サーバに統合され、Enterprise サーバ(Linux) またはモジュールライブラリ(Windows) のインストール時に /usr/share/pandora_server/util/pwrd に置かれています。または、モジュールライブラリからダウンロードできます(Windows)。

ダウンロードは、https://pandorafms.com/library/pandora-ux-and-wux-pwr-recorder/ から行います。

以下が含まれます。

  • Windows 版 Firefox 47 のバイナリ
  • Web ブラウザセッションを実行するために、あらかじめビルドされたプロファイル
  • セッション自動化のためのサーバ (Selenium サーバ)

4.1.1.2 Windows への Selenium サーバの展開

事前準備:

C:\PWR

PWR_Server.zip のダウンロードは、https://pandorafms.com/library/pwr-server-for-ux-monitoring/ から行います。

ファイルの展開:

  • PWR_Server.zip を C:\PWR\ へ展開
  • Firefox プロファイルを C:\PWR\profile へ展開

プロファイルを使用してチェックを実行することは必須ではありませんが、プロキシを使用する場合や、パスワードのオートコンプリートを使用する場合は特に推奨します。 Firefox のプロファイルを作成するには、次のようにします。

Ux1.JPG
Ux2.JPG

ディレクトリを選択します。

Ux3.JPG

プロキシやポップアップなどのオプションを設定するために、新たなプロファイルで Firefox を起動します。

Ux4.JPG

次に、提供された BAT ファイル service_installer.bat を実行してサービスをインストールします。 service_installer.bat が正しく機能するように、内容を変更し、存在するパスにインストールされるようにします。たとえば、Java は、PATH が正しく構成されている場合にのみ動作します。それ以外の場合は、ファイル内にフルパスを指定する必要があります。 最後に、サービスを開始します。

net start PWRSRV

Selenium サーバが起動します。デバッグのために(サービスを中断した時は)手動でも実行できます。 次のコマンドを使います。

java -jar C:\PWR\server\selenium-server-standalone-2.53.0.jar -firefoxProfileTemplate C:\PWR\profile -port 4444 -v

4.1.1.3 Linux への Selenium サーバの展開

事前準備:

PWRD デーモンの Selenium コンポーネントは Java を要求します。以下のようにインストールします。

yum install java 

PWRD で、Linux サーバで Firefox を起動できるようにするには、仮想グラフィック環境を作成するために xorg-x11-server-Xvfb, gtk2 and gtk3 をインストールする必要があります。

yum install xorg-x11-server-Xvfb gtk2 gtk3

リポジトリに無い場合は、rpm ファイルは以下から入手できます。 ftp://rpmfind.net/linux/centos/6.6/os/x86_64/Packages/xorg-x11-server-Xvfb-1.15.0-22.el6.centos.x86_64.rpm

ftp://rpmfind.net/linux/centos/7.4.1708/os/x86_64/Packages/gtk2-2.24.31-1.el7.x86_64.rpm

rpm パッケージを手動でインストールするには次のようにします。

yum install xorg-x11-server-Xvfb-1.15.0-22.el6.centos.x86_64.rpm
yum install gtk2-2.24.31-1.el7.x86_64.rpm

必要なパッケージのインストールをしたら、install_pwrd.sh のインストールに進みます。デフォルトのパスは、/usr/share/pandora_server/util/pwrd/install_pwrd.sh で、次のように実行します。

cd /usr/share/pandora_server/util/pwrd/
./install_pwrd.sh --install

インストールが完了したらサービスを開始します。

/etc/init.d/pwrd start

以下のスクリプトで Selenium サーバを起動できます。

#!/bin/sh
# Monitoring selenium process
if [[ "` ps aux |grep selenium |grep -v grep |grep -v selenium.sh |wc -l `" != "0" ]]; then
   exit
else
   if [[ "`ps aux |grep Xvfb |grep -v grep | wc -l `" != "0" ]]; then
      Xvfb :99 -ac &
      export DISPLAY=:99
   fi
   export DISPLAY=:99
   java -jar /usr/share/pandora_server/util/pwdr/selenium-server-standalone-2.53.1.jar  &
fi

または、手動で以下のコマンドを実行します。

$ Xvfb :99 -ac &
-> Press Enter to continue
$ export DISPLAY=:99
$ java -jar  /usr/share/pandora_server/util/pwdr/selenium-server-standalone-2.53.1.jar -port 4444 &

バージョン 730 以降では、デフォルトのインストールとは異なるユーザとディレクトリでカスタムインストールを実行できるようになりました。

4.1.1.3.1 PWRD 動作モード

PWRD には複数の動作モードがあります。

  • Standalone: このモードでは、PWRD の単一のインスタンスを起動します。インスタンスは Pandora FMS サーバに割り当てられます。
  • HUB: このモードでは、PWRD サービスはブラウザセッションを直接は評価せず、代わりにタスクを実行するためのノードが登録されます。これは、PWRD サービスのクラスタモードです。それぞれの HUB が Pandora FMS サーバに割り当てられます。
4.1.1.3.1.1 Standalone モードの PWRD

Standalone モードの PWRD は、デーモンを起動し、WUX サーバを通してユーザが指示したアクションを実行できるようになります。


Wux pwrd standalone.png


# 起動
/etc/init.d/pwrd start
# 状態確認
/etc/init.d/pwrd status
# 停止
/etc/init.d/pwrd stop
4.1.1.3.1.2 PWRD の "HUB" モード

HUB モードは、ロードバランサーとしてデーモンを起動します。この動作モードでは、システムに登録されたすべてのノード間で負荷をバランシングし、負荷に応じてセッションの実行割り当てをします。

HUB の管理コンソールにアクセスすることにより、HUB の状態を常に確認することができます。

http://hub:4444/grid/console


Wux pwrd hub.png


# 起動
/etc/init.d/pwrd start-hub
# 状態確認
/etc/init.d/pwrd status-hub
# 停止
/etc/init.d/pwrd stop-hub
4.1.1.3.1.3 PWRD ノードの HUB への追加

新たな PWRD ノードを追加するには、以下が必要です。

  • HUB (HUB モードの PWRD)
  • 同一または異なるマシン上の PWRD ファイル
  • ノードをホストするコンピュータから HUB をホストするコンピュータへの TCP/4444 接続

この動作モードでは、サービスはキューに入れられた HUB からのすべての要求を処理し、実行結果を返します。 HUB のみが WUXServer との通信を行い、アクションの実行は透過的です。

# 起動および HUB への登録。"hub" の部分は PWRD HUB のサーバ IP に置き換えてください。
/etc/init.d/pwrd start-node http://hub:4444/grid/register
# 状態確認
/etc/init.d/pwrd status-node
# 停止
/etc/init.d/pwrd stop-node

4.1.1.4 Pandora サーバ設定

選択したモードにかかわらず、一度起動すると、Pandoraサーバーの設定ファイルに WUXServer の設定パラメータを追加して、ブラウジングセッションの実行の割り当てを開始できます。

PWRD サーバーを Pandora FMS サーバと同じサーバに配置するのであれば、次の設定を追加します。

# /etc/pandora/pandora_server.conf へ追加
wuxserver 1
wux_host 127.0.0.1
wux_port 4444

4.1.1.5 Firefox プロファイルへの証明書アップロード

Firefox のデフォルトの CA に含まれていない、自己証明書や CA による証明書を必要とする Web ページの監視を行うこともできます。そのような場合、利用する Firefox のプロファイルに証明書を読み込ませる必要があります。

それには、グラフィカルな環境でブラウザを起動し、URL にアクセスし SSL 証明書を追加するのが一番簡単です。以下に Windows および Linux でのその方法を説明します。

4.1.1.5.1 Windows システムにデプロイした PWRD の場合

この場合、GUI 環境があるのでチェック用のプロファイルを使って Firefox ブラウザを起動するだけです。

Profile 01.png
Profile 02.png

起動したら、アップロードする証明書を使用して URL にアクセスし、ブラウザの例外として追加します。

Profile 03.png
Profile 04.png

別の方法として、SSL 証明書を設定するには、Firefox のオプション、"Privacy & Security" タブにアクセスし、"Query OCSP responder servers to confirm the current validity of certificates" のチェックを外します。

Profile 05.png
Profile 06.png
4.1.1.5.2 Linux システムにデプロイした PWRD の場合

一般的に、Linux サーバがインストールされている場合、グラフィカルなデスクトップ環境は含まれていません。前のケースと同じ手順を実行するには、X を GUI 環境を持つコンピュータにリダイレクトする必要があります。

4.1.1.5.2.1 Linux デスクトップへの X11 のリダイレクト

PWRD サーバから "-X" オプションをつけて SSH 接続をするだけで十分であるため非常にシンプルです。

ssh -X [email protected]_ip_address

その後、Firefox ブラウザを起動すると、デスクトップに画面表示されます。

firefox -p

デフォルトのインストールでは、デフォルトのプロファイルのみ見ることができます。Windows へのインストールの場合と同様に、新しいプロファイルを作成して使用することをお勧めします。

Profile 07.png
Profile 08.png
Profile 09.png

プロファイルが /opt/firefox_profile 以外にある場合、PWRD の起動スクリプト /etc/init.d/pwrd でプロファイルのパスを指定するように編集する必要があります。

PWROPTS=" -firefoxProfileTemplate /path/to/profile/folder"

プロファイルを作成したら、ブラウザを起動します。

Profile 10.png

起動したら、アップロードする証明書を使って URL にアクセスし、ブラウザの例外として追加します。

Profile 11.png
Profile 12.png

他の方法として、SSL 証明書を受け入れたい場合は、Firefox の "Advanced > Certificates" タブのオプションへアクセスし、"Query the OCSP respondent servers to confirm the current validity of the certificates" を選択します。

Profile 13.png
Profile 14.png
4.1.1.5.2.2 Windows デスクトップへの X11 リダイレクト

Windows の場合、リダイレクトを行えるようにするために、Xming などの X サーバをインストールする必要があります。インストールして起動すると、X のリダイレクトができるようになります。

SSH Putty クライアントを用いて、接続前に "Connection > SSH > X11" にアクセスします。そして "Enable X11 forwarding" がチェックされ、"X display location" が "localhost:0" になっていることを確認します。

Profile 15.png

そして、"Session" セクションに戻り、接続を確立します。

Profile 16.png

接続したら、PWRD サーバ上で Firefox ブラウザを起動すると、Windows デスクトップでその画面を見ることができます。

firefox -p

デフォルトのインストールでは、デフォルトのプロファイルのみ見ることができます。Windows へのインストールの場合と同様に、新しいプロファイルを作成して使用することをお勧めします。

Profile 17.png
Profile 18.png
Profile 19.png

プロファイルが /opt/firefox_profile 以外にある場合、PWRD の起動スクリプト /etc/init.d/pwrd でプロファイルのパスを指定するように編集する必要があります。

PWROPTS=" -firefoxProfileTemplate /path/to/profile/folder"

プロファイルを作成したら、ブラウザを起動します。

Profile 20.png

起動したら、アップロードする証明書を使って URL にアクセスし、ブラウザの例外として追加します。

Profile 21.png
Profile 22.png

他の方法として、SSL 証明書を受け入れたい場合は、Firefox の "Advanced > Certificates" タブのオプションへアクセスし、"Query the OCSP respondent servers to confirm the current validity of the certificates" を選択します。

Profile 23.png
Profile 24.png

4.1.2 PWR セッションの記録

Template warning.png

Selenium 3 で実装された、新たなバージョンの Selenium IDE は、Pandora FMS バージョン 745 以降で対応しています。Selenium 3 におけるトランザクションの記録には影響しません。

 


Template warning.png

Selenium 2 でのセッションの記録は、Firefox でのみ実施可能です。

 


User experience 監視の前に、システムが実行する Web ブラウズアクションを記録する必要があります。

これには、モジュールライブラリ に置いている "PWR recorder" ユーティリティを利用します。

記録環境を開始するには、ダウンロードしたファイルを実行します。 環境が起動したら、次のボタンをクリックすることによりレコーダーにアクセスできます。


Iniciar grabador.png


次のようなウインドウが表示されます。


Ux10.JPG


ここから、監視したいウェブサイトをブラウズし、それぞれのステップのアクションがレコーダーに現れます。

記録を停止するには、レコーダーの右上にある次のボタンを利用します。


Ux11.JPG


処理が完了したら、ページのチェックを実施できます。たとえば、特定のテキストの存在を確認して、読み込まれたページが正しいことを確認できます。これには、記録を行っているときに、ブラウザウィンドウのテキスト部分を右クリックし、オプション verifyText を選択します:


Ux13.JPG


テキストチェックアクションを示す新しいステップがレコーダに表示されます。


Ux14.JPG


Play Entire test suite ボタンで全体の流れを再現し、一通り成功するか確認できます。


Ux15.JPG


一連の動作を確認したら、それを保存します(File -> Save Test Case)。 これが、Pandora コンソールで新たな Web 分析モジュールを作成するときにロードするファイルになります。

4.1.2.1 Pandora WUXのトランザクションセッションを記録する

Pandora WUX は、ウェブサイトのブラウジング監視を、それぞれのステップを表す複数のモジュールに分割することができます。

新たなコントロールポイントを追加しフェーズモジュールを生成するには、フェーズを開始したい場所で右クリックします。


Pwrd recorder transaction.PNG


次のテキストをコメントとして書きます。

phase_start:name_of_phase

フェーズは、次のコメントまでに存在するすべてのコマンドと時間の結果を含みます。

phase_end:name_of_phase

phase_start と phase_end の間に実行されるすべてのコマンドが、一つのフェーズとして扱われます。


Pwrd recorder transaction2.PNG


Template warning.png

Selenium 2 で作成された記録は正しく機能しない場合があることを考慮してください。

 


4.2 Web トランザクションの実行

4.2.1 標準実行

あらかじめ記録した PWR セッションを起動するには、pandora_ux_x64.exe を実行します。これは、https://pandorafms.com/library/user-experience-pandora-ux/ からダウンロードできます。

PWR 動作モードとセッションガイドラインを含んだファイルを選択します。エラーのスクリーンショットが、-folder パラメータで指定された場所に保存されます。実行に失敗したときに再実行するための -retries パラメータを利用することもできます。Windows での実行は次のようにします。

pandora_ux_x64.exe -exe PWR -script tests\std.html -retries 3

次のモジュールが返ります。

  • UX_Status_project_name: シーケンスが成功したかどうか
  • UX_Time_project_name: シーケンスを完了するのにかかった時間
  • UX_Snapshot_project_name: エラーが発生した直前のスクリーンショット

正常実行結果例:

<module>
   <name><![CDATA[UX_Status_std.html]]></name>
   <type>generic_proc</type>
   <data><![CDATA[1]]></data>
   <description><![CDATA[Test OK]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
</module>
<module>
   <name><![CDATA[UX_Time_std.html]]></name>
   <type>generic_data</type>
   <data><![CDATA[16.317]]></data>
   <description><![CDATA[Test OK]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_std.html</module_parent>
</module>

エラー実行結果例:

<module>
   <name><![CDATA[UX_Status_std.html]]></name>
   <type>generic_proc</type>
   <data><![CDATA[0]]></data>
   <description><![CDATA[Failed to execute verifyText]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
</module>
<module>
   <name><![CDATA[UX_Time_std.html]]></name>
   <type>generic_data</type>
   <data><![CDATA[15.463]]></data>
   <description><![CDATA[Failed to execute verifyText]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_std.html</module_parent>
</module>

<module>
   <name><![CDATA[UX_Snapshot_std.html]]></name>
   <type>async_string</type>
   <data><![CDATA[data:image/png;base64, iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAA…JRU5ErkJggg==]]></data>
   <description><![CDATA[Image (last error)]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_std.html</module_parent>
</module>

すべて問題なければ、監視を実行するために実行コマンドラインを(マシンにインストール済の) Pandora エージェントに追加できます。例えば以下の通りです。

Windows:

module_plugin C:\Users\artica\Documents\Product\UX-Trans\UX\pandora_ux_x64.exe -exe PWR -script C:\Users\artica\Documents\Product\UX-Trans\PWR\session.html -folder <screenshot path>

Linux:

module_plugin /usr/share/pandora_server/tool/pwrd/firefox/pandora_ux.64 -exe PWR -script /usr/share/pandora_server/tool/pwrd/firefox/TestUX.html -pwr_port 4444	

エージェントが Pandora FMS サーバへデータを送ると、関連するモジュールが作られます。モジュールの関係を見るには、階層モード を有効にします。

Ux33.JPG

前述の通り、実行結果(成功・失敗)は、UX_Status_session.html モジュールで、所要時間(秒)は、UX_Time_session.html モジュールで、失敗時のスクリーンショット(例では空です)は UX_Snapshot_session.html に保存されます。アラートを設定したり個々のグラフを表示したりするには、これらのモジュールを使います。

4.2.2 フェーズごとの実行

前の章で説明した Pandora UX PWR トランザクションの記録がある場合、各フェーズを特定するのに必要なモジュールはシステムが生成します。これは実行は一つ前と関連性が無いことを意味します。対応する htmlファイル(この場合、異なるフェーズを含む)を指定します。

pandora_ux_x64.exe -exe PWR -script tests\std.html –folder C:\probes

次のモジュールが返されます。

  • UX_Time_project_name.phase_order
  • UX_Status_project_name.phase_order

フェーズでエラーが返る場合は、次のモジュールが作成されます。

  • UX_Snapshot_project_name.phase_order

エラー時のスクリーンショットが表示されます。

全体の状態モジュールが、次のラベルで返されます。

  • UX_Global_Time_project_name
  • UX_Global_Status_project_name
  • UX_Global_Snapshot_project_name

エラー時のスクリーンショットが表示されます。

エージェントの実行コマンド設定は前述の例と同じですが、フェーズを含む html ファイルがあります。

Pandora FMS サーバにデータが届くと、モジュールとして表示されます。情報を見やすくするには、モジュールの 階層モード を有効にします。

Ux34.JPG

トランザクションおよびフェーズの詳細を確認するには、エージェントの WUX にアクセスします。

以下の例は、当社のウェブサイトの閲覧処理と複数のアイテムの購入を表しており、5段階に分けて、時間を正確に測定して改善が必要な場所、またはボトルネックが発生している場所がわかるようにしています。


Ux44.JPG


4.2.2.1 データ取得

Pandora FMS UX は、ウェブのブラウジング監視中にウェブコンテンツのデータを取得できます。

この機能を利用するには、Selenium IDE でテストケースにコメントとしていくつかのディレクティブを追加する必要があります。


PWR recorder getValue.png


この例では、監視の実行後に値を取得しています。そして、モジュール(getValue ディレクティブ)として Pandora に追加されます。

値を取得するプラグインを作成するステップは次の通りです。

  • Selenium IDE で、テストケースにコメントを追加します。
  • ディレクティブをコメントで記載します。

データ取得ディレクティブ:

getValue;モジュール名;モジュールデータタイプ;データ取得のための正規表現

各フィールドはセミコロンで区切ります。

  • getValue: UX システムのディレクティブです。
  • モジュール名: Pandora に表示されるモジュール名です。
  • モジュールデータタイプ: Pandora が取り扱えるデータタイプです。(generic_proc,generic_data,generic_data_string,async_proc,async_data,async_string...)
  • Perl 正規表現: perl の正規表現です。カッコ内のデータが取得されます。

以下に例を示します。

 <p>The temperature of the solar plate is: <span class="temperatura">54º C</span></p>

温度を取得したい場合、正規表現を以下のようにします。

<span class="temperatura">(\d+\.*\,*\d*).*</span>

すると、例えばシステムは数値 "54"、または小数点以下の任意の数を取得します。

ディレクティブ全体は次のようになります。

getValue;solar panel temperature;generic_data;<span class="temperature">(\d+\.*\,*\d*).*</span>

5 データ管理と表示

5.1 Pandora FMS コンソールでの Web 分析モジュールの作成

ブラウジングセッションを記録したら、Pandora FMS コンソールのモジュールとして展開します。

そのためには、WUX 機能が有効化されたサーバで任意のエージェントにアクセスし、"Web analysis" モジュールを作成します。

Wux module.PNG


"作成" を選択後、次のフォームに入力します。

Wux form.png
  • モジュール名(Module Name): モジュールWUX(親)、監視結果を持つすべてのサブモジュールはこの新しいモジュールに依存します。
  • パフォーマンステスト実行(Run performance test): 閲覧可否の監視だけでなく、対象のウェブサイトへのアクセスのパフォーマンス統計も監視することを示します。
  • 対象ウェブサイト(Target Web site): 監視、パフォーマンス統計を取る対象のウェブサイト
  • テスト実行サーバ(Execute test from): テストを実行する WUX サーバ
  • ブラウザ(Browser): テストを実行するウェブブラウザ


Template warning.png

ブラウザは、WUX サーバが使用する Selenium グリッドまたはサーバ上にある必要があります。

 


  • 安全でない証明書を受け入れる(Accept insecure certificates): 有効にすると、ナビゲーションの際に安全でない証明書(自己署名、期限切れなど)が受け入れられます。


Template warning.png

このオプションは、GoogleChrome および MozillaFirefox ブラウザーでのみ使用可能であり、テストが Selenium3 サーバによって実行された場合にのみ有効になります。

 


  • データ保存(Historical data): 実行結果のモジュールデータを保存するかどうか。
  • テキスト入力領域: このテキストボックスには、あらかじめ録画したブラウジングセッションのコンテンツファイルをコピー(またはアップロードします。

5.1.1 カスタムマクロ

カスタムマクロは、ブラウジングセッションのファイル内に設定した特定の文字列を、変化する特定の値に置き換える動作をします。

ウェブ解析モジュールの場合、この機能が改善され、値を日時の変数に変換できる 動的マクロ が利用可能になりました。

なぜこの機能が必要なのでしょうか?

会議室を予約するウェブアプリケーションの機能を、ブラウジングセッションを通して監視する必要があるとします。

固定の日時を設定すると、システムはおそらく予約を取り消すことになります。これは、ある時点で過去に予約されている可能性があるためです。たとえば、先週の予約と同じ予約をしようとしている可能性があります。

また、予約の実行が可能な期間を見つけることも必要です。例えば、システムは当月を超えないなど一定の期間内に部屋を予約する必要があります。

数日おきに設定を気にしたりマクロを編集するのを避け、動的マクロを使用することにより、テストを行う翌日の部屋を常に予約するようにシステムを設定することができます。

この機能を利用するには、次のような特定の形式を用います。

@DATE_FORMAT (ユーザ定義フォーマットでの現在の日付/時間)
@DATE_FORMAT_nh (時間)
@DATE_FORMAT_nm (分)
@DATE_FORMAT_nd (日)
@DATE_FORMAT_ns (秒)
@DATE_FORMAT_nM (月)
@DATE_FORMAT_nY (年)

"n" は、符号なしの数値(正の数)または負の数です。

書式は、perl の strftime に従います。

例:

@DATE_%Y-%m-%d %H:%M:%S
@DATE_%H:%M:%S_300s
@DATE_%H:%M:%S_-1h

5.2 データ表示

WUX で生成された情報は、次のようにモジュールに表示されます。モジュール一覧の中で階層表示を有効化することにより、情報をより分かりやすく表示します。


WUX modules.PNG



階層表示では、次のモジュールを見ることができます。

  • module_Global_Status: ブラウズ完了の 全体の 状態を表示します。
  • module_Global_Time: ブラウズ完了の 全体の 所要時間を表示します。
  • module_Global_Screenshot: ブラウズでエラーとなった画面キャプチャで、エラーの場合のみ生成されます。
  • module_Phase X: フェーズ名_Status: フェーズ X におけるブラウジングの状態を示します。
  • module_Phase X: フェーズ名_Time: フェーズ X における所要時間を示します。

例: エラー画面スクリーンショット


Wux screenshot.png


Template warning.png

注意: Pandora FMS 7.0NG 712 以前のバージョンからアップグレードした場合は、少し変更する必要があります。

 


WUXServer によって生成された画面キャプチャを保存するには、データベースにて次の操作を行う必要があります。

alter table tagent_status modify column data mediumtext;
alter table tagent_data_string modify column data mediumtext;

この操作を行わないと、全てのスクリーンショット見ることができない可能性があります

エージェントの WUX セクションにアクセスすることによって、トランザクションとフェーズの追加の詳細を見ることができます。

Wux nueva imagen.png

ウェブサイトの統計情報は、以下の概念でまとめられています。

  • Stats_TT: ウェブサイトの取得にかかるトータルの時間。
  • Stats_TDNS: 対象の IP アドレスを名前解決するためにかかるトータルの時間。
  • Stats_TTCP: TCP の接続にかかった時間。
  • Stats_TSSL: SSL のネゴシエーションにかかった時間。
  • Stats_TST : データ転送が開始されるまでにかかった時間。
  • Stats_TTC : データ転送にかかった時間。すべての処理にかかった時間の合計です。
  • Stats_TTR : ページのコンテンツの転送にかかった時間。
  • Stats_TTR_main: HTML コードを転送するのにかかった時間。
  • Stats_TTR_image: 画像(png|jpg|jpeg|bmp|tiff|gif|webp|svg)の転送にかかった時間。
  • Stats_TTR_css: スタイルシートを転送するのにかかった時間。
  • Stats_TTR_js: JavaScript ファイルを転送するのにかかった時間。

5.3 ウェブ解析モジュールへのアラートの割り当て

ウェブ解析モジュールに関するアラートは、Pandora FMS の全体のアラートシステムと同様です。

互換性を保つため、次のようにウェブ分析モジュールによって生成されたサブ要素にアラートテンプレートを割り当てることをお勧めします。

  • 全体のブラウジングの状態
  • 時間閾値に関するアラート
  • 結果のスクリーンショットモジュールで、警告テンプレートを "常時" に設定したアラート

5.4 ダッシュボードの新たなウィジェット

ブラウジング情報を表示するための新たな 2つのウィジェットが追加されています。

ブラウジングのフェーズの状態ウィジェット。


Widget wux fases.PNG


ウェブサイトの統計ウィジェット。


Widget wux stats.PNG


6 デスクトップ UX (PDR)

6.1 PDR の展開 (Windows のみ)

PDR は Windows でのみ動作するように設計されています。Pandora エージェントで実行されるとき プロセスモード で実行する必要があります。サービスモードでは動作しません。デスクトップセッションのブロックはできませんので、仮想マシンの利用をお勧めします。

事前準備:

  • デスクトップモード、自動起動、自動ログインでの Windows OS

設定には以下を実行:

control userpasswords2

"このコンピュータを使うにはユーザ名とパスワードが必要(Users must enter a user name and password to use this computer)" のチェックを外します。

Ux5.JPG

環境設定するには、以下のディレクトリを作成します。

C:\PDR

https://pandorafms.com/library/pdr-cmd-for-ux-monitoring/ から入手した "PDR.rar" ファイルを C:\PDR へ展開します。

6.2 PDR セッションの記録

レコーダーを起動するには、以下のスクリプトを実行します。

C:\PDR\pdr


Scriptwux22332.png


起動したら、レコーディング環境に入ります。

Ux18.JPG

実行するアクションを選択し、それらを適用する領域でスクリーンショットを実行します。 以下に、最も一般的な例を示します。

一般的なアクション:

Ux19.JPG

フロー制御アクション:

Ux20.JPG

このスクリプト言語の詳細は、http://sikulix-2014.readthedocs.io/en/latest/index.html を参照してください。

プロジェクトが記録されると、次の要素を持つファイルが作成されます。

  • 自動実行コードを含んだ .py ファイル
  • ウェブブラウザ制御イメージ

実行の簡単な例としては、Windows の電卓が正しく動作するかどうかを確認します。 一度に1つずつスライドさせる方法を見てみましょう。

1. "click" アクションを選択し、アクションをしたいエリアを選択します。画面が "エリア選択" モードに変わります。

Ux21.JPG
Ux22.JPG

2. type アクションとテキスト "calc" を入力し、電卓が表示されるのを待ってクリックします。電卓が操作できるようになったら、次のようにアクションを入力します。

Ux23.JPG

3. 関連する部分クリックし、以前と同様の領域を選択します。

4. 最後に、保存して Run をクリックして実行します。

重要な注意点:

  • 記録環境内の任意の画像をダブルクリックすると、クリックする場所を正確に選択するなど、コントロールキャプチャの詳細を調整できます。
  • オペレーティングシステムの遅延によって実行が停止しないように、各クリックの間に「待機」アクションを入力することを強くお勧めします。
  • レコーダーはスクリーンショットのような領域を探しますので、ボタンがその上に置かれているときに強調表示されているものがあれば特に注意する必要があります(たとえば、カーソルがそれらの上にあるときに電卓のボタンがオレンジ色に変わります)。

記録を保存したフォルダに、python ファイルと画像ファイルがあります。

Ux24.JPG

注意:次のコードを使用して、PDR レコーディングエンジンからによるキャプチャ内容をカスタマイズできます。

## OPTIONAL ##capture file names
import shutil
file = "C:\probes\screenshot_prueba.sikuli.png"
focusWindow = App.focusedWindow()
regionImage = capture(focusWindow)
shutil.move(regionImage, file)

これは、指定したファイルに、指定した特定の時間のアクティブウインドウのスクリーンショットを作成します。 座標を使用してスクリーンショットをカスタマイズすることができます。次の構文を用います:

capture(x, y, w, h)

ここで、変数は以下の通りです。

X: キャプチャしたい領域の X 軸の位置

Y: キャプチャしたい領域の Y 軸の位置

W: キャプチャしたい幅

H: キャプチャしたい高さ




6.2.1 Pandora UX PDR でトランザクションセッションの記録

特別なセッションの記録は必要ありません。異なるスクリプトでセッションを記録するだけです。Pandora UX は、複雑なトランザクションの結果を返し整理します。次の段階では、正しく動作させるための実行の呼び出し方を見ていきます。

トランザクション処理を作成するために複数のレコーディングを行う場合は、記録時に探している要素が存在することに注意する必要があります。 単一のトランザクション処理ごとに、レコーディング内容を手動で実行することをお勧めします。手動で実行してみたあとに、アクションが期待どおりに行われるようにします。

次の例では、上記の例のプロセス次の段階を構成する記録プロセスを確認できます。電卓の結果をメモ帳にペーストします。以下に例を示します。

Ux40.JPG

ここでは、テキストファイルを特定の場所に保存し、前のファイルを上書きするという別の手順を示します。これにより、柔軟性が大幅に向上し、並行してファイルの監視が可能になり、ヘビー級のデスクトップアプリケーションに対するさまざまな情報を扱えます。この 3つ目のシーケンス例は、以下のステップからなります。

Ux43.JPG

6.3 PDR セッションの実行

6.3.1 標準実行

あらかじめ記録した PDR セッションを起動するには、pdr.cmd ファイルを置いた場所とともに動作モードを指定します。このファイルの引数は "-r"、セッションガイドラインを含むファイル(-script)を指定し、スクリーンショットが保存されるディレクトリ(-folder)の指定は "\"で終了します。実行失敗時にスクリプトを再実行するための -retries オプションも利用できます。

次の実行では、スクリーンショットはアクティブウインドウのみが対象です。

pandora_ux_x64 -exe C:\PDR\pdr -args -r -script C:\pandora_ux\calculadora.sikuli -folder C:\pandora_ux\ -ss_config active -retries 3

次のモジュールが返されます。

  • UX_Time_project_name
  • UX_Status_project_name
  • UX_Control_Snapshot_project_name (初回の実行時のみ)

フェーズでエラーが発生した場合は、次のモジュールが作成されます。

  • UX_Snapshot_project_name

エラー時には、アクティブウインドウの画像が表示されます(-ss_config が有効な場合)。

正常時の実行結果例:

<module>
   <name><![CDATA[UX_Status_calculadora.sikuli]]></name>
   <type>generic_proc</type>
   <![CDATA[1]]>
   <description><![CDATA[C:\pandora_ux\calculadora.sikuli execution completed Control snapshot rebuild ]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
</module>
<module>
   <name><![CDATA[UX_Time_calculadora.sikuli]]></name>
   <type>generic_data</type>
   <![CDATA[20.204]]>
   <description><![CDATA[C:\pandora_ux\calculadora.sikuli execution completed Control snapshot rebuilt ]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_calculadora.sikuli</module_parent>
</module>
<module>
   <name><![CDATA[UX_Control_Snapshot_calculadora.sikuli]]></name>
   <type>async_string</type>
   <![CDATA[data:image/png;base64, IBCAIAAAAOCnfhAAAAAXNSR…/4x79e/7757f8H2C00s1C73yMAAAAASUVORK5CYII=]]>
   <description><![CDATA[Control image rebuilt]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_calculadora.sikuli</module_parent>
</module>

エラー時の実行結果例:

<module>
   <name><![CDATA[UX_Status_std.html]]></name>
   <type>generic_proc</type>
   <![CDATA[0]]>
   <description><![CDATA[Failed to execute verifyText]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
</module>
<module>
   <name><![CDATA[UX_Time_std.html]]></name>
   <type>generic_data</type>
   <![CDATA[15.463]]>
   <description><![CDATA[Failed to execute verifyText]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_std.html</module_parent>
</module>
<module>
   <name><![CDATA[UX_Snapshot_std.html]]></name>
   <type>async_string</type>
   <![CDATA[data:image/png;base64, iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAA…JRU5ErkJggg==]]>
   <description><![CDATA[Image (last error)]]></description>
   <tags>UX</tags>
   <module_group>UX</module_group>
   <module_parent>UX_Status_std.html</module_parent>
</module>

すべて問題なければ、Windows マシンの Pandora FMS エージェントのプラグインとしてコマンド設定を行います。以下に例を示します。(1行です)

module_plugin C:\Users\artica\Documents\Producto\UX-Trans\ux\pandora_ux_x64.exe -exe C:\PDR\pdr.cmd -args -r -script C:\PDR\calc.sikuli -folder C:\PDR\ -ss_config active -checkpoint -post "taskkill /F /IM calc.exe"

ご覧の通り、実行にはオプションが追加されています。パラメータ --checkpoint は、エラーが無かったとしても最終結果のスクリーンショットを表示します。-post は、セッションの実行が完了した後にアクションを実行します。この場合、ウインドウを多重に開くなどを防ぐために、電卓のプロセスを終了します。

エージェントに module_plugin の設定ができたら、プロセスモードでの起動準備完了です。管理者権限のコマンドラインから以下を実行します。

"C:\Program Files\pandora_agent\PandoraAgent.exe" --process

PandoraAgent.exe の場所はインストールに依存します。

起動すると、どのようにアクションが記録に従って自動的に実行されるかを見ることができます。ここからは、エージェントのプロセスは終了してはいけません。 また、リモートデスクトップで開始したセッションや実行は中断してはいけません。マシンには触れない状態にしておきます。これが、仮想マシンが必要である理由です。

Imagen nueva pdr.png

Info.png

他の自動監視のテストがある場合、次のようにしてPandora FMS に読み込むことができます。

 


pandora_ux.64 -exe <exe of the aumotatic monitoring system> -args <system parameters> -script <file PAHT of the test>

6.3.2 トランザクションベースの実行

いろいろな処理が記録され、正しく機能することが確認されたら、PDR で以下を実行します。

C:\Users\artica\Documents\Producto\UX-Trans\ux\pandora_ux_x64.exe -exe C:\PDR\pdr.cmd -args -r -t calculadora_trans -script C:\PDR\calc.sikuli,C:\PDR\savecalc.sikuli,C:\PDR\savefile.sikuli -folder C:\PDR\ -ss_config active

見ての通り、-scrit のパラメータで新たなスクリプトの場所を指定する必要があるだけです。前のスクリプトとはカンマで区切ります。また、-t パラメータですべての異なるフェーズをカバーするトランザクションの名前を指定します。より多くのフェーズがあったとしても設定の考え方は同じです。以下に例を示します。

pandora_ux_x64.exe -exe C:\PDR\pdr.cmd -args -r -t proceso_transaccional -script C:\PDR\script1,C:\PDR\script2,C:\PDR\script3,C:\PDR\script4 -folder C:\PDR\ -ss_config active

この例では、次の行をエージェントの設定ファイルに追加します。

module_plugin C:\Users\artica\Documents\Producto\UX-Trans\ux\pandora_ux_x64.exe -exe C:\PDR\pdr.cmd -args -r -t calculadora_trans -script C:\PDR\calc.sikuli,C:\PDR\savecalc.sikuli,C:\PDR\savefile.sikuli -folder C:\PDR\ -ss_config active -checkpoint -post "taskkill /F /IM calc.exe"

-checkpoint パラメータで、それぞれのフェーズの最終スクリーンショットを Pandora コンソールに表示することができます。

フェーズごとに、以下のモジュールが返ります。

  • UX_Time_project_name.phase_order
  • UX_Status_project_name.phase_order

フェーズでエラーになった場合は、次のモジュールが作成されます。

  • UX_Snapshot_project_name.phase_order

エラーの場合は、エラーが発生した時点の画像が表示されます。

次の名前で全体のまとめのモジュールも返されます。

  • UX_Global_Time_project_name
  • UX_Global_Status_project_name
  • UX_Global_Snapshot_project_name

エージェントがプロセスモードで動き、モジュールを Pandora FMS が受け取ると、コンソールで見ることができます。繰り返しになりますが、階層モード で、モジュール間の関係とフェーズ間の区切りがわかりやすく表示されます。

Ux41.JPG

フェーズとタイムチャートの詳細は、トランザクションの画面で見ることができます。

Ux42.JPG

エラーのスクリーンショットは、UX クライアント(PWR)と PWR サーバが共に同じマシンで動作しているときにのみ表示されます。そうでない場合は、Pandora で画像を表示するために、PWR サーバの画像配布ディレクトリがクライアントからアクセスできる必要があります。

同じモジュールを使用して、アラートを作成し、システムの時間経過に伴う変化を表示するために、履歴表示やグラフ生成ができます。

システムを再起動したときなどに実行の中断を避けるために、システムが起動したときに、Pandora エージェントをプロセスモードで起動させるプログラムタスクを作成することと、パスワード無しでマシンへ自動ログインし、エージェントが確実に実行されるようにすることをお勧めします。


Ux26.JPG


Ux27.JPG


Ux28.JPG


Ux29.JPG


Ux30.JPG


Ux31.JPG


Ux32.JPG


これにより、対象の Windows インスタンスでは、マシンが再起動しても Pandora FMS エージェントが常にプロセスモードで実行され、常にPDR プローブによって収集されたデータを送信できることが保証されます。

さまざまなデスクトップシステムでは問題が発生する可能性があります。そのため、前述の設定を使い、デスクトップモードで自動起動を単一のデスクトップ使用することをお勧めします。