Pandora: Documentation ja: Incidence Management
1 Integria IMS を通しての Pandora FMS でのインシデント管理
1.1 概要
Pandora FMS は、Integria IMS チケット管理ツールと統合できます。
Integria IMS はオンプレミスのインシデント管理ソフトウエアです。Pandora FMS スイートに属し、さまざまなプロファイルをサポートし、内部監査に対応したマルチユーザおよびマルチグループで設計されています。
Pandora FMS と Integria IMS の通信は、Integria IMS API を通して行われます。
1.2 Pandora FMS を通しての Integria IMS の利用
統合は、Pandora FMS のコンソールの設定メニューから行います。
ここで、Integria IMS との統合の設定画面にアクセスします。ここには、アカウントにアクセスするために必要な情報を入力します。次のフィールドがあります。
- ユーザ(User): Integria IMS と接続するためのユーザ。
- パスワード(Password): ユーザのパスワード。
- API ホスト名(API Hostname)
- API パスワード(API Password)
- 要求タイムアウト(Request timeout): API リクエストの最大待ち時間です。0 で無効化します。
- テスト(Test): 接続テストをします。
正しい情報を入力し終わったら、アラートデフォルト値(Alert default values) および イベントカスタム応答(Event custom response) という別の 2つのセクションがあります。
- アラートデフォルト値(Alert default values):
アラートを通して作成されるチケットのデフォルト値として使われます。
- イベントカスタム応答(Event custom response):
イベント応答を使用してチケットを作成するときにチケットが持つデフォルト値を設定するために使用されます。
1.2.1 カスタム応答設定
- デフォルトグループ(Default group): チケットに割り当てられるグループです。これは、Integria API の "get_groups" により取得したものです。
- デフォルトの重要度(Default criticity): チケットの優先順位です。これは、Integria API の "get_incident_priorities" により取得したものの選択です。
- デフォルトの所有者(Default owner): チケットの所有者です。これは、Integria API の "get_users" により取得したものです。
- チケットタイプ(Ticket type): Integria API の "get_types" により取得したチケットのタイプです。
- チケットタイトル(Ticket title): デフォルトのチケットタイトルのテキストです。
- チケットの説明(Ticket description): デフォルトのチケットの説明テキストです。
1.3 Integria IMS インシデント
前のセクションのセットアップをすると、Integria IMS Incidents という新しいサブメニューがワークスペースメニューに追加されます。
ここには、Integria IMS にあるすべてのチケットのリストがあります。 そこから、それらをフィルタリングして CSV 形式でエクスポートできます。
このリストには、次のフィルターができる検索エンジンも含まれています。
- テキスト(Text): ID、タイトル、説明のテキスト検索フィールド。
- 状態(Status): Integria IMS API の "get_incident_status" から得られたチケットの状態。
- グループ(Group): チケットに割り当てられたグループ。Integria IMS API の "get_groups" から取得されます。
- 優先度(Priority): チケットの優先度。Integria IMS API の "get_incident_priorities" から取得されます。
- 作成者(Creator): 誰がチケットを作成したか。Integria IMS API の "get_users" から取得されます。
- 所有者(Owner): チケットに割り当てられたユーザ。Integria IMS API の "get_users" から取得されます。
- 解決(Solving): チケットの解決です。Integria IMS API の "get_incident_resolutions" から取得されます。
- 作成日時(Creation date): 作成した日時。
さらに、適切な権限があれば、それらを編集または削除できます。
チケット名をクリックすると、詳細表示にアクセスできます。
権限がある場合、コメントと添付ファイル管理ボックスが下部に表示されます。 次の画面で編集できます。
以下のメニューは、ヘッダーのタブからアクセスできます。
- 作成/編集
- チケットの詳細表示
- チケット一覧
- 設定
1.3.1 手動でのチケット作成
チケットは、作成フォームまたはイベントのカスタム応答を使用して手動で作成できます(この場合、マクロも使用できます)。
設定でデフォルト値を入力する必要があります。 作成操作は、"create_incident" API の呼び出しを通じて行われます。
次の基本セクションがあります。
- タイトル(Title): テキストフィールド。
- タイプ(Type): Integria IMS API の "get_types" 呼び出しにより取得されます。
- グループ(Group): チケットに割り当てられたグループ。Integria IMS API の "get_groups" 呼び出しにより取得されます。
- 優先度(Priority): チケットの優先度。Integria IMS API の "get_incident_priorities" 呼び出しにより取得されます。
- 作成者(Creator): チケットに割り当てられた作成者。Integria IMS API の "get_users" 呼び出しにより取得されます。
- 所有者(Owner): チケットに割り当てられたユーザ。Integria IMS API の "get_users" 呼び出しにより取得されます。
- 状態(Status): Integria IMS API の "get_incident_status" 呼び出しにより取得したチケットの状態。
- 説明(Description): テキストフィールド。
1.3.2 自動チケット作成
チケットは自動で作成することもできます。これにより新たなアラートコマンドが作成されます。これは内部コマンドであり、変更することはできません。
新たなアラートアクションが作成されます。
コマンドのプレビューは表示されません。
そして、新たなイベント応答を作成します。