Pandora: Documentation ja: Data Presentation
Contents
- 1 データ表示: グラフ、レポート、ビジュアルマップ、モジュール一覧
- 1.1 概要
- 1.2 活字と言語
- 1.3 グラフ
- 1.4 エンタープライズ版のネットワークマップコンソール
- 1.4.1 ミニマップ
- 1.4.2 コントロールパネル
- 1.4.3 詳細ウインドウ表示
- 1.4.4 ネットワークマップの作成
- 1.4.5 ネットワークマップの編集
- 1.4.6 ネットワークマップの複製
- 1.4.7 ネットワークマップの操作
- 1.5 ネットワークマップ (オープンソース版)
- 1.6 レポート
- 1.6.1 レポートの作成
- 1.6.2 レポートの編集
- 1.6.3 レポートの削除
- 1.6.4 タブ
- 1.6.4.1 メインタブ
- 1.6.4.2 アイテム一覧タブ
- 1.6.4.3 アイテム編集タブ
- 1.6.4.3.1 アイテムの種類
- 1.6.4.3.1.1 エージェント/モジュール
- 1.6.4.3.1.2 エージェントのアラートレポート
- 1.6.4.3.1.3 モジュールのアラートレポート
- 1.6.4.3.1.4 平均値
- 1.6.4.3.1.5 カスタムグラフ
- 1.6.4.3.1.6 エージェントのイベントレポート
- 1.6.4.3.1.7 グループのイベントレポート
- 1.6.4.3.1.8 モジュールのイベントレポート
- 1.6.4.3.1.9 例外
- 1.6.4.3.1.10 一般
- 1.6.4.3.1.11 グループレポート
- 1.6.4.3.1.12 URL からのテキストの入力
- 1.6.4.3.1.13 インベントリ
- 1.6.4.3.1.14 インベントリの変化
- 1.6.4.3.1.15 MTBF
- 1.6.4.3.1.16 MTTR
- 1.6.4.3.1.17 最大値
- 1.6.4.3.1.18 最小値
- 1.6.4.3.1.19 モニタレポート
- 1.6.4.3.1.20 S.L.A.
- 1.6.4.3.1.21 SQL クエリ
- 1.6.4.3.1.22 SQL グラフ
- 1.6.4.3.1.23 シンプルベースライングラフ
- 1.6.4.3.1.24 連続データ
- 1.6.4.3.1.25 単一グラフ
- 1.6.4.3.1.26 合計
- 1.6.4.3.1.27 TTO
- 1.6.4.3.1.28 TTRT
- 1.6.4.3.1.29 テキスト
- 1.6.4.3.1.30 トップ n
- 1.6.4.3.1.31 予想グラフ
- 1.6.4.3.1.32 予測日時
- 1.6.4.3.1 アイテムの種類
- 1.6.4.4 ウィザードタブ
- 1.6.4.5 ウィザード SLA タブ
- 1.6.4.6 全体タブ
- 1.6.4.7 拡張オプションタブ
- 1.6.4.8 プレビュータブ
- 1.6.5 レポートの表示
- 1.6.6 メールでのレポート自動送信
- 1.7 レポートテンプレート
- 1.8 ビジュアルマップ
- 1.9 エージェント/モジュールビュー
- 1.10 モジュールグループ
- 1.11 ツリー表示
- 1.12 モバイルコンソール
1 データ表示: グラフ、レポート、ビジュアルマップ、モジュール一覧
1.1 概要
Pandora FMS は、デバイス、アプリケーション、センサー、ネットワークなどのパラメータの状態を収集します。Pandora FMS はこれらの状態をデータベースに長期間 (ユーザが定義する期間) 保存します。Pandora FMS は、これらのデータを異なる方法でグラフィカルに表示することができます。
Pandora FMS には、モニタ対象システムがある時点においてどんな状態にあるかを見るためのいくつかの手段があります。それは、単一グラフ、複合グラフ、カスタムレポート、ビジュアルマップ、モジュールリストといったものです。
1.2 活字と言語
Pandora FMS は、グラフ、マップおよび、レポートで利用できるフォントを含んでいます。デフォルトでは、(code.ttf) が使われています。これは、ラテン、アラビア、ひらがな、カタカナなどを含んでいます。
フォントは /include/fonts にあり、必要であれば新たなフォントを追加できます。
1.3 グラフ
グラフは Pandora が収集したデータをユーザが指定したスケールで表示します。Pandora FMS グラフは、リアルタイムで表示します。つまり、表示操作をしたタイミングで生成され、最新の情報が表示されます。 グラフには、エージェントで自動的に生成されるものと、一つ以上のモジュールを元にしてユーザがカスタマイズできるものの 2種類があります。
1.3.1 エージェントグラフ
エージェントグラフは、エージェントの操作メニューから見ることができるモジュールごとのグラフです。 これらのグラフを見るには、操作メニューから、エージェント参照(view agents) -> エージェント詳細(Agents Details) で、エージェントを選択します。
エージェントの操作画面へいくために、エージェントを選択してクリックします。以下の例では Farscape を選択しています。そして、右上の「データ」アイコンをクリックします。
エージェントの全モジュールのデータタブが表示されます。これらのリストのカラムの一つに "グラフ(Graph)" というのがあり、月次(M)、週次(W)、日次(D)、時間(H) のグラフへのリンクとなっています。
M,W,D,H のいずれかのアイコンをクリックすると、モジュールグラフの新たなウインドウが開きます。グラフは、クリックしたアイコンに応じた内容を表示します。
メイン画面のモジュールの右にあるグラフアイコンから、データおよび、24時間 (最新の 24時間、約 1日) のグラフを表示するクイックビューもできます。
グラフはフラッシュもしくは PNG 画像 (フラッシュが無効の場合) で表示されます。フラッシュのグラフの場合、インタラクティブな操作が可能で、グラフ上の任意の場所にマウスポインタを持っていくと、その時点の値が表示されます。グラフには設定メニューもあり (マウスポインタをウインドウの左のタブへもっていきます)、そこで表示条件を変更することもできます。それぞれの静的データ(最新の値、平均、最大・最小値)は、履歴内に表示されます。
グラフ設定メニューは次の通りです。
フィールドの詳細を以下に示します。
- 更新時間(Refresh time):グラフを再描画する時間を指定します。
- 平均のみ(Avg. Only):これを選択すると、最小および最大値を外し平均値のみ描画します。 (この機能は、boolean モジュールには存在しません。)
- 開始日時(Begin Date): グラフ描画を開始する日付を設定します。
- ズーム倍率(Zoom Factor): グラフの拡大・縮小設定をします。
- 時間範囲(Time range): 描画するグラフの時間範囲を指定します。
- イベント表示(Show Events): これを選択すると、モジュールのイベントを表示します。
- アラート表示(Show Alerts): これを選択すると、モジュールのアラームを表示します。
- ベースライン描画(Draw baseline) (バージョン 5.0 から): これを選択すると、モジュールの予測グラフを表示します。このオプションは、エンタープライズ版の数値モジュールにのみ存在します。バージョン 5.0 からは、この機能はグラフ比較を行う新たな強力なものに置き換えられます。
- イベントグラフ表示(Show event graph) (バージョン 5.0 から): これを選択すると、グラフの表示範囲内において発生したイベントと棒グラフをグラフの下に表示します。
- 時間比較(重ね合わせ)(Time compare (Overlapped)) (バージョン 5.0 から): これを選択すると、以前の表示範囲のグラフの上にモジュールデータを重ねて表示します。このオプションは、数値および boolean モジュールにのみ存在します。
- 時間比較(分離)(Time compare (Separated)) (バージョン 5.0 から): 重ね合わせと同じですが、別々に表示します。
値を変更したら、"GO" をクリックして反映します。
次の画像に示す通り、より詳細表示をするためにグラフの解像度を変更することができます。解像度の値は、1(低)と5(高)の間を指定できます。
グラフに関するすべての設定パラメータは、システム管理メニューの 設定(Setup) -> 画面設定(Visual Configuration) にて変更できます。
1.3.2 組み合わせグラフ
組み合わせグラフは、任意のサイズでユーザが定義することができるグラフです。一つや複数のエージェントの異なるモジュールの値を持つことができます。これにより、複数のソースのデータを比較することができます。
1.3.2.1 組み合わせグラフの作成
組み合わせグラフを追加するには、システム管理メニューの レポート管理(Manage Reports) -> グラフビルダー(Graph Builder) へ行きます。
以下にフィールドの詳細を示します。
対象エージェント(Source Agent)
このフィールドでは、モジュールを選択するために利用するエージェントを選択できます。
モジュール(Modules)
エージェントを選択することにより、モジュール一覧がロードされます。グラフで利用するモジュールを一覧から選択できます。
倍率(Factor)
データを標準化する倍率の値を必要に応じて設定するオプションです。標準化は、異なるスケールのグラフを比較する場合に利用します。倍率に指定した値がデータに掛け合わせられます。もし、0 と 100 の間の CPU の使用率と、1000 と 10000 の間のコネクション数を同じグラフに表示したい場合は、CPU の方を 10倍すると良いでしょう。
幅(Width)
グラフの幅を設定します。
今すぐ描画(Render Now)
すぐにグラフを表示するかどうかを選択します。
高さ(Hight)
グラフの高さを設定します。
更新間隔(Period)
グラフを作成するのに利用する間隔を指定します。
イベント参照(View Events)
モジュールにイベントを表示するかどうかを選択します。
積み上げ(Stacked)
塗り潰し、線、塗り潰しの積み上げ、線の積み上げの中から、グラフの種類を選択します。
グラフを表示するには、"追加(Add)/再描画(Redraw)" をクリックします。
定義したグラフが表示されます。モジュールを追加したり、作成したグラフを保存するメニューがあります。
表示する項目数に制限はありません。しかし、5つ以上の情報を表示すると、大きなサイズ (800x600 など) のグラフでなければ見にくくなります。
組み合わせグラフ作成を簡単にするために、これらのグラフは作成段階では編集することができません。また、作成中は、別の設定でモジュールを再度追加するために、追加されているモジュールを削除する操作のみが可能です。
グラフが作成されたら、再度表示したりレポートで利用できるように保存することが重要です。グラフを保存するには、説明と名前を入力し、非公開にするかどうかを選択して、"保存(Store)" をクリックします。
以下に、User CPU 使用率、MySQL Select 数および、MySQL 接続数の 3つのモジュールの組み合わせグラフの例を示します。グラフは、"Mysql Farscape vs CPU Endor" という名前で保存しています。
"保存(Store)" をクリックすると、新たなグラフを作成するためのオリジナルページに戻ります。
1.3.2.2 設定された組み合わせグラフの表示
保存された組み合わせグラフを参照するには、操作メニューの レポート(Reporting) -> カスタムグラフ(Custom Graph) へ行きます。見たいグラフの名前をクリックします。
この時点で存在する値で再描画したグラフが表示されます。
この画面で、時間間隔やグラフの種類(線、塗り潰し、線の積み上げ、塗り潰しの積み上げ)、拡大率 (1倍、2倍、3倍) といった表示パラメータを修正することができます。
次に、違う種類のグラフを示します。(前の例は、塗り潰しです)
- 線タイプ
静的なグラフ (Png) として表示します。
- 塗り潰しの積み重ねタイプ
フラッシュのグラフ (インタラクティブ) を示します。
- 線の積み重ねタイプ
静的なグラフ (Png) として表示します。
1.3.2.3 設定済の組み合わせグラフの削除
作成済の組み合わせグラフを削除するには、操作メニューの レポート(Reporting) -> カスタムグラフ(Custom Graph) へ行きます。保存されたグラフ一覧が表示されるので、削除したいグラフの右にある赤い×アイコンをクリックします。
1.4 エンタープライズ版のネットワークマップコンソール
Pandora FMS Enterprise では、編集可能なネットワークマップを作成することができます。オープンソース版のエージェント参照メニューにあるものと比べると、より細かい設定が可能です。
オープンソース版と比較して、エンタープライズ版のネットワークマップは、以下のような機能があります。
- ネットワークマップは大きく、1000以上のエージェントをモニターできます。
- システムの全てのネットワークトポロジをリアルタイムでモニタリングします。
- 手動設定や、エージェントグループで自動生成する方法で、ネットワークトポロジの違った表示の仕方ができます。
- 仮想ポイント通して、他のトポロジにリンクすることができます。
- 表示されているトポロジを操作できます。
- まとめて新たなノードを追加できます。
- ノードの機能を編集できます。
- 表示の構成ができます。
- ノードの位置
- ノード間の関係
エンタープライズのネットワークマップには、左側のメニューからアクセスできます。操作メニューの "ネットワークコンソール(Network Console)" という名前です。
ネットワークマップには、以下を含んでいます。
- 実ノードは、マップ内に追加されたエージェントを表現します。これらのノードに、エージェントの OS と、エージェントの状態を表す円(丸い形がデフォルトですが、他の形を選ぶこともできます)で表現されたアイコンがあります。
- 緑は、正常状態です。
- 赤は、いくつかのモジュールが障害状態です。
- 黄色は、いくつかのモジュールが警告状態です。
- オレンジは、エージェントでいくつかのアラートが発生しています。
- グレーは、エージェントが不明状態です。
- 仮想ノードは、他のネットワークマップへのリンクやマップ内で個人的に利用するものを表現します。これらには、任意の形状(円、菱形、四角)、大きさ、もちろんテキストも設定できます。たのマップへのリンクの場合は、色は次のルールに従いカスタマイズすることはできません。
- 緑は、リンクしているマップの全ノードが正常状態を意味します。
- 赤は、リンクしているマップ内のいずれかのノードが障害状態を意味します。
- 黄色は、リンクしているマップ内のいずれかのノードが警告状態で、一つが障害状態を意味します。
- オレンジとグレーは、他の場面と同じルールです。
- 関係があるノード間は線が引かれます。
1.4.1 ミニマップ
ミニマップは、小さくマップ全体を表示します。通常のマップの表示と比べると、全ノードが表示されますが、状態や関係は表示されません。Pandora の仮想ポイントを除いて、すべて緑で表示されます。また、表示するマップの部分に赤い四角が表示されます。
左上に表示されている矢印アイコンをクリックすることにより隠すことができます。
1.4.2 コントロールパネル
コントロールパネルからは、ネットワークマップ上でより複雑な処理ができます。
これは、右上に隠れています。ミニマップと同様に、矢印をクリックすると表示されます。 オプションは以下の通りです。
- ノードのステータスを更新する間隔の変更。
- 強制更新。
- 簡単なエージェント検索および追加ができるインテリジェント制御を使ったエージェント追加。新たなノードは、マップの左上の (0,0) の位置に表示されます。
- グループフィルタリングによる複数エージェントの追加。複数選択の中でマップ上にまだないグループのエージェントが表示されます。
- マップ上の見えている部分のスクリーンショット取得。
- 仮想ポイントの追加。そこでは、ポイントの名前としてテキストの選択、範囲で定義した大きさ、ポイントの形状、デフォルトの色、そして、必要であれば、マップへのリンクができます。
- インテリジェント制御を使ってのエージェントの検索。選択すると、エージェントノードがいるマップへ自動的に行きます。
- ネットワークマップの拡大レベル。
1.4.3 詳細ウインドウ表示
詳細ウインドウ表示は、一つのエージェントのビジュアル表示です。マップを開くのと同じ早さで更新されます。ウインドウは完全に独立しており、複数のウインドウを開くことができます。
- エージェントの状態と同じ色の四角を表示します。
- エージェント名は、Pandora エージェントページへリンクしています。
- 四角の中には、不明状態以外の全モジュールがあります。モジュールの状態は緑か赤です。
- モジュールはクリックでき、モジュールのデータを表示できます。
- ボックス内は、ネットワークシステムと関連して、エージェントが監視されているネットワークインタフェースのために使用する SNMP Proc モジュールです。
1.4.3.1 仮想ポイント画面
仮想ポイントの詳細参照を選択すると、仮想ポイントを編集するためのオプションウインドウがポップアップします。
フォームには次のオプションがあります。
- 仮想ポイントの名前
- 仮想ポイントの半径
- 仮想ポイントの形
- 仮想ポイントの色
- 仮想ポイントにリンクするマップ
1.4.4 ネットワークマップの作成
ネットワークマップを作成したい場合は、次のようにします。
- 一つのグループに含まれる全てのエージェントを表示します。
- 空のネットワークマップを作成します。
作成フォームのフィールドを説明します。
- 名前(Name): ネットワークマップ名。
- グループ(Group): ACL のグループ。また、マップに登録したいエージェントのグループ。
- ネットワークマップの作成元(Creating the network map from): 作成の時にのみ存在するオプションです。選択したグループのエージェントからマップを作成するか、空のネットワークマップを作成するかを選択します。
- ネットワークマップのサイズ(Size of the network map): ネットワークマップのサイズの設定です。デフォルトでは、幅 3000、高さ 3000 です。
- ネットワークマップ作成方法(Method for creating of the network map): ネットワークマップを作成する時のノードの配置方法です。デフォルトは放射状ですが、次のいずれかを選択できます。
- 放射状(Radial): Pandora を表現する仮想ノードの周りに、すべてのノードが配置されます。
- 円(Circular): 円形にノードが配置されます。
- フラット(Flat): ツリー状にノードが配置されます。
- スプリング1(spring1)、スプリング2(spring2): これらは、フラットの別バージョンです。
- ネットワークマップ更新(Networkmap Refresh): ネットワークマップに含まれるノードの状態の更新間隔です。デフォルトは 5分です。
残りのフィールド (例えば "resizing map") は無効になっています。これらは、作成済のマップを編集する時に有効です。
1.4.5 ネットワークマップの編集
マップを編集できるようにするには、"IW" の ACL パーミッションが必要です。画像に示すように、"スパナ" アイコンを通して編集します。
ネットワークマップの編集フォームは、以下の 2点以外は作成時のフォームと同じです。
- ネットワークマップの作成元(Generating the network map from): マップはすでに作成済みです。
- 生成手法(Generation method): 上記と同じ理由です。
逆に、他のフィールドが有効になっています。
- ネットワークマップのサイズ変更(Resize of the network map): これを実行すると、すでに生成済みのネットワークマップを分析し、(ノード以外で)空のパーツがあるかどうかを確認し、マップの大きさを縮小する処理をするように、サーバへリクエストを送信します。
1.4.6 ネットワークマップの複製
"IW" の ACL パーミッションがあれば、ネットワークマップのリストから、ネットワークマップをすべてのコンテンツおよび設定を含めて複製することができます。ただし、名前は "Copy of..." となります。また、1つ以上ある場合は、"Copy of...N" となります。
1.4.7 ネットワークマップの操作
ネットワークマップでは、次の操作が使えます。
- マウスによるドラッグ&ドロップ、ダブルクリック、2ボタン、ホイールが利用できます。
- キーボードでは、コントロールキーで複数選択操作が可能です。
1.4.7.1 マップ上のアクション
1.4.7.1.1 マップの移動
- マップの何も無い部分クリックすれば、ドラッグしてネットワークマップを動かすことができます。
- ミニマップでは、マウスのボタンを押したままドラッグするか、表示したい領域をクリックできます。
- ダッシュボードでは、エージェントを入力する検索ボックスがあり、そのエージェントのある場所に自動的にマップを移動させることができます。
1.4.7.1.2 マップの強制更新
マウスの 2つ目のボタンを何も無い場所でクリックすると、メニューが表示されます。そこで、"更新(Refresh)" を選択すると、強制的にノードの状態が更新されます。
1.4.7.1.3 マップの中心へ行く
空のリンク上でマウスの 2つ目のボタンをクリックすると、メニューが表示されます。そこで "ここを中心にする(Center here)" を選択すると、ネットワークマップの中心がクリックした場所になります。次に開いたときはそこが表示されます。中心を選択しないと、デフォルトでは、Pandora の仮想ノードになります。
1.4.7.1.4 ノードの編集
1.4.7.1.4.1 位置の変更
マップ上のノードをクリックすることによって、その位置を変更することができます。
1.4.7.1.4.2 ノードの別のノードとのリンク
ノード上でマウスの 2番目のボタンをクリックすると、メニューが表示されます。その後、"子を選択(Select as child)" を選択します。
一つのノードを他にリンクする操作を開始します。これを行うには、他のノード(仮想または実際のノード)の上で 2番目のボタンをクリックし、表示されたメニューから "親として選択(select as parent)" もしくは、"操作キャンセル(Cancel the operation)" を選択します。
最後に、ノード間にリンクが表示され、ノード上のマークが消えます。
1.4.7.1.4.3 ノードを前面に持っていく
ノード上でマウスの 2番目のボタンをクリックするとメニューが表示されます。"前面に持っていく(Sent to the front" を選択すると、ノードは他のノードよりも前面に表示されます。
マップが表示されるたびに、前面に表示されます。
1.4.7.1.4.4 ノードの削除
ノード上でマウスの 2つ目のボタンをクリックするとメニューが表示されるので、"削除(Delete)"を選択します。
1.4.7.1.4.5 ステータス表示の形状変更
ノード上でマウスの 2番目のボタンをクリックするとメニューが表示されます。そこには、形状を選択するポップアップリストがあります。それにより形状を選択できます。
1.4.7.1.4.6 ノード間の関係の削除
ノード上でマウスの 2番目のボタンをクリックするとメニューが表示されます。最後にそのノードが持っている関係リストが表示されます。X をクリックすることにより、それを削除することができます。
1.4.7.1.5 ノードの一括操作
コントロールキを押すと半透明の四角が表示され、同時に複数ノードを選択できます。選択したあとは、次の操作が可能です。
- メインボタンで、すべてを同時にドラッグできます。
- 2番目のボタンをクリックするとメニューが表示されます。他のノードとのリンク、前面への移動、削除、詳細表示および、ステータス表示の変更 (仮想ノードであれば、その形状) ができます。
1.4.7.1.6 ノードの状態表示
- マウスのメインボタンをノード上でダブルクリックします。
- マウスの 2番目のボタンをノード上でクリックするとメニューが表示されます。そして、"詳細表示(Show details" を選択すると、ポップアップウインドウにエージェントの詳細が表示されます。仮想ノードの場合は、仮想ノードを編集するためのオプションパレットがポップアップウインドウで表示されます。
1.4.7.1.7 エージェントノードの作成
マップ作成でグループを選択した場合、初期に新たなエージェントノードを作成できます。これはコントロールパネルから実行でき、2種類の方法があります。
1.4.7.1.7.1 単一のノード作成
コントロールパネルのエージェント追加領域で、追加可能なエージェント一覧が表示されます。
選択して、パネル内で "エージェントの追加(add the agent)" ボタンをクリックします。すると、マップの中央に新たなエージェントのノードが表示されます。
1.4.7.1.7.2 複数ノード作成
コントロールパネルの "フィルタグループ(Filter group)" というポップアップリストで、追加したいエージェントが含まれるグループを選択できます。選択したグループに所属し、まだマップに追加されていないエージェントのリストが表示されます。
選択後、"追加(add)" ボタンをクリックすると、マップの (0,0) の位置に表示されます。左上です。
1.4.7.1.8 仮想ノードの作成
さらに、コントロールパネルでは、仮想ノードを作成することができます。フォームでは、その形状(円、四角、ひし形)、色、名前、大きさ、そして、リンクするネットワークマップを選択することができます。
1.4.7.1.9 拡大レベルの変更
マップは、レベル 0 で表示されます。これは、最も拡大したレベルです。
- マップ上でマウスのホイールを動かすと拡大レベルを変更できます。デフォルトでは、最大に拡大された状態で表示されます。高いレベルのアイコンではテキストは表示されません。拡大レベルは 5段階あります。
- コントロールパネルの下にあるメニューからも拡大レベルを選択できます。
1.5 ネットワークマップ (オープンソース版)
ネットワークマップにはオープンソース版があります。この機能では、ノードとその関係、エージェント、モジュール、グループをグラフィカルに表示できます。ネットワークマップには次の 3種類があります。
- トポロジーマップ
- グループマップ
- ポリシーマップ
ネットワークマップは、エージェント参照(View agents) > ネットワークマップ(Network map) から参照できます。
新たなネットワークマップの作成は簡単で、例えばトポロジマップを作成するには、以下のステップを実行します。
マップの追加をクリックします。
以下のような画面が表示されます。
緑色の矢印をクリックすると、名前、グループによるフィルタ、インタフェースの表示・非表示、ネットワークマップの形状、名前を重ね合わせるかどうか、シンプル表示するかどうか(画像や名前なし)、ページが再読み込みされた時にマップを再生成するかどうか、およびフォントサイズを編集できます。次に、更新(update) をクリックします。
最後に、マップの保存ボタンをクリックします。
他のマップも同様に作成できます。
1.5.1 トポロジーマップ
ノードの親子関係を表示しながら、ネットワークトポロジに関連付けてエージェントを表示します。自動検出スクリプトと連携して利用できます。この連携で、ネットワークトポロジをグラフィカルに表示できます。各エージェントの関連は、エージェントの状態で色分けされます。
1.5.2 グループマップ
エージェントとモジュールを(エージェントとモジュールの)グループで分類して表示します。エージェントグループおよびモジュールグループでフィルタリングできます。ネットワークマップの形状(放射状、フラット、円など)、深さ(エージェントまたはモジュール)、名前の重ね合わせをするかどうか、モジュールのアラートを表示するかどうか、ポリシーモジュールを隠すかどうか、ノードをシンプル表示するかどうか、ページが再読み込みされたらネットワークマップを再生成するかどうか、また、フォントサイズを設定できます。
1.5.3 ポリシーマップ
ポリシーのエージェントおよびモジュールを表示します。エージェントグループ、モジュールグループでフィルタリングできます。ネットワークマップの形状(放射状、フラット、円など)、深さ(エージェントまたはモジュール)、名前の重ね合わせをするかどうか、モジュールのアラートを表示するかどうか、モジュールをシンプル表示するかどうか、ページが再読み込みされた場合にネットワークマップを再生するかどうか、および、フォントサイズを設定できます。
1.5.4 全画面モード
最後に、ネットワークマップは以下のボタンをクリックすることにより全画面モードで表示することができます。
1.6 レポート
Pandora FMS では、エージェントの情報を使ってカスタムレポートを作成することができます。(ユーザグラフと同様に) 異なるエージェントから異なるモジュールを選択することも可能です。追加したいレポート項目の種類に応じた方法でデータが表示されます。
1.6.1 レポートの作成
レポートを追加するには、システム管理メニューの レポート管理(Manage Reports) -> レポートビルダ(Report Builder) へ行きます。作成済みのレポート一覧が表示されます。レポートを作成するには、"レポートの作成(Create Report)" をクリックします。
レポート名、所属するグループ、公開するかどうか、および、説明を入力する画面が表示されます。入力したら、"保存(Create)" をクリックします。
1.6.2 レポートの編集
レポートを編集するには、システム管理メニューの レポート管理(Manage Reports) -> レポートビルダ(Report Builder) へ行きます。作成済みのレポート一覧が表示されます。編集するにはレポート名をクリックします。
1.6.3 レポートの削除
レポートを削除するには、システム管理メニューの レポート管理(Manage Reports) -> レポートビルダ(Report Builder) へ行きます。作成済みのレポート一覧が表示されます。削除するにはレポート名の右側の赤い×アイコンをクリックします。
1.6.4 タブ
1.6.4.1 メインタブ
新規のレポートには、メインタブのみがあります。ここでは、レポートの基本データ (名前、アクセスグループ、説明) を定義します。それを設定したあとに、他のタブへアクセスすることができます。
このフォームには次のフィールドがあります。
- 名前(Name): フォームの名称を定義します。
- グループ(Group): レポートを表示する時のアクセスグループを定義します。
- 説明(Description): ユーザにより詳細情報を示すための説明を設定します。レポート一覧に表示されます。レポートを XML および PDF で出力する場合にも表示されます。
1.6.4.2 アイテム一覧タブ
このタブでは、レポートを構成する全アイテムの全体の表示を確認することができます。一覧に表示されるアイテムは、レポートに表示されます。このタブでは次の操作ができます。
- アイテムの編集 (スパナアイコンをクリックします)
- 白い矢印アイコンをクリックすることによる、エージェント名などアルファベット順でのアイテムの並び替え。
- 左側の緑の矢印アイコンをクリックすることによる手動での並び替え。
- 赤い×アイコンをクリックすることによるアイテム削除
複数のアイテムでレポートが大きくなった場合は、フォームの上の方にあるアイテムフィルタにて参照したいもののみを表示するようにフィルタすることができます。
このタブで表示されるカラムは次の通りです。
- 重要度(S.): 順番を変更するための緑の矢印が表示されます。
- タイプ(Type): アイテムのタイプが表示されます。
- エージェント(Agent): エージェント名が表示されます。SLA、カスタムグラフ、URL からのテキストのインポート、SQLクエリ、単一グラフ、およびテキストでは、ブランクになります。
- モジュール(Module): レポートを生成するためのデータを取得するモジュールが表示されます。SLA、カスタムグラフ、URL からのテキストのインポート、SQLクエリ、単一グラフ、およびテキストでは、ブランクになります。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを示します。
- 説明(Description): わかりやすいようにアイテムに設定した説明が表示されます。
- オプション(Options): アイテムを編集したり削除したりするアイコンが表示されます。
1.6.4.3 アイテム編集タブ
アイテム編集タブは、他のものより複雑です。なぜなら、そこからアイテムフォームを作成したり編集したりすることができるためです。つまり、フォームは、作成するアイテムの種類に動的に依存しています。編集では、全てのフィールドを編集することができます。種類を変更する場合は、現在のを削除し、再び同じ設定で作成する必要があります。
全ての種類で共通のフィールドは次の通りです。
- タイプ(type): レポートするアイテムの種類を選択します。アイテムを選択すると、それを設定するためのフィールドが現れます。選択できるアイテムは、エージェント詳細表示、エージェントアラートレポート、モジュールアラートレポート、平均値、カスタムグラフ、エージェントイベントレポート、モジュールイベントレポート、URLからのテキストインポート、MTBF、MTTR、最大値、最小値、モニタレポート、SLA、SQLクエリ、連続データ、単一グラフ、合計、TTO、TTRT、およびテキストです。
- 説明(Description): レポートアイテムの説明を書くボックスです。
1.6.4.3.1 アイテムの種類
1.6.4.3.1.1 エージェント/モジュール
モジュールグループにおけるエージェントとモジュールの表を表示します。また、モジュールの状態を表示します。
1.6.4.3.1.2 エージェントのアラートレポート
指定した期間のレポートグループにおけるエージェントで発生したアラートの一覧を表示します。
フォームのフィールドは以下の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.3 モジュールのアラートレポート
定義された間隔での、モジュールで発生したアラートの一覧をレポートに表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
1.6.4.3.1.4 平均値
定義した間隔でのモジュールの平均値を表示します。レポートを表示する時点で計算されます。設定画面で選択したエージェントのモジュールの平均値が表示されます。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.5 カスタムグラフ
ユーザ定義の組み合わせグラフを表示します。追加したいグラフを選択するためのフィールドがあります。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- カスタムグラフ(Custom graph): ユーザ定義のグラフ一覧から選択します。グラフは、システム管理メニューの レポート管理(Manage reports) -> グラフビルダ(Graph builder) にて作成します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.6 エージェントのイベントレポート
定義した間隔でのレポートグループのエージェントで発生したイベントの一覧を表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.7 グループのイベントレポート
指定した期間でのエージェントグループで発生したイベントを一覧表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- グループ(Group): グループを選択します。
すると、HTML 版のレポートでは、次のように生成されます。
1.6.4.3.1.8 モジュールのイベントレポート
定義した間隔での、エージェントのモジュールで発生したイベント一覧を表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
1.6.4.3.1.9 例外
これは、指定した期間で論理式にマッチする値(大きい、小さい、正常、異常)となっているモジュールを、昇順、降順またはエージェント名順に表示します。
1.6.4.3.1.10 一般
複数モジュールの値を順番(昇順、降順、エージェント名順)に、またはグループごとに表示します。
1.6.4.3.1.11 グループレポート
指定したグループの次の情報を表で表示します。
- エージェント
- 合計数
- 不明状態のエージェント数
- モジュール
- 合計数
- 正常状態のモジュール数
- 障害状態のモジュール数
- 警告状態のモジュール数
- 不明状態のモジュール数
- 未初期化状態のモジュール数
- アラート
- 定義済アラート数
- 発生中アラート数
- イベント
- 直近8時間の指定グループのイベント数
このフォームのフィールドは次の通りです。
- グループ(Group): グループを選択します。
HTML 版のレポートでは、次のように表示されます。
1.6.4.3.1.12 URL からのテキストの入力
Pandora コンソールからアクセス可能な外部サーバから取得したテキストを表示します。HTML のレポートでは、HTML 形式で表示しますが、PDF のレポートではプレーンテキストでのみ表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- URL: テキストを取得する外部サーバのアドレスを設定します。
1.6.4.3.1.13 インベントリ
このアイテムは、一つまたは複数のホストの指定した日付または最新の選択したインベントリを表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 説明(Description): 説明を入力するテキストフィールドです。
- グループ(Group): 次のフィールドに出てくるエージェントをフィルタするためのものです。これはレポートには表示されません。このツールのためのものです。
- エージェント(Agents): インベントリを収集したホストのエージェントです。このフィールドには、インベントリモジュールのあるエージェントのみ表示されます。
- モジュール(Modules): 選択したエージェントの共通のインベントリモジュールです。
- 日付(Date): 表示するデータの日付です。最新を選択した場合は、選択したモジュールの最新のインベントリデータのみが集められます。
1.6.4.3.1.14 インベントリの変化
このアイテムは、指定した期間におけるあるホストのインベントリの変化を表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 説明(Description): 説明を入力するテキストフィールドです。
- 間隔(Period): 変化を見る期間です。
- グループ(Group): 次のフィールドに出てくるエージェントをフィルタリングするものです。レポートには表示されません。このツールのためだけのものです。
- エージェント(Agents): インベントリを収集したホストのエージェントです。このフィールドには、インベントリモジュールのあるエージェントのみが表示されます。
- モジュール(Modules): 選択したエージェントの共通のインベントリモジュールです。
1.6.4.3.1.15 MTBF
障害の平均時間を表示します。
- MTBF = TTO / #F という式で計算されます。
- ここで、
- TTO=指定間隔でのトータル稼働時間
- #F= トータルの障害回数
- 異常状態であった平均時間が求められます。
- 信頼性の指標です。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
1.6.4.3.1.16 MTTR
異常状態後に、システム、マシン、プロセス等が復旧している平均時間です。
- 計算には、異常状態としてメンテナンス等の計画停止時間も含みます。
- システムパフォーマンスの指標です。
- システムにおける正常状態の時間を異常状態数で割ることによって、時間間隔を計算します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
1.6.4.3.1.17 最大値
定義した時間間隔における、モジュールの最大値です。レポートを作成するタイミングで範囲が計算されます。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.18 最小値
定義した時間間隔における、モジュールの最小値です。レポートを作成するタイミングで範囲が計算されます。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.19 モニタレポート
定義した時間間隔における、モジュールの異常/正常をパーセントで表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.20 S.L.A.
Pandora FMS によるモニタ項目のサービスレベルを計測します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
このフォームは複雑で、他のアイテムより共通フィールドが少なくなっています。モジュールの SLA を計算するための以下のサブアイテムがあります。
- エージェント(Agent): SLA で利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): SLA で利用するモジュールを選択します。
- SLA 最小値(値) (SLA min (value)): SLA の最小値を設定します。モジュールの値がこれより小さくなると SLA で異常判断されます。
- SLA 最大値(値) (SLA max (value)): SLA の最大値を設定します。モジュールの値がこれより大きくなると SLA で異常判断されます。
- SLA 制限(%) (SLA Limit(%)): SLA で異常判断するパーセントを設定します。最大値と最小値の範囲あてはまらない割合が、ここで指定した割合未満となった場合は異状表示され、ここで指定した割合以上の場合は正常表示されます。
同じもしくは異なるシステムから、複数のモジュールを SLA に追加することができます。
複数の SLA を組み合わせた場合、SLA 表示は設定された全ての SLA に依存します。
1.6.4.3.1.21 SQL クエリ
このアイテムは、Pandora データベースの値を表示します。データベースのデータを直接カスタマイズ表示します。
SQL クエリを設定するには 2つの方法があります。
- 一つめは、テキストボックスに書く方法です。
- もう一つは、カスタム SQL テンプレートを選択する方法です。これは、エンタープライズ版でのみ可能です。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- SQLクエリ(Query SQL): Pandora データベースのデータを参照するための SQL クエリを書きます。
- ヘッダの並び(Serialized header): テキストフィールドで、レポートに表示されるヘッダを | 区切りで設定します。それぞれのカラムは SQL クエリの結果が表示されます。
- カスタム SQL テンプレート(Custom SQL template): あらかじめ設定されている SQL テンプレートのドロップダウンリストです。これらは、レポート管理のカスタム SQL で設定できます。
セキュリティ上の制約により、*, DELETE, DROP, ALTER, MODIFY, UNION, password, pass, INSERT, UPDATE といった、いくつかのコマンドは利用できません。
1.6.4.3.1.22 SQL グラフ
このレポートタイプでは、レポートで利用する独自グラフを定義することができます。独自の SQL を使ってグラフを作成することができます。これでは、常に "label"' という値と "value" という値を返す必要があります。以下にグラフを作成する SQL の例を示します。
SELECT tagente.nombre AS label, datos AS value FROM tagente, tagente_estado, tagente_modulo WHERE tagente_estado.id_agente_modulo = tagente_modulo.id_agente_modulo AND tagente_modulo.nombre = "module_1" AND tagente_modulo.id_agente = tagente.id_agente
これは簡単なグラフの定義方法です。SQL クエリレポートに似ていますが、ヘッダが無く、SQL のみが必要です。
以下に Pandora FMS で描画できる異なる 3種類のグラフ (円グラフ、縦の棒グラフ、横の棒グラフ) の例を示します。説明には、異なる UTF エンコーディング (ヨーロッパ言語、日本語、アラビア語) を使っており、Pandora FMS の多言語 UTF 対応 (PDF レポートも) を見ることができます。
セキュリティ上の制約により、*, DELETE, DROP, ALTER, MODIFY, UNION, password, pass, INSERT, UPDATE といった、いくつかのコマンドは利用できません。
1.6.4.3.1.23 シンプルベースライングラフ
このグラフでは、選択したモジュールの将来の予測値を表示することができます。例えば、一週間の期間を選択し今日が火曜であれば、月曜から火曜までの実際のデータと、その他の日は予測値が表示されます。
このフォームの値は次の通りです。
- 更新間隔(Period): グラフを生成する時点からどれくらい遡るかを指定します。
- エージェント(Agent): このアイテムで使うエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 選択したエージェントのモジュールをドロップダウンリストから選択します。
HTML 版のレポートでは、次のように表示されます。
注意: 予測を行うのに多くのデータを利用すると、Pandora FMS のグラフ描画が高負荷になります。
1.6.4.3.1.24 連続データ
Pandora FMS データベースの tagente_datos_string テーブルに保存されているデータを表で表示します。そのために、エージェントは、行分割文字やその他のフィールド分割を使って、分割したデータを並べます。全ての行は全てのフィールドを含みます。たとえば、このアイテムは、SAP プラットホーム (http://en.wikipedia.org/wiki/SAP_AG) でのデータ管理に利用します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
- ヘッダの並び(Serialized header): テキストフィールドで、レポートに表示されるヘッダを | 区切りで設定します。それぞれのカラムは分割されたフィールドが表示されます。
- フィールドセパレータ(Field separator): 連続したテキストを異なるフィールドに分割するためのセパレータを指定します。
- 行セパレータ(Line separator): 連続したテキストを異なる行に分割するためのセパレータを指定します。
1.6.4.3.1.25 単一グラフ
一つのモジュールの単一グラフを表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.26 合計
指定した期間での一つのモジュールの値の合計を表示します。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
HTML のレポートでは、次のようにこのアイテムが表示されます。
1.6.4.3.1.27 TTO
トータルの稼働時間を表示します。(モニタ状態が正常の合計時間)
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
1.6.4.3.1.28 TTRT
モニタ状態が正常ではない時間の合計を表示します。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- 更新間隔(Period): レポート生成時に、どの時点までさかのぼったデータを用いるかを設定します。
- エージェント(Agent): このアイテムを利用するエージェントを選択します。
- モジュール(Module): 上記で選択したエージェントのモジュールをリストから選択します。
1.6.4.3.1.29 テキスト
レポートにテキストを表示します。例えば、会社の情報など。
このフォームのフィールドは次の通りです。
- テキスト(Text): 表示する文字を入力します。他のサーバへのリンクや画像を追加することもできます。
リンクを追加する画面のスクリーンショット例:
画像を追加する画面のスクリーンショット例:
1.6.4.3.1.30 トップ n
選択したモジュール全体で最大値、最小値、もしくは平均値に達している N 個の値を、昇順、降順またはエージェント名順に表示します。
1.6.4.3.1.31 予想グラフ
このアイテムは、モジュールデータの将来を予想します。予想は線形回帰 [1] および、最小二乗法 [2] を用いています。
これの設定を行うには、次の情報を入力します。
- 間隔(Period): 予想に使うデータの時間間隔
- 予想間隔(Projection period): モジュールデータを予想する将来の時間間隔
1.6.4.3.1.32 予測日時
このアイテムは、将来モジュールデータが指定した範囲になる日時を予測します。予想グラフのように最小二乗法 [3] を利用しています。
この設定を行うには、以下の情報を入力します。
- 間隔(Period): 予測に使うデータの時間間隔
- データ範囲(Data Range): 予測日時を返すモジュールデータの範囲
以下の例では、disk_temp_free というモジュールで、二か月間を選択しデータ範囲を [5-0] として、04 Dec 2011 18:36:23 が出力されています。これはグラフ表示バージョンです。
1.6.4.4 ウィザードタブ
このタブは、Pandora FMS エンタープライズ版にのみあります。このタブでは、少ない操作で自動的に複数のエージェントやモジュールに適用された共通設定の複数アイテムをレポートに追加することができます。
必要なタイプ、更新間隔、エージェント、モジュールを選択し、追加ボタンをクリックすると、選択した多くのエージェントやモジュールのアイテムがレポートに追加されます。
このタブで表示されるフィールドは次の通りです。
- タイプ(type): まとめて生成された、選択したアイテムを一覧から選択します。アイテムに対して適した設定が必要なため、全てを選択できるわけではありません。選択可能なアイテムは、エージェントアラートレポート、モジュールアラートレポート、AVG モジュール、エージェントイベントレポート、モジュールイベントレポート、モニターレポート、単一グラフです。
- 更新間隔(Period): レポートを生成する時に、どの範囲のデータを用いるかを設定します。1ヶ月に設定し、今すぐレポートを生成するとしたら、今から 1ヶ月前のデータの範囲となります。
- エージェント(Agents): ログインユーザが参照可能なグループに属するエージェントの一覧です。この一覧から、1つもしくはそれ以上のエージェントを選択できます。また、選択したエージェントのモジュールが表示されます。
- モジュール(Modules): 選択したエージェントのモジュール一覧から、1つもしくはそれ以上を選択します。
1.6.4.5 ウィザード SLA タブ
このタブは、Pandora FMS Enterprise 版にあります。ここでは、ウィザードを使って SLA レポートを作成することができます。異なるエージェントの共通モジュールを簡単に追加することができます。
1.6.4.6 全体タブ
このタブは、Pandora FMS Enterprise 版にあります。ウィザードを使って、例外、一般または、トップn レポートを簡単に作成することができます。ここでは、異なるエージェントから異なるモジュールを追加することができます。
1.6.4.7 拡張オプションタブ
このタブは Pandora FMS エンタープライズ版にのみあります。ここではレポートを細かくカスタマイズすることができます。生成される PDF レポートのフォントの選択、ヘッダに表示するロゴの選択、ヘッダの編集、フッタの設定、表紙の編集ができます。
- フォントの種類(Font family): Pandora コンソールの <pandoraconsole>/enterprise/include/mpdf50b/ttfonts/ ディレクトリにインストールされている適用可能なフォントの一覧です。デフォルトのフォントは、Times Roman です。より多くのフォントを利用したい場合は、apache のグループ権限で読める状態で TTF フォーマットで置いてください。重要な注意事項: アラビア語、中国語、日本語ほかの UTF8 テキストを PDF 内で利用したい場合は、それらの文字をサポートしている TTF フォントが必要です。全ての言語の文字をサポートするようにできています。
- カスタムロゴ(Custom logo): 各 PDF のページのヘッダーに表示可能なロゴの一覧です。ロゴの画像ファイルは、<pandora_console>/images/custom_logo/ にあります。デフォルトは、pandora_logo.jpg です。この上でクリックすることにより、プレビューができます。
- ヘッダー(Header): テキストをコピー & ペーストしたり、入力できるエディタです。このテキストはヘッダに表示されます。
- 表紙(First page): PDF の表示を作成したり編集したりするテキストエディタです。
- フッタ(Footer): 各ページのフッタを作成したり編集したりするエディタです。
1.6.4.7.1 マクロ
現在、以下のマクロが実装されています。
- (_DATETIME_): Pandora コンソールのオプションで設定したフォーマットにて、レポートを生成した時間に置き換えられます。
- (_REPORT_NAME_): レポート名で置き換えられます。
1.6.4.8 プレビュータブ
このタブでは、HTML フォーマットでレポートを表示します。簡単に結果を見ることができます。 指定したオプションで実際にレポートを表示するような形式で表示します。
1.6.5 レポートの表示
作成済みのレポートを表示するには、操作メニューの レポート(Reporting) -> カスタムレポート(Custom Reporting) へ行きます。
レポートは、HTML, XML または、PDF で参照できます。
レポートを HTML で見るには、アイコンをクリックします。HTML でレポートを表示すると、生成元となる日付を選択することができます。
1.6.6 メールでのレポート自動送信
Pandora FMS エンタープライズ版では、指定した時間にレポートを生成してメールで送る拡張があります。レポートは PDF フォーマットで送られます。
拡張にアクセスするには、操作メニューの 拡張(Extensions) -> cron ジョブ(Cron Jobs) へ行きます。
レポートをメール送信するタスクを追加するには、次のフィールドに入力します。
- タスク(Task): カスタムレポートのメールでの送信(send custom report by email) オプションを選択します。
- スケジュール済み(Scheduled): レポートを送信する間隔を指定します。
- 最初の実行(First Execution): 初回実行時の日付と時間を選択します。
- 生成するレポート(Report to build): 送信したいレポートを選択します。
- メールの送信(Send to mail): レポートを送信するメールアドレスを入力します。
入力したら、作成(Create) をクリックします。すると、スケジューリングされたタスクが表示されます。
スケジューリングされたタスクを作成したあと、タスクの左側の緑の丸いアイコンをクリックすると強制実行することができます。また、タスクの右側の赤い×アイコンをクリックすると削除することができます。
1.6.6.1 設定
この機能は設定が必要です。設定は、Pandora コンソールのホストの /enterprise/extensions/cron/email_config.php ファイルにあります。デフォルトでは空のファイルになっています。
<?php //Please setup your config to send emails in cron job $cron_email_from = array('[email protected]' => 'Pandora FMS'); $cron_email_smtpServer = 'mail.artica.es'; $cron_email_smtpPort = 25; $cron_email_username = '[email protected]'; $cron_email_password = ; ?>
設定パラメータは次の通りです。
- From: 発信元のメールアドレスを設定します。' でくくって、'名前 メールアドレス' という書き方も可能です。
- SMTP Server: SMTP サーバを設定します。
- username: SMTP 接続時のユーザ名を設定します。
- password: SMTP 接続時のパスワードを設定します。
以下に実際の例を示します。
<?php //Please setup your config to send emails in cron job $cron_email_from = array('[email protected]' => 'Bot report'); $cron_email_smtpServer = 'mail.company.cat'; $cron_email_smtpPort = 25; $cron_email_username = '[email protected]'; $cron_email_password = 'opensesamo'; ?>
Pandora コンソールのホストにログインできる人は誰でもファイルを見ることができることに注意してください。個人のメールアドレスは設定せずに、たとえばこれ専用のメールアドレスを作成することをお勧めします。
1.7 レポートテンプレート
(Pandora 5.0 Enterprise から実装されています)
レポートテンプレートは、レポート作成を定形化できるコンポーネントです。あとからエージェントのセットに適用でき、多くのレポートを簡単に作成することができます。
1.7.1 概要
レポートテンプレートは、レポート作成を、エージェントのグループに適用できるようにパラメータ化でき、また、すばやく簡単に多くのレポートを作成するためのコンポーネントです。テンプレートのそれぞれの要素は、正規表現や文字列マッチングでエージェントやモジュールとマッチし、とても柔軟なシステムとなっています。
上の画像を見ての通り、レポートテンプレートには要素やアイテムがあります。適用すると、それぞれのエージェントやモジュールにあったレポートアイテムを生成します。
テンプレートアイテムの種類は、平均、SLA、エージェントのイベントなど、レポートに存在するそれとほぼ同等です。
次に、3つのテンプレートアイテムの例を説明します。
1.7.2 例
テンプレート管理メニューへ行くには、操作(Operation) > カスタムレポート(Custom reporting) をクリックし、テンプレート一覧のボタンをクリックします。
このテンプレートの例では、3つのテンプレートアイテムがあります。
- 指標が同一のモジュールの自動重ね合わせグラフ作成
- トップN レポート
- エージェントイベントレポート
1.7.3 例 1: 自動重ね合わせグラフ
この要素は、選択したエージェントの入力トラフィックを表示するグラフを生成します。 それには、それぞれのエージェントで "Network Traffic (Incoming)" と "Network Traffic (Outgoing)" という同じモジュール名の重ね合わせグラフを作成します。重ね合わせグラフを作成し、生成したレポートに追加します。
この例では、対象モジュールを選択していますが、マッチするモジュール(任意の文字列) (Modules to match (Free text)) フィールドに正規表現を入力してモジュールを選択することもできます。例えば、.*cpu.* という正規表現であれば、cpu_user, total_cpu_usage, cpu などのモジュールにマッチします。
このテンプレートで、他に重要な設定としては、それぞれのエージェントのグラフを生成する(Create a graph for each agent)があります。これを選択すると、それぞれのエージェントで重ね合わせグラフを生成します。選択しないと、全てのエージェントの同一モジュールの重ね合わせグラフを生成します。
1.7.4 例 2 トップ N
このアイテムは、直近 1日で負荷の高い 5 CPU のロードを表示する トップN のレポートを生成します。そのために、このアイテムは、全エージェントの "CPU Usage" というモジュールに適用します。
ご覧の通り、モジュールは文字列マッチではなく正規表現で検索されています。これは、エージェント名のとなりの、(完全一致(exact match)) チェックボックスのチェックをはずして行います。エージェント名に何も入力しないと、全エージェントが選択されます。
1.7.5 例 3 エージェントイベント
この要素は、選択したエージェントの最新の 1日に生成されたイベントのレポートを生成します。
"エージェント(Agent)" フィールドを見ての通り、正規表現 .* を利用しています。これは任意の英数字にマッチし、任意のエージェントが選択されます。
1.7.6 アプリケーション
テンプレートの異なる要素を作成したら、レポートの生成に適用します。
エージェントごとにレポートを生成する(Create report per agent)を選択すると、選択したエージェントごとに一つのレポートを作成します。この場合、レポートの全出力結果が選択されます。
- エージェントレポートが生成されると、レポートのタイトルは、[template title] - [agent name] ([agent name]) のようになります。
- エージェントレポートが生成されると、タイトルは、[report title] - agents ([number of agents]) - [date] のようになります。
このテンプレートをエージェントに適用すると、生成されるレポートのタイトルは、次のように "Sample template report - agents (8) - January 8, 2013, 11:35 am" となります。
"custom_graph" という7つのアイテムの自動重ね合わせグラフが生成されます(エージェントの一つは選択したモジュールがありません)。これらのグラフは、"Network Traffic (Incoming)" と "Network Traffic (Outgoing)" という 2つの要素があります。
カスタムグラフの編集で、2つのモジュールがあることを見ることができます。
トップNのレポートでは、7つのサブアイテムがあります(エージェントの一つは選択したモジュールがありません)。
レポート表示で、大きなロードがかかっている 5つの CPU を見ることができます。
8つの要素があるエージェントイベントレポートが生成されます(全要素が .* にて選択されていることを思い出してください)。
1.7.7 テンプレートの編集
テンプレート内では、テンプレートの一般的なパラメータを変更できます。
1.7.8 テンプレート一覧
システム管理メニューの、レポート管理(Manage reports) > レポートビルダ(Report builder) で、テンプレート一覧(list templates)ボタンをクリックします。
ここでは、新たなテンプレートの作成、すでにあるものの編集、コピー、削除ができます。
1.7.9 テンプレート編集
テンプレート内で、テンプレート全般のパラメータを編集できます。
1.7.10 アイテム一覧
ここでは、レポートテンプレート内のアイテムの参照、編集、ソート、削除ができます。
1.7.11 アイテム編集
ここでは、新たなアイテムを作成できます。アイテムのタイプはレポートと同じです。ただし、エージェント名に正規表現を利用でき、たとえば oracle_agent[.]* であれば、エージェント名 oracle_agent_1, oracle_agent_2, などにマッチする点が異なります。 何も入力しない場合は、そのアイテムはテンプレートウィザードで選択したすべてのエージェントに適用されます。
モジュール名は、モジュール完全一致(Module exact match) をチェックした場合はその文字通りで、そうでなければ正規表現でマッチします。
1.7.12 拡張オプション
ここでは、フォント、ロゴ、ヘッダー、表紙、フッターといった、レポートの出力を調整することができます。
1.7.13 ウィザード
最後に、テンプレートを適用するには、テンプレート、対象エージェントを選択(チェックアイコンをクリックすると全てを選択できます)し、矢印ボタンをクリックし、テンプレートの適用(Apply template) ボタンをクリックします。デフォルト動作では、全テンプレートアイテムで一つのレポートを作成します。エージェントごとにレポートを作成(Create report per agent) チェックボックスをクリックすると、選択したエージェントごとに一つのレポートを作成します。
前にも述べたように、アイテムにエージェント名(正規表現)が入力されている場合は、正規表現にマッチする名前のエージェントにもにテンプレートが適用されます。例えば、エージェント名に 192.168.50.1[.]* を入力したアイテムの場合は、テンプレートは、192.168.50.1 および 192.168.50.10 のエージェントに適用され、192.168.50.2 には適用されません。
結果は、レポート一覧で見ることができます。
テンプレートアプリケーションによって作成した全レポートを削除するには、テンプレートを選択して削除ボタン(ほうきボタン)をクリックします。
1.8 ビジュアルマップ
Pandora FMS では、ユーザごとに設定可能なビジュアルマップを作成することができます。
古いビジュアルコンソールエディタでも多くの良い点がありますが、新しいビジュアルコンソールエディタは、より実用的になっています。新しいビジュアルコンソールでは、直感的に操作ができるアプリケーション (例えば GIMP のように) のようになっています。また、エディタを、"データ(Data)"、"プレビュー(Preview)"、"ウィザード(Wizzard)"、"エレメント一覧(List of elements)" の単純なタブに分割しました。
マップが持つことができるエレメントは、静的画像、パーセントバー、モジュールグラフ、および単純な値です。
1.8.1 ビジュアルマップの作成
ビジュアルマップを作成するには、レポート(Reporting) -> ビジュアルコンソール(Visual console) へ行きます。すでに作成されているマップの一覧が表示されます。新たなマップを作成するには、"作成(Create)" をクリックします。
マップの名前を入力するウインドウがあります。グループを選択し、利用するマップの背景を選択します。すべてのフィールドを入力したら、作成(create) をクリックします。
1.8.2 ビジュアルマップの参照
作成したビジュアルマップを参照するには、レポート(Reporting) -> ビジュアルコンソール(Visual Console) へ行きます。作成済のマップ一覧が表示されます。
ビジュアルコンソールアイテムは、最初の文字が "_", "," , "[" , "(" になっています。 これは、"ビジュアルコンソール"サブメニューの中の左側のメニューに表示されます。
マップを見るには、見たいマップの名前をクリックします。
マップの下で、マップの更新時間の選択ができます。このアイコン をクリックすることにより、マップを全画面表示することができます。このアイコン
をクリックすると、マップの編集ページへ行けます。
また、ここでは
をクリックすると、コンソールにログインせずにアクセス可能な現在のビジュアルマップへのリンクを表示することができます。
1.8.3 ビジュアルマップの削除
ビジュアルマップを削除するには、レポート(Reporting) -> ビジュアルコンソール(Visual console) へ行きます。作成済みのマップ一覧が表示されます。削除するには、対象のビジュアルマップの行の赤い×アイコンをクリックします。
1.8.4 ビジュアルマップエディターのタブ
1.8.4.1 データ
ここでは、ビジュアルコンソールの基本データを編集したり作成したりできます。新規マップを保存する前にのみ表示されます。基本的な値は、ビジュアルコンソール名、ACL 管理のためのグループ、背景画像です。
これを作成することにより、背景画像を元にビジュアルコンソールの大きさが定義されます。しかし背景を変更したとしても、編集を行った場合は、最後に定義した大きさが保存されます。
背景画像は、Pandora コンソールのディレクトリ (通常は、/var/www/pandora_console/) の /images/backgrounds/ に保存されます。
1.8.4.2 プレビュー
ビジュアルコンソール表示は静的な表示です。そのため、ビジュアルコンソールメニューでできるような、エレメントの状態更新はされません。
1.8.4.3 ウィザード
これは、静的画像のビジュアルコンソールの代わり、2クリックだけで複数のエレメントを設定できるウィザードタブです。
画面ショットでわかる通り、次のフォームがあります。
- 画像は、バッチで作成されたすべてのエレメント同じです。
- エレメント間の距離は、(0,0)の位置からどれだけ離れているかです。
- エージェント選択ボックスは、一つもしくは複数のエージェントを選択するためのものです。(一つもしくは複数のエージェントを選択するには、ビジュアルコンソール用にバッチエレメントが作成されている必要があります。)
- モジュール選択ボックスは、エージェント選択ボックスで選択したエージェントのモジュールを選択するためのものです。作成するビジュアルコンソールに静的画像を配置したいモジュールを選択することができます。
1.8.4.4 エレメント一覧
このタブでは、ビジュアルコンソールにおけるエレメントファイルをまとめて編集できます。異なるエレメントを簡単に編集することができます。エレメントのいくつかの値を調整する必要がある場合に便利なツールです。
ここで出来る操作は、エレメントの編集 (ただしエレメントの種類は変更できません) および削除で、作成はできません。作成は編集タブで行ってください。
最初の行は、背景画像の設定です。
残りの行は、マップエレメントです。画面ショットでは複数のエレメントが表示され、黒い線で区切られていることがわかります。
エレメントタブの一覧表示画面ショット
1.8.4.5 編集
このタブは、ビジュアルコンソールエディタの機能の多くを持っています。なぜなら、ここでエレメントの作成、編集、配置ができるからです。これは動的なページのため、ブラウザが javascript に対応している必要があります。画面ショットで分かる通り、画面はボタンがある部分と (ビジュアルコンソールで "描画" することができる) ワークエリアの 2つの領域に分かれています。また、オプションパレットがあります。(画面ショットでは表示されていません。)
1.8.4.5.1 ボタン
ツールを構成するボタンは次の通りです。
- 異なる種類のエレメントを作成するためのボタンは左側にあります。それらは、静的グラフ、パーセント表示(円とパーセンテージ)、モジュールグラフ、数値、アイコン、およびサービスです。ボタンをクリックすると、該当のエレメントを作成するためのフィールドがあるパレットが現れます。エレメントを作成したり編集したりしている時、アクティブになっているパレットのクローズをクリックすることにより、それの表示を消すことができます。
- アイテムの削除は、エレメントを選択いないと表示されません(背景を除く)。クリックすることによりビジュアルコンソールからエレメントを削除します。この操作は取り消しができない点に注意してください。
- アイテムの編集も、ビジュアルコンソールのエレメントを選択しないと表示されません。クリックすることにより、値を編集するためのエレメントのオプションパレットが表示されます。
1.8.4.5.2 作業領域
作業領域は、Pandora コンソールの幅 100% および 500 ピクセルの高さとなっています。見ての通り、大きなサイズのビジュアルコンソールで作業しやすいように、スクロールバーがあります。ビジュアルコンソールのサイズは、背景画像と同じであるということを理解しておいてください。作業領域に表示されるエレメントは、デフォルトで左上の (0,0) の位置に作成されます。
1.8.4.5.3 拡張オプション
位置
デフォルトでは、位置は 0x0 で、最初の値が X 軸、2つ目の値が Y 軸です。これらの値はピクセル数で表し、Y 軸については一番上が 0 で、下に行くほど大きくなります。X 軸は一般的な考えかたで左から右に向かって大きくなります。
正確な位置を指定したいのでなければ、位置は必ずしも指定する必要はありません。なぜならエレメントを作成したあとに、描画ツールの用にビジュアルコンソール上で位置決めを行うことができます。
親
ビジュアルコンソールでエレメント間のリンクを表現するために、それらの間に線を引いています。視覚的に大変わかりやすいです。 線は、親のエレメントの状態に依存して特定の色になります。ここでは、ビジュアルコンソールでエレメントの親になりうるエレメント一覧が表示されます。
リンクされたマップ
エレメントはまた、より使いやすくするために他のビジュアルコンソールへの入り口にもなります。例えば、2つのビジュアルコンソールがあったとします。一つは管理しているビルの中のマシンを表示します。もう一つは、世界地図を表示します。後者には、管理しているビルを表す状態が変化するエレメント (静的画像) があり、さらにその中にアクセスしていくことが出来ます。
ここでは、リンクするために作成済のビジュアルコンソール一覧がドロップダウンリストで表示されます。
ラベルカラー
好みに応じて (マップの背景が暗い場合にラベルを見やすくするために) 、テキストの色を変更することができます。デフォルトでは黒です。これもまたインテリジェント制御になっています。また、16進フォーマットで色を指定することができます。カラーパレットをポップアップ表示することもできます。
ラベルカラーのカラーパレット画面ショット
1.8.4.5.4 背景
これは、特別な種類のエレメントで、作成したり削除したりできません。以下に示す値の編集のみができます。
- 選択したパレットでの背景画像。
- 背景として選択された画像のサイズ。0x0 は特別な値で、これを指定した場合は元の画像ファイルと同じサイズが利用されます。
- オリジナルサイズボタンをクリックすることにより、背景のサイズをオリジナルサイズにすることができます。
- また、背景の高さと幅の比率を編集することができます。2つの値の関係を維持することができます。これらは、独自の幅(Propotional width) および 独自の高さ(Propotional height) ボタンをクリックすることにより実行できます。
バージョン5.0から
- グリッド(Grid): グリッドを表示することができ、中の要素をそのグリッドに合わせて移動させることができます。このオプションを無効にすると、要素は再び自由に移動できるようになります。
- 自動保存ボタン(Auto-save button): 無効の場合、作成ボタンが無効なためアイテムの移動のみが可能です。
バージョン5.0から
- 現在の版を保存できます。また、ビジュアルコンソールととものデフォルトで動作している自動保存機能を無効化することもできます。ディスクボタンをクリックすることによって強制的に保存を実行します。これは、自動保存が正しくできないようなセキュリティ設定の場合に便利です。
1.8.5 パレットの選択
編集するアイテムの ダブルクリック または、編集ボタンをクリックすると表示されます。オプションパレットのフォームでは、すべての要素に対して次の設定ができます。いくつかの要素では追加の操作ができ、それぞれの項で説明しています。
1.8.5.1 ラベル
ビジュアルコンソール内のエレメントで表示されるテキストです。
Since 5.0.1 version..
It has a rich editor with this you can set label with style.
1.8.5.2 エージェント
IP アドレスまたはエージェント名で、エージェントを検索できる操作です。
1.8.5.3 モジュール
この操作は、エージェントが持っている全てのモジュールを返します。
1.8.6 ビジュアルマップで利用可能なエレメント
1.8.6.1 静的画像
このエレメントは、静的画像を表示します。モジュール、エージェント、マップの状態に依存して、画像その他を表示します。デフォルトの設定では画像ファイルは、/var/www/pandora_console/images/console/icons にあります。ファイルをuploadすることもできます。画像ファイルのファイル名は、<image_name>_<state>.png で、次のようになります。
- "" エージェントやモジュール、ビジュアルコンソールの状態が不明の場合
- "bad" エージェントの一つ以上のモジュールが障害状態もしくは、ビジュアルコンソールがリンクしているエレメントが障害状態の場合
- "ok" エージェント、モジュール、もしくはビジュアルコンソールのリンクが正常の場合
- "warning" エージェントの一つ以上のモジュールが警告状態もしくは、ビジュアルコンソールがリンクしているエレメントが警告状態の場合
静的画像の作成
静的画像を作成するには、左下にある静的画像ボタンをクリックします。すると、新規画像のオプションパレットが表示されます。共通のオプションは、にあります。静的画像特有のオプションについては以下に示します。
静的画像オプション
- 画像(Image): 表示された画像を選択できるドロップダウンリストになっています。画像のプレビューもできます。
- 拡張オプション(Advanced options):
- サイズ(Size): ここでは、画像のサイズを指定することができます。デフォルトでは 0x0 で、画像のオリジナルサイズを利用することを意味します。
画面ショット
テクニック
- テキスト文字列を設定するには、
- 画像無しで、静的画像を作成する操作をすれば良いです。
1.8.6.2 アイコン
このエレメントは、モジュールに関連づけられていない静的画像を表示します。
通常の Pandora のインストールでは、画像ファイルは (<pandora_home>/images/console/icons) ディレクトリにあります。新たな画像ファイルはファイルマネージャを使ってアップロードすることができます。ビジュアルコンソールの他のエレメントのように、ラベル、初期位置、大きさ、親エレメント、他のビジュアルマップへのリンクに関連付けることができます。
ビジュアルマップエディタでの表示:
他のページにリンクされたアイコン
バージョン 5.0 から、ラベルフィールドで他の web ページへリンクするための URL に関連付けることができます。
例: ビジュアルコンソールでアイコンを SNMP コンソールへリンクするには、アイコンを作成する必要があります。このアイコンには、SNMP コンソールの URL (http://<pandora_home>/index.php?sec=snmpconsole&sec2=operation/snmpconsole/snmp_view) のラベルがついています。
ビジュアルコンソールのプレビューモードでは、アイコンをクリックすることにより、SNMP コンソールへ行くことができます。
1.8.6.3 パーセント表示オプション
パーセント表示では、細かくモジュールの状態を表示することができます。円グラフまたはパーセントバーのタイプがあります。
パーセント表示は、他のエレメントより設定項目が少ないです。次に示す 4つの項目があります。
- 幅(Width): パーセントバーの幅をピクセル数で指定します。
- 最大値(Max value): モジュールがとりうる値の最大値です。これにより、最大値内に制限してモジュールを表示することができます。例えば、画面ショット例では、CPU モジュールで 0 から 100 までの範囲の値を表示します。
- タイプ(type): 要素のタイプが円グラフか某グラフかを設定できます。表示の仕方の選択です。
- 表示する値(Value to show): モジュールのパーセンテージまたは最新の値かを選択できます。
- 拡張オプション(Advanced Options): このエレメントは、特殊な設定はありません。基本設定と同じです。
1.8.6.4 モジュールグラフ
名前を表示するように、ビジュアルコンソールではエージェントのモジュールの状態がグラフ表示されます。
モジュールグラフオプション
グラフでは、幅と高さを定義する必要があります。隠れている拡張オプションで行います。
- 間隔(Period): どれくらい前の時間からのグラフを表示するか指定します。グラフは時間で変更可能です。
- サイズ(Size): グラフ画像の幅と高さを指定します。グラフ本体だけでなく、縦横の軸と数値表示部分も含みます。
- 拡張オプション(Advanced options): 基本的な拡張オプションと同じです。
注意
- グラフ画像は計算して作成されます。軽い処理ではありません。そのため、Pandora をインストールしたシステムのアーキテクチャに依存して、処理が早く終わることもあれば数分かかることもあります。また、グラフ画像無しでエレメントのラベルのみを参照できるような場合もあります。
1.8.6.5 値
このエレメントは、ビジュアルコンソール上に <ラベル> <モジュールの値> のテキストのみ表示します。ラベル(必要な場合)のみを設定し、ビジュアルコンソールに値を表示させるエージェントとモジュールを選択します。
値のオプション
このエレメントには、独自のオプションはありません。
バージョン 5.0.1 からは、エディタで (_VALUE_) マクロを使うことにより、値にスタイルを設定することができます。
1.8.6.6 ラベル
関連するコンテンツ無しでラベルを作成するにはこのアイテムを利用します。ラベルフィールドに入力するだけです。
1.9 エージェント/モジュールビュー
モニタリング(Monitoring) -> エージェント/モジュールビュー(Agent/Module view) メニューへ行くと、モジュールとエージェントの状態を表す表が表示されます。
操作(Operation) > 拡張(Extensions) > エージェント/モジュールビュー(Agents/Modules view) でも見れます。
1.10 モジュールグループ
ここでは、モジュールグループごとに、モジュールの状態を表で表示します。 表示するには、モニタリング(Monitoring) -> モジュールグループ(Module group) を選択します。
ご覧の通り、エージェントグループごとのモジュール数と、モジュールの障害、警告、正常の状態に応じて異なる色で表を表示します。
1.11 ツリー表示
Pandora FMS エンタープライズ版では、エージェントのモニタ状態をツリー表示することができます。表示は、状態および、グループ、ポリシー、OS、モジュールグループ、モジュールによって、フィルタリングすることができます。
1.12 モバイルコンソール
Pandora FMS には、新たなモバイルコンソールがあります。これは通常のコンソールの簡易版で、600x280 以上の画面解像度があるモバイル端末で利用できます。エージェント、モニタ状態、アラート、エージェント詳細 (グラフも含む)、グループ参照、最新のイベントなど、Pandora FMS が提供する全ての情報を参照できます。
モバイルインタフェースの URL は、/mobile です。コンソールが、http://firefly.artica.es/pandora_demo/ であれば、モバイルコンソールは、http://firefly.artica.es/pandora_demo/mobile になります。
この URL は、ネイティブのウェブサイトを参照できる任意のデバイスに対して互換性があります。iPhone と Android デバイスでテストしており、タブレット(ipad および android)も含みます。デバイスの画面サイズに自動的に合います。