Difference between revisions of "Pandora: Documentation ja: Anexo Upgrade"

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(バージョン 5.0 から 5.1 へのアップデート)
(バージョン 7.0NG ( ローリングリリース ))
 
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[[Pandora:Documentation_ja|Pandora FMS ドキュメント一覧に戻る]]
 
[[Pandora:Documentation_ja|Pandora FMS ドキュメント一覧に戻る]]
  
=以前のバージョンからのアップグレード=
+
= 手動アップデート =
== マイナーリリース間のアップグレード ==
 
  
3.1 から 3.1.1 へのアップグレードや、3.1-rc1 から 3.1-final や 3.1-rc2 へのマイナーバージョンの場合の例を示します。
+
Pandora FMS の基本的なコンポーネントに関して理解しておくことが重要です。Pandora FMS は、コンソール、サーバ、データベースの 3つの要素に分けることができます。オープンソースでは、これらの 3つのコンポーネントは素早く更新できますが、Enterprise 版ではもう少し手順が必要で、別途アップデートが必要な追加機能があります。
  
同じメジャーバージョンでのアップグレードでは、データベーススキーマの変更はありません。ソフトウエアのみをアップグレードすれば良く、データベーススキーマやデータの対応は不要です。
+
内訳
  
例えば、3.1RC1 から 3.1RC2 など、同じメジャーバージョンでのアップグレードはとても簡単です。現在インストールしているものを新しいものに置き換えるだけです。以下に手順を示します。
+
オープンソース版:
 +
* ウェブコンソール
 +
* サーバ
 +
* データベース
  
'''1.''' データベースをバックアップします。(念のためです。必須ではありません。)
+
Enterprise版:
 +
* オープンソースのウェブコンソール
 +
* Enterpriseウェブコンソール(コンソールの機能を拡張します)
 +
* オープンソースのサーバ
 +
* Enterpriseサーバ(サーバ機能を拡張します)
 +
* データベース(Enterprise版の追加のグラフなど)
  
'''2.''' 設定ファイルをバックアップします。
+
更新には、'''常に'''コンソールの変更、'''時々'''サーバの変更、'''まれに'''データベースの変更を含みます。アップデートは 2つのカテゴリに分けており、データベースの変更を伴わないマイナーリリースと、データベースの変更を伴うメジャーリリースがあります。
  
/etc/pandora/pandora_server.conf
+
== マイナーバージョンアップ ==
apache のドキュメントルート以下の pandora_console/include/config.php
 
/etc/pandora/pandora_agent.conf
 
カスタムファイル (マップ画像、プラグインなど)
 
  
'''3.''' RPM, DEB パッケージや tar のソースアーカイブを使って、好みの方法でアップデートします。
+
これにはデータベースの変更は含まれません。コンソールおよび時々サーバのみです。例えば、6.0SP1 から SP2 などです。
  
==== 追加のネットワークおよびローカルコンポーネントのインストール ====
+
準備:
  
'''Pandora FMS 4.0.3 から'''、新たなネットワークおよびローカルコンポーネントが追加されています。このバージョンを新規インストールした場合は、デフォルトで導入されています。しかし、以前に Pandora FMS 4.0.x をインストールしている場合は、これらの新規モジュールを使えるようにするために、いくつかのスクリプトを実行する必要があります。
+
1. データベースをバックアップします。例:
 
+
mysqldump -u root -p pandora > backup_pandora_X.Y.sql
スクリプトは、<pandora_console>/extras 以下にある次のファイルです。
 
 
 
network_components.mysql.sql
 
network_components.oracle.sql
 
network_components.postgreSQL.sql
 
  
利用中のデータベースに合わせて正しいスクリプトを実行する必要があります。MySQL の場合は次の通りです。
+
2. 次の設定ファイルをバックアップします: pandora_server.conf, config.php, pandora_agent.conf
  
mysql -u root -proot pandora < network_components.mysql.sql
+
3. サーバおよびエージェントプラグインを次のようにバックアップします。
  
このスクリプトは、新たなコンポーネントグループと新たなネットワークコンポーネントを追加します。
+
/etc/pandora/plugins
 +
pandora_console/attachment/plugin
 +
/usr/share/pandora_server/util/plugin
  
{{tip|スクリプト実行中に何らかのエラー(例えば、グループがすでに存在した場合のインデックスの重複など)が発生した場合は、データベースに新規モジュールをインサートします。スクリプトは、SQL クエリを書いただけのものです。}}
+
4. 次のサービスを停止します: pandora_server, tentacle_serverd, httpd, pandora_agent および mysqld
  
エンタープライズ版を利用している場合は、ローカルモジュール用にも似たようなスクリプトが <pandora_console>/enterprise/ にあります。
+
5. アップデートします。
  
local_components.mysql.sql
+
=== RPM パッケージにて ===
local_components.oracle.sql
 
local_components.postgreSQL.sql
 
  
前述のものと同じように、次のようにスクリプトを実行します。
+
* オープンソースのコンソールアップデート:
  
  mysql -u root -proot pandora < local_components.mysql.sql
+
  rpm -U pandorafms_console_package.rpm
  
 +
* Enterprise コンソールアップデート:
  
{{warning|local_component スクリプトを実行する前に、新たなコンポーネントグループを作成するために network_component スクリプトを実行する必要があります}}
+
rpm -U pandorafms_console_enterprise_package.rpm
  
=== .rpm パッケージの利用 ===
+
* オープンソースサーバアップデート:
  
RPM システムで同じバージョンの場合は、以下のコマンドでアップグレードすることができます。
+
rpm -U pandorafms_server_package.rpm
  
rpm -U xxxx.rpm
+
* Enterprise サーバアップデート:
  
ただし、時々バージョンの命名規則が異なる場合は問題が発生します。これを避けるためには、新たらしい RPM パッケージを強制インストールします。
+
rpm -U pandorafms_server_enterprise_package.rpm
  
rpm -i --force xxxx.rpm
+
インストール前後で、どのバージョンで動いているか、以下のコマンドで確認できます。
  
これは現在の設定を上書きします。pandora_server.conf および pandora_agent.conf はリストアする必要があります。コンソールのアップグレードは問題なくでき、install.php の削除のみ行う必要があります。
+
rpm -qa | grep -i pandora
  
''エンタープライズ版''を利用している場合は、エンタープライズ版のパッケージもここで説明しているのと同様の方法でアップグレードする必要があります。
+
=== DEB パッケージにて ===
  
=== .deb パッケージの利用 ===
+
* オープンソースコンソールアップデート:
  
Debian または Ubuntu もしくは、その他 .deb パッケージを利用するシステムを使っている場合は、以前のパッケージをアンインストールする必要があります。最初に設定とデータファイルをバックアップすることを忘れないようにしてください。
+
dpkg -i pandorafms_console_package.deb
  
新しいパッケージをインストールして、設定ファイルをバックアップしたものに置き換えます。
+
* Enterprise コンソールアップデート:
  
エンタープライズ版を使っている場合は、それも .deb パッケージを使ってアップデートすることを忘れないようにしてください。
+
dpkg -i pandorafms_console_enterprise_package.deb
  
==== Unix 版 Pandora エージェント ====
+
* オープンソースサーバアップデート:
  
Unix 版 Pandora エージェントをアップデートするとき、インストールの最後の段階で、プラグインファイルを上書きするか尋ねられます。上書きを防ぐために、プラグインを編集している場合は確認をしてください。
+
dpkg -i pandorafms_server_package.deb
  
=== tar アーカイブ / ソースの利用 ===
+
* Enterprise サーバアップデート:
  
==== ウェブコンソール ====
+
tar zxvf pandorafms_server_enterprise_package.tar.gz
 +
cd pandora_server/
 +
./pandora_server_installer --install
  
コンソールの場合、まずは Pandora FMS コンソールの tar ファイルを /tmp へ展開します。
+
依存関係の問題がある場合は、以下のコマンドで解決できます。
  
  cd /tmp
+
  apt-get install -f
tar xvzf pandorafms_console_3.1xxxx.tar.gz
 
  
'''自動処理'''
+
=== tar ボール、ソースにて ===
  
SUSE (Vmware イメージもしくは CD アプライアンス) では次のようにします。
+
* オープンソースコンソールアップデート:
  
  cd /tmp
+
  tar xvzf pandorafms_console_package.tar.gz
 
  cd pandora_console
 
  cd pandora_console
  ./pandora_console_upgrade -p /srv/www/htdocs/pandora_console
+
  ./pandora_console_upgrade -p /yourconsolepath
 
 
2つ目のパラメータ (この例では、''/srv/www/htdocs/pandora_console'') は、 Pandora FMS コンソールがインストールされている場所です。
 
  
Ubuntu/Debian では次のようにします。
+
* Enterprise コンソールアップデート:
  
  cd /tmp
+
  tar xvzf pandorafms_console_enterprise_package.tar.gz
 
  cd pandora_console
 
  cd pandora_console
  ./pandora_console_upgrade -p /var/www/pandora_console
+
  ./pandora_console_upgrade -p /yourconsolepath
 
 
'''手動での対応'''
 
 
 
Pandora FMS コンソールの tar ファイルを /tmp/pandora_console へ展開します。/tmp/pandora_console 以下のファイルを Pandora FMS のディレクトリへコピーします。
 
 
 
SUSE (Vmware イメージまたは CD アプライアンス) では次のようにします。
 
 
 
cp -R /tmp/pandora_console /srv/www/htdocs/
 
chown -R wwwrun:root /srv/www/htdocs/pandora_console
 
 
 
Ubuntu/Debian では次のようにします。
 
 
 
cp -R /tmp/pandora_console /var/www/
 
chown -R www-data:root /var/www/pandora_console
 
 
 
''/tmp/pandora_console'' から、テンポラリファイルは削除します。
 
 
 
rm -Rf /tmp/pandora_console
 
 
 
attachment ディレクトリ内は、apache ユーザ(wwwrun:www や www-data:www-data)で読み書きできる必要があります。
 
 
 
'''エンタープライズ版''' (手動のみ)
 
 
 
エンタープライズ版をアップグレードするには、''/enterprise'' ディレクトリとその中身を Pandora FMS ウェブコンソールのディレクトリにコピーします。
 
  
==== サーバ ====
+
* オープンソースサーバアップデート:
 
 
サーバでは、Pandora FMS サーバの tar ファイルを /tmp に展開します。
 
 
 
cd /tmp
 
tar xvzf pandorafms_server_3.1xxxx.tar.gz
 
 
 
'''自動処理'''
 
 
 
アップグレードスクリプトを使って、アップデートを行います。
 
  
 +
tar xvzf pandorafms_server_package.tar.gz
 
  cd pandora_server
 
  cd pandora_server
 
  ./pandora_server_upgrade --upgrade
 
  ./pandora_server_upgrade --upgrade
  
'''手動での対応'''
+
* Enterprise サーバアップデート:
 
 
この手順で、新たなバイナリおよびライブラリをインストールします。Pandora FMS の重要なツールはアップグレードされません。それらは一つずつコピーする必要があります。
 
  
 +
tar xvzf pandorafms_server_enterprise_package.tar.gz
 
  cd pandora_server
 
  cd pandora_server
  # ./pandora_server_installer --install
+
  ./pandora_server_upgrade --upgrade
  
Pandora FMS サーババイナリをデフォルトディレクトリ '/usr/bin' 以外に置く場合は、次のようにディレクトリを指定します。
+
* エージェントアップデート:
 
 
# PREFIX=/usr/local ./pandora_server_installer --install
 
 
 
次のコマンドでテンポラリファイルを削除します。(必要なければ)
 
 
 
rm -Rf /tmp/pandora_server
 
 
 
''エンタープライズ版'''
 
 
 
上記のサーバのアップグレードととても似ています。tar ファイルを展開し、root で以下を実行します。
 
 
 
perl Makefile.PL
 
make
 
make install
 
 
 
以上で、エンタープライズサーバがアップグレードされます。
 
 
 
==== エージェント ====
 
 
 
tar ファイルを展開します。
 
 
 
cd /tmp
 
tar xvzf pandorafms_unix_agent_3.1xxx.tar.gz
 
 
 
ツールやプラグインも含めてエージェント全体をインストールする、インストールツールを実行します。このインストーラは、既存の設定ファイルを ''/etc/pandora/pandora_agent.conf.yyyy-mm-dd'' というファイル名で自動的にバックアップします。スクリプトを実行し、バックアップ設定ファイルを /etc/pandora/pandora_agent.conf にコピーします。
 
  
 +
tar xvzf pandorafms_agent_package.tar.gz
 
  cd pandora_agent
 
  cd pandora_agent
 
  ./pandora_agent_installer --force-install
 
  ./pandora_agent_installer --force-install
cp /etc/pandora/pandora_agent.conf.xxxxxxx /etc/pandora/pandora_agent.conf
 
  
そして、必要なければ、テンポラリファイルを削除します。
+
=== バージョン 7.0NG ( ローリングリリース ) ===
  
rm -Rf /tmp/pandora_agent
+
Pandora FMS バージョン 7.0NG のコンソールを(rpm や tarボール、deb を用いて)手動でアップデートする場合、特定のバージョンから別のバージョンへマイグレーションするスクリプトを手動で適用する必要がある場合があります。これを避けるために、コンソールはアップデートマネージャ経由でアップデートすることをお勧めします。
  
'''詳しい方のみ''': エージェントのアップグレードで、''/usr/bin/pandora_agent'' または ''c:\program files\pandora_agent\pandoraAgent.exe'' といったエージェントの実行ファイルのみを置き換えることができます。実行ファイルを置き換える前には、プロセスもしくはサービスを停止してください。すばやくアップグレードするには便利です。
+
古いデータベースを利用していると(通常の状態では発生しない稀なエラー)、管理者ユーザにこの問題を知らせる警告タブが表示されます。
  
マイナーバージョンのリリースでは、データベーススキーマには変更がないという点を理解しておいてください。そのため、上記で説明したファイルの置き換えやアップグレードで対応できます。3.0 から 3.1、2.1 から 3.0 などのメジャーバージョンアップでは、データベーススキーマが変更されています。この場合はデータベースの修正が必要です。
+
<center>
 
+
[[image:mr_message.png|center]]
より詳細は引き続きドキュメントを参照してください。
+
</center>
 
 
== 他のシステムへのマイグレーション ==
 
 
 
SUSE 11 から SUSE 12 であったり、Ubuntu から CentOS へのマイグレーションなど、時には、Pandora の新バージョンを他のシステム/ディストリビューションで利用したい場合があるかもしれません。
 
 
 
これを実行するには、Pandora FMS を新規インストールするか、ISO アプライアンスをダウンロードしてインストールする必要があります。
 
 
 
- 新たなシステムで新規の Pandora FMS が動作するようになったら、以前のシステムのデータベースバックアップを行います:
 
mysqldump -u root -p pandora > backup_pandora_X.Y.sql
 
 
 
- バックアップファイル backup_pandora_X.Y.sql を新たなシステムへ転送し、
 
 
 
- mysql 以外の全プロセスを停止します。
 
 
 
/etc/init.d/pandora_server stop
 
/etc/init.d/pandora_agent_daemon stop
 
/etc/init.d/tentacle_serverd stop
 
/etc/init.d/apache2 stop  o /etc/init.d/httpd stop (parar servidor apache, variará dependiendo de la distribución que usemos)
 
 
 
- 新システムの mysql へ root ユーザでコマンドラインに入ります。pandora データベース(デフォルトの場合の名前は pandora です)へアクセスし、インポート操作を実行します。
 
 
 
#mysql -u root -p
 
mysql>use pandora
 
Database changed
 
mysql>source /home/artica/backup_pandora_X.Y.sql ( put the full path to the backup file you created a few steps back )
 
  
- 新しいバージョンへのマイグレーションでは、データベースのマイグレーションスクリプトを実行する必要があります。
+
この問題を解決するためには、Pandora FMS コンソールがインストールされているサーバへログインし、シェルで /var/www/html/pandora_console/extras/mr ディレクトリへ行きます。'updated' という名前のディレクトリが存在します。すでに適用されているすべての SQL は、'updated' ディレクトリに格納されていなければなりません。 したがって、データベースにSQLを適用したら、それらを 'updated' ディレクトリに移動する必要があります。
 +
MR1 の実行例を見てみましょう。この例では、データベースに MR は適用されていません。Pandora FMS コンソールのフッターに MR0 が表示されています。バージョン 704 が手動でインストールされ、MR1 の SQL を手動で適用する必要があります。SQL は、/var/www/html/pandora_console/extras/mr/ に 1.sql という名前であります。以下のように実行します。
  
- OS のディストリビューションを変更する場合には、システム内のコンソールのパスおよび、pandora データベース内のいくつかのフィールドを変更する必要がある可能性があることに注意してください。次のクエリを実行する必要があります。
+
[[email protected] mr]# cat 1.sql | mysql -u root -p pandora
  
#mysql -u root -p
+
MySQL のユーザは root で、データベースは pandora です。
mysql>use pandora
 
Database changed
 
mysql>UPDATE tconfig SET value = '/var/www/html/pandora_console/attachment' WHERE token LIKE 'attachment_store'
 
mysql>UPDATE tconfig SET value = '/var/www/html/pandora_console/include/fonts/smallfont.ttf' WHERE token LIKE 'fontpath'
 
  
ここで、'/var/www/html/pandora_console/attachment' は、システム内の実際のコンソールのパスです。
+
適用したら、MySQL の tconfig テーブルの MR の値を更新する必要があります。MySQL に接続して、次のコマンドを一度実行します。
  
このパスの設定は、サーバおよびコンソール設定ファイルでも修正する必要があります。
+
mysql> use pandora;
 +
mysql> update tconfig set value= XX where token='MR';
  
- データベースをインポートしたら、設定ファイル <コンソールパス>/pandora_console/include/config.php および /etc/pandora/pandora_server.conf の dbname, dbuser, dbpass フィールドを確認する必要があります。同じ値になっていない場合は、次のようにします。
+
適用すると、コンソールから警告メッセージは消え、フッターに MR1 が表示されます。次に、SQL を 'updated' へ移動します。どの MR を適用すべきかは、[[Pandora:Documentation_ja:Versions| こちら]] を参照してください。
  
1.- 古い設定ファイルを新しいものに置き換えます。
+
[[email protected] mr]# mv 1.sql updated/
  
2.- 設定ファイル内に記載されているデータベースへのアクセス設定を更新します。新たな設定ファイルに dbname=pandora, dbuser=pandora1, dbpass=pandora2 という設定があるとすると、次のような対応を実施します。
+
== メジャーバージョンアップ ==
  
#mysql -u root -p
+
メジャーバージョンアップには常にデータベースの変更が含まれます。そのため、'''データベーススキーマのアップデートが必要です。''' 例えば、バージョン 6.0 から 7.0 などです。
mysql>grant all privileges on pandora.* to 'pandora1'@'localhost' identified by 'pandora2';
 
mysql>flush privileges;
 
  
その後、すべてのデーモンを再開し、すべての設定が完了した Pandora コンソールにアクセスします。IP アドレスを変更している場合は、全エージェントの設定ファイルにて target_ip 設定を変更する必要があります。
+
=== データベースのアップデート ("メジャーリリース")  ===
  
この手順は、Enterprise 版であっても同様です。
+
データベースをアップデートするには、最初にバージョンに応じたオープンソースおよび Enterprise コンソールをアップデートする必要があります。これらのアップデートによって必要な SQL ファイルをダウンロードできます。
  
== メジャーバージョンのアップデート ==
+
コンソールをアップデートしたら、SQL のデータベースアップデートスクリプトがコンソールの /extras や /enterprise に見つかります(バージョンに依存します)。CentOS の場合であれば、以下にあります。
  
マイナーバージョンアップと同様の手順ですが、データベーススキーマとデータをアップグレードする必要があります。以下に手順を示します。
+
/var/www/html/pandora_console/extras/pandoradb_migrate_X.Y_to_Z.T.mysql.sql
 +
/var/www/html/pandora_console/enterprise/pandoradb_migrate_vX.Y_to_vZ.T.mysql.sql
  
=== データベーススキーマのアップグレード (メジャーバージョンのみ) ===
+
アップデートの前に最初に説明した、データベース、設定ファイルのバックアップ、Pandora FMS サーバの停止といった準備を行います。
  
例えば、3.0 から 3.1 や、3.x から 4.x は、メジャーバージョンアップです。4.0 から 4.0.1 は、メジャーバージョンアップではなく、データベースのアップグレードは不要です。
+
service pandora_server stop
  
メジャーバージョンのアップグレードは、データベースのアップグレードが必要です。データベースのアップグレードは、コマンドラインから実施します。このアップグレードはすべての情報を変換しますが、データを失うことはありません。しかし、'''常に、全体のバックアップ (データベースだけではなく、プログラムおよび設定も) を取得してください。''' 以下にアップグレードの手順を示します。
+
* オープンソースデータベースのアップデート:
  
新しいバージョンの Pandora FMS パッケージ (エンタープライズ版を含む) をインストールします。
+
mysql -u ユーザ名 -p -D データベース名
データベースのアップグレードに必要なファイルは、パッケージの {PANDORA_CONSOLE}/extras ディレクトリおよび、{PANDORA_CONSOLE}/enterprise/extras (エンタープライズ版のみ) に含まれています。
 
  
{PANDORA_CONSOLE} は、Pandora FMS のコンソールのプログラムがインストールされているディレクトリです。SUSE では、/srv/www/htdocs/pandora_console で、Debian/Ubuntu では、/var/www/pandora_console です。システムに依存します。
+
例:
  
''extras'' ディレクトリへ行くと、''pandoradb_migrate_vX.Y_to_vX.Z.sql'' というファイルがあります。このファイルには、X.Y.x のデータベースを X.Z のコンソールとサーバで利用できるようにデータベースを変換する SQL が書かれています。変換手順は次の通りです。
+
mysql -u pandora -p -D pandora
  
'''1'''. まず最初に、現在のデータベースのバックアップをとります。
+
MySQL コマンドラインで以下を実行します。
  
  mysqldump -u root -p pandora > backup_pandora_X.Y.sql
+
  source /yourconsolepath/extras/pandoradb_migrate_X.Y_to_Z.T.mysql.sql;
  
'''2'''. Pandora FMS サーバとウェブサーバを停止します。
+
{{Tip|オープンソース版のマイグレーションを実行すると、Enterprise 版もアップデートされます。}}
  
  /etc/init.d/pandora_server stop
+
MySQL から抜けるには "quit" を実行します。以上でデータベースがバージョンに合わせてアップデートされました。
  /etc/init.d/apache stop
 
  
'''3'''. データベースをアップグレードするスクリプトを実行します。Mysql の pandora ユーザのパスワード (''/etc/pandora/pandora_server.conf'' で確認できます) を聞かれます。Pandora FMS データベース名が "pandora" であり、コマンドを実行するマシンと同じマシンで mysql が動いているとすると、次のように実行します。
+
以前のバージョンに戻す必要がある場合は、以下のようにバックアップからリストアします。
  
  cd /srv/www/htdocs/pandora_console (or equivalent)
+
  mysql -u ユーザ名 -p データベース名
  cat extras/pandoradb_migrate_vX.Y_to_vX.Z.sql | mysql -u pandora -p -D pandora
+
> drop database データベース名;
 +
> create database 新たなデータベース名;
 +
> use 新たなデータベース名;
 +
  > source backup_pandora_X.Y.sql
  
数分もしくは数秒後、データベースは Pandora FMS の最新バージョンで利用できるようになります。
+
例:
  
何らかの問題が発生した場合は、次のコマンドで以前のバージョンのデータベースにバックアップから戻すことができます。
+
  mysql -u root -p pandora
 
 
  mysql -u root -p
 
 
  > drop database pandora;
 
  > drop database pandora;
 
  > create database pandora;
 
  > create database pandora;
 
  > use pandora;
 
  > use pandora;
> source backup_pandora_X.Y.sql
 
  
=== エンタープライズ版の DB スキーマ ===
+
= アップデートマネージャを使った自動アップデート =
  
{{warning|前の章で示した、"extras" フォルダにある'''オープンソースのマイグレーションスクリプトを事前に実行'''することがとても重要です。}}
+
== オープンソース版の更新==
  
手順はほとんど同じです。/enterprise/extras ディレクトリに、''pandoradb_migrate_vX.Y_to_vX.Z.sql'' ファイルがあります。このファイルを、上記のオープンソースのファイルと同じように利用します。
+
Pandora FMS 4.0.2 から、オープンソース版でも週単位の半自動更新ができます。この機能は、以前はエンタープライズ版のみにあったアップデートマネージャシステムの改善によります。新たなアップデートがあるかどうかを'''オンライン'''で確認することができ、リクエストごとにコンソールを自動的にダウンロードして更新することができます。
  
cd /srv/www/htdocs/pandora_console (or equivalent)
+
この機能は次のような仕組みです。
cat enterprise/pandoradb_migrate_v3.0_to_v3.1.sql | mysql -u pandora -p -D pandora
 
  
=== バージョン 5.0 から 5.1 へのアップデート ===
+
* Pandora FMS コンソールがインストールされているサーバはインターネットに接続されていなければなりません。
 +
* アップデートマネージャは、我々のサーバ(Sourceforge)に接続します。Pandora FMS の利用状況(エージェント数)を発信者を特定しない状態で送信します。
 +
* 更新ファイルが Sourceforge から週単位で更新フォルダにダウンロードされます。
 +
* 更新はインクリメンタルですが、コンソール全体のファイルを含みます。そのため、処理には時間がかかります。(パッケージは約 25MB あります)
 +
* 更新は自動です。開発チームによるレビューはされていません。99%は問題無いと思いますが、何も問題が無いことを保証するわけではありません。
 +
* 更新は、'''コンソールのみ'''です。エージェントおよびサーバの更新はありません。
  
==== Pandora コンソール ====
+
=== コンソールの更新手順 ===
  
古い "アップデートマネージャ" を削除する必要があります。削除対象は、<pandora_console>/extensions/update_manager.php と <pandora_console>/extensiones/update_manager/ ディレクトリです。
+
拡張(Extensions) -> アップデートマネージャ(Update Manager) へ行きます。メインの画面では、インストール待ちおよび存在するアップデート、最新のコンソールバージョンが表示されます。インストールをクリックします。
  
==== 自動検出スクリプトとタスク ====
+
<center>
 +
[[file:um_online_open_actualizar_en.png|center|500px]]
 +
</center>
  
自動検出タスクのフィールドは、バージョン 5.0 までは 4つの静的なフィールドで構成されていました。Pandora FMS 5.1 では、これらのフィールドは、自動検出スクリプトの作成時に定義する(プラグインマクロに似た)動的なフィールドに変更になりました。データベース構造および設定の保存方法の変更を伴っています。
+
パッケージをダウンロードすると、アップデートを行うかどうかのオプションが表示されます。
  
この変更のため、アップグレード実行後に以下のスクリプトを実行する必要があります。
+
<center>
 +
[[file:dialog_um_principal_en.png|center|500px]]
 +
</center>
  
/usr/share/pandora_server/util/pandora_migrate_recon_scripts.pl <dbname> <dbhost> <dbuser> <dbpass>
+
インストール処理を開始するには確認をクリックします。
  
これにより 4つの古いフィールドを自動検出スクリプトのテーブルにおける動的なフィールドとして作成し、すでに利用されているフィールドを自動検出タスクの新たなフォーマットに変換します。これにより、作成済の自動検出タスクの互換性を確保できます。
+
いくつかのアップデートにはデータベースの修正も含みます。アップデート処理では、これらの変更に関する情報を次のようにダイアログ表示します。
  
=== バージョン 4.x から 5.0 へのアップデート ===
+
<center>
 +
[[file:Dialog hay un mr en.JPG|center|500px]]
 +
</center>
  
{{warning|バージョン 5.0 では、'''set create_event''' 以降のいくつかの API の機能が変更されています。}}
+
この時点で、データベースとコンソールのアップデートを適用するか、それを実施せずにコンソールとデータベースを現状のままとするかの 2つの選択肢があります。
  
==== 関連付けアラート ====
+
{{tip|アップデートマネージャが動作するためにはインターネットへの接続が必要です。パッケージのダウンロードに、デフォルトでは wget を利用します。curl を利用することもできます(Pandora の設定で変更します)がさほど早くありません。}}
  
バージョン 5.0 では、関連付けアラートは削除されました。残っている場合は、マイグレーション処理で削除されます。
+
処理が終わると、メインのアップデートページにコンソールのバージョンが表示されます。
 +
おめでとうございます、これが表示されればアップデート成功です。
  
==== プラグイン ====
+
<center>
 +
[[file:um_online_open_finalizado.png|center|500px]]
 +
</center>
  
Pandora FMS 5.0 ではプラグインシステムが変更されました。このタイプのモジュールのデータは、以前と異なるため更新する必要があります。
+
== エンタープライズ版の更新 ==
  
すでにプラグインとプラグインモジュールがある場合は、アップデートのあとに次のスクリプトを実行する必要があります。
+
オープンソース版の更新とは異なり、エンタープライズ版の更新では追加の特徴があります。
  
/usr/share/pandora_server/util/pandora_migrate_plugins.pl <dbname> <dbhost> <dbuser> <dbpass>
+
* 開発チームによって 100% テストされています。そのため、公開されたと同時に(もしくは数時間以内に)更新することができます。
  
バージョン 5.0 より前のプラグイン導入用の PSPZ ファイルは、新たなシステムでも'''互換性があります'''。
+
* 大きなパッケージをダウンロードする必要はなく、更新されたもののみを適用することができます。
  
=== バージョン 3.2.1 から 4.0 へのアップデート ===
+
* オフラインの更新ができます。サポートページからダウンロードして、(セキュリティの理由等で)インターネットに接続されていない Pandora FMS に適用できます。
  
tar アーカイブや DEB, RPM パッケージからコンソールをアップデートし、ウェブコンソールへアクセスすると、次のようなエラーが表示されます。
+
=== 設定 ===
  
Notice: Undefined index: dbtype in /var/www/pandora_console/include/functions_db.php on line 32
+
Enterprise 版のアップデートマネージャを利用できるようにするには、最初にアップデータを正しく設定する必要があります。該当メニューから設定を行います。
Notice: Undefined index: dbtype in /var/www/pandora_console /include/functions_db.php on line 48
 
Notice: Undefined index: dbtype in /var/www/pandora_console/include/functions_db.php on line 625
 
  
このエラーを解消するには、次の設定を <pandora_console_path>/include/config.php に追加してください。
+
<center>
 +
[[image:opciones_um_en.png|center]]
 +
</center>
  
$config["dbtype"]="mysql";
+
=== "オンライン" 更新 ===
  
SSH 拡張がある場合はそれを削除してくください。4.0 では動作しません。(コンソールが正常に動きません)
+
アップデートのメニューから、アップデートマネージャへアクセスします。Enterprise 版をインストールしている場合は、インタフェースを利用可能です。(そうでなければオープンソース版が表示されます)
  
rm -Rf < pandoraコンソールのルートディレクトリ>/extensions/ssh_console*
+
<center>
 +
[[image:Um online pag principal en.JPG|center|500px]]
 +
</center>
  
いくつかの 3.2 の設定では、自動インクリメントテーブルに問題があります。その場合は、以下の SQL を実行してください。(コンソールの SQL マネージャを利用するか、mysql のコマンドラインを利用します)
+
このページで現在利用している Pandora FMS のバージョンと新たなアップデートがあるか確認することができます。
  
ALTER TABLE tsesion AUTO_INCREMENT = 1;
+
最新バージョンにアップデートするには、Pandora FMS コンソールのリンクをクリックします。
  
サーバをアップグレードすると、ICMP および SNMP によるモニタリングを高速化するサーバが入ります。pandora_server.conf に以下の設定を行うことによって、デフォルトで無効にすることができます。
+
継続するかどうかのオプションダイアログが表示されます。
  
snmpserver 0
+
<center>
icmpserver 0
+
[[image:dialog_um_principal_en.png|center|500px]]
 +
</center>
  
== 以前のバージョンからのアップグレードの問題 (Perl ライブラリ) ==
+
継続をクリックすると、1) コンソールをアップデートして終了するか、2) データベースを含めて更新するかを確認するダイアログが表示されます。
  
アップグレードでは、時々 Pandora FMS ライブラリが以前のバージョンとは異なるディレクトリにインストールされることがあります。その場合、2つの異なる Pandora FMS ライブラリが存在することになり、古いものと新しいもののどちらを利用しているのかがわからなくなります。確実な方法としては、インストールされているライブラリの場所を特定し、それを削除したあと、再インストールやアップグレードを実行することが良いです。次のように実行します。
+
<center>
 +
[[image:Dialog hay un mr en.JPG|center|500px]]
 +
</center>
  
find /usr -name "Core.pm"
+
データベースを更新するとプロセスは正常に実行されます。 ただし、そうでない場合、データベースまたはコンソールのいずれも更新されません。データベースの変更によっては、同じ更新プログラムでのコンソールの変更に重大な影響を及ぼす可能性があるためです。
  
次のような出力結果が表示されます。
+
その後、Pandora FMS にインストールされた現在のバージョンのアップデータが表示されます。
  
/usr/lib/perl5/site_perl/5.10.0/PandoraFMS/Core.pm
+
=== "オフライン" 更新 ===
/usr/lib/perl5/vendor_perl/5.10.0/Bootloader/Core.pm
 
  
Pandora FMS ライブラリは、''/usr/lib/perl5/site_perl/5.10.0/PandoraFMS/'' にあります。
+
Pandora FMS は "オフライン" アップデートも可能です。 .OUM という拡張子のパッケージがあります。それには、Pandora FMS の公式サポートページへ行き、.OUM ファイルをダウンロードしてください。日本におけるエンタープライズ版更新ファイルダウンロードは、[https://www.rworks.jp ()アールワークス] が提供しています。
これを削除し、再インストールします。(パッケージまたは、tar ファイルより)
 
  
rm -Rf /usr/lib/perl5/site_perl/5.10.0/PandoraFMS/
+
次の画面からそれをアップロードします。
  
Perl のバージョンと場所はそれぞれの Linux ディストリビューションで異なります。ここで書いているように、削除する前に場所を特定する必要があります。
+
<center>
 +
[[image:um_offline_pag_principal_en.png|center]]
 +
</center>
  
== 以前のバージョンからのアップグレードの問題 (データベース) ==
+
アップロードが完了するとファイルが表示されます。アップデートには開始をクリックします。
  
バージョン 1.x および 2.x からのアップグレードでは、問題が発生することがあります。その場合は手動で DB スキーマを変更する必要があります。次のようなメッセージが表示された場合がそうです。
+
<center>
 +
[[image:um_offline_pag_principal_cargado_en.png|center]]
 +
</center>
  
ERROR 1005 (HY000) at line 101: Can't create table './pandora/talert_template_modules.frm' (errno: 150)
+
アップデートは、オンラインのダウンロードと同じフローです。適用する変更がある場合、関連するコンソールおよびデータベースのアップデートダイアログが表示されます。
  
これは、MySQL にていくつかのフィールドが期待したタイプでない場合に発生します。
+
{{tip|我々のチームが提供している zip ファイルを使っても、同じ方法で Pandora コンソールをアップデートできます。}}
2.1 での id_agente_modulo フィールドは、bigint(10) タイプである必要があります。1.x からのマイグレーションの場合、この問題が発生します。3.0 へのマイグレーションツールを実行するまえに、mysql コンソールで次のコマンドを実行します。
 
  
ALTER TABLE tagente_modulo MODIFY id_agente_modulo bigint(10) unsigned NOT NULL auto_increment;
+
{{Warning|HA 構成のシステムをアップデートする場合は、[[https://pandorafms.com/docs/index.php?title=Pandora:Documentation_ja:HA こちらのドキュメント]] を参照してください。}}
  
そして、再度アップグレードツールを実行します。MySQL データベースサーバで InnoDB がサポートされている必要があることに注意してください。
+
== アップデートマネージャのための PHP の追加設定 ==
  
=セキュリティアップグレード / パッチ =
+
オープンアップデートマネージャを正しく動作させるためには、デフォルトの割り当てよりも多くのメモリが必要です。PHP に多くのメモリを割り当てるために、php.ini を編集し、少なくとも 256M のメモリを確保してください。
  
セキュリティアップグレードやセキュリティパッチは、通常はコンソールに適用する小さなパッチですが、サーバのセキュリティパッチもあります。共に、問題を修正するパッケージとしていくつかの形式で用意しています。
+
設定は次の通りです。
  
== 配布パッケージを使っての対応 ==
+
memory_limit = 256M ; Maximum amount of memory a script may consume (256MB)
  
パッケージ (RPM または DEB): パッケージをインストールするのみです。
+
Debian/Ubuntu のシステムであれば、ファイルは /etc/php5/apache2 以下にあります。
  
Ubuntu/Debian
+
= 他のシステムへのマイグレーション =
  
dpkg -i <package_name>
+
たとえば、SUSE 11 から SUSE 1 2へ、または Ubuntu から CentOS への移行など、別の異なるシステムまたはディストリビューションで新しいバージョンの Pandora を使用したいという場合もあります。
  
SUSE/RedHat/CentOS/Fedora
+
これを実行するには、Pandora FMS を新規インストールするか、ISO アプライアンスをダウンロードしてインストールする必要があります。
  
  rpm -u <package_name>
+
1. 新たなシステムで新規の Pandora FMS が動作するようになったら、以前のシステムのデータベースバックアップを行います:
 +
  mysqldump -u root -p pandora > backup_pandora_X.Y.sql
  
== tar アーカイブもしくは SVN を使っての対応 ==
+
2. バックアップファイル backup_pandora_X.Y.sql を新たなシステムへ転送します。
 
tar ファイルおよびソースでのパッケージです。この場合、Pandora FMS の内部について若干理解している必要があります。つまり、どのファイルを置き換えるのかを理解することです。tar ファイルを使った方法としては、インストールされている Pandora FMS のファイルをそれで置き換えます。
 
  
コンソール:
+
3. mysql 以外の全プロセスを停止します。
  
全てのファイルは、/var/www/pandora_console (Ubuntu/debian の場合), /srv/www/htdocs/pandora_console (SUSE の場合) に置かれます。ディストリビューションによって異なります。
+
/etc/init.d/pandora_server stop
 +
/etc/init.d/pandora_agent_daemon stop
 +
/etc/init.d/tentacle_serverd stop
 +
/etc/init.d/apache2 stop  o /etc/init.d/httpd stop (parar servidor apache, variará dependiendo de la distribución que usemos)
  
サーバ:
+
4. 新システムの mysql へ root ユーザでコマンドラインに入ります。pandora データベース(デフォルトの場合の名前は pandora です)へアクセスし、インポート操作を実行します。
  
バージョンとインストール手法により異なります。置き換え対象のファイルは次のようにして見つけることができます。
+
#mysql -u root -p
 +
mysql>use pandora
 +
Database changed
 +
mysql>source /home/artica/backup_pandora_X.Y.sql ( put the full path to the backup file you created a few steps back )
  
* '''ライブラリ''': find /usr -name "PluginServer.pm", 通常は、/usr/lib/perl5/PandoraFMS にあります。
+
5. 新しいバージョンへのマイグレーションでは、メジャーバージョンのアップデート手順に示すデータベースのマイグレーションスクリプトを実行する必要があります。
* '''バイナリ''': find /usr -name "pandora_server", 通常は、/usr/bin にあります。
 
  
=== 手動でのコンソールのアップデート例 ===
+
6. OS のディストリビューションを変更する場合には、システム内のコンソールのパスおよび、tconfig の "attachment_store" および "fontpath" など、pandora データベース内のいくつかのフィールドを変更する必要がある可能性があることに注意してください。これらのフィールドを修正するには次のクエリを実行します。この例は、CentOS へのマイグレーションです。他のディストリビューションでは、Apache のディレクトリパスを変更します。
  
例えば、''pandorafms_console_3.1_securityfix_may2011.tar.gz'' という tar アーカイブがあった場合、次のようにします。
+
#mysql -u root -p
 +
mysql>use pandora
 +
Database changed
 +
mysql>UPDATE tconfig SET value = '/var/www/html/pandora_console/attachment' WHERE token LIKE 'attachment_store'
 +
mysql>UPDATE tconfig SET value = '/var/www/html/pandora_console/include/fonts/smallfont.ttf' WHERE token LIKE 'fontpath'
  
(SUSE システムを利用している場合を想定)
+
これらのパスは、サーバとコンソールの設定(config.php および pandora_server.conf)に関係することを認識しておいてください。
  
cd /tmp
+
7. データベースをインポートしたら、設定ファイル <コンソールパス>/pandora_console/include/config.php および /etc/pandora/pandora_server.conf の dbname, dbuser, dbpass フィールドを確認する必要があります。同じ値になっていれば特に何もする必要はありません。そうでなければ、次のようにします。
tar xvzf /home/youruser/download/pandorafms_console_3.1_securityfix_may2011.tar.gz
 
cd pandora_console
 
cp -R /srv/www/htdocs/pandora_console
 
sudo chown -R wwwrun /srv/www/htdocs/pandora_console
 
  
=== 手動でのサーバのアップデート例 ===
+
a. 古い設定ファイルまたは設定フィールドを新しいものに置き換えます。
  
例えば、''pandorafms_server_3.1_securityfix_may2011.tar.gz'' という tar アーカイブがあった場合、次のようにします。
+
b. 設定ファイル内に記載されているデータベースへのアクセス設定を更新します。新たな設定ファイルに dbname=pandora, dbuser=pandora1, dbpass=pandora2 という設定があるとすると、次のような対応を実施します。
  
(SUSE システムを利用している場合を想定)
+
#mysql -u root -p
 +
mysql>grant all privileges on pandora.* to 'pandora1'@'localhost' identified by 'pandora2';
 +
mysql>flush privileges;
  
cd /tmp
+
その後、すべてのデーモンを再開し、すべての設定が完了しすべてのエージェント、モジュール、アラートなどを含んだ Pandora コンソールにアクセスします。IP アドレスを変更している場合は、全エージェントのデータ送信さきを新たなシステムへ変更します。
tar xvzf /home/youruser/download/pandorafms_server_3.1_securityfix_may2011.tar.gz
 
cd pandora_server
 
  
(Pandora ライブラリファイルの場所の特定)
+
この手順は、Enterprise 版であっても同様です。
  
sudo find /usr -name "NetworkServer.pm"
+
= Windows でのサーバとコンソールのインストーラを使ったアップグレード =
.
 
.
 
/usr/lib/perl5/site_perl/5.12.1/PandoraFMS/NetworkServer.pm
 
  
上記は、デフォルトのインストールディレクトリではありません。(ソースからインストールした場合のディレクトリで、RPM でインストールしたものではありません) Pandora FMS ライブラリの場所は、/usr/lib/perl5/site_perl/5.12.1/PandoraFMS/ ディレクトリであるということがわかりました。そこで、全てのアップデートライブラリファイルを古いファイルに上書きします。
+
コンソールとサーバのインストーラには、Pandora FMS の以前のバージョンがインストールさている場合に、それをアップグレードするオプションがあります。
(ソースからではなく、パッケージインストールしている場合も -ディレクトリは違いますが- 手順は同じです)
 
  
sudo cp -R lib/PandoraFMS/*.pm /usr/lib/perl5/site_perl/5.12.1/PandoraFMS/
+
Pandora FMS をクリーンインストールした時同様に、インストーラプログラム(.exe)を実行し、言語を選択します。
  
バイナリおよびツールのコピーも忘れないようにしてください。
+
<center>
 +
[[image:Pandora_agent_3.0_RC3_install_windows_01_eng.png]]
 +
</center>
  
sudo cp -R bin/* /usr/bin
+
インストーラのステップに従います。
  
(PandoraFMS ディレクトリのコピー時にでるワーニングメッセージは無視してください。問題ありません。)
+
<center>
 +
[[image:Pandora_server_install_windows_01.png]]
 +
</center>
  
sudo cp -R util/* /usr/share/pandora_server/
+
ライセンス条項に同意してください。
  
= アップデートマネージャを使ったコンソールのアップデート =
+
<center>
 +
[[image:Pandora_server_install_windows_02.png]]
 +
</center>
  
== オープンソース版の更新==
+
'Update installed version' オプション '''のみ''' を選択します。
  
Pandora FMS 4.0.2 から、オープンソース版でも週単位の半自動更新ができます。この機能は、以前はエンタープライズ版のみにあったアップデートマネージャシステムの改善によります。新たなアップデートがあるかどうかを'''オンライン'''で確認することができ、リクエストごとにコンソールを自動的にダウンロードして更新することができます。
+
<center>
 
+
[[image:Pandora_server_update_windows_01.png]]
この機能は次のような仕組みです。
+
</center>
  
* Pandora FMS コンソールがインストールされているサーバはインターネットに接続されていなければなりません。
+
希望のインストールパスを選択して続けます。インストーラは、Pandora FMS サーバ名または IP アドレスを訪ねてきます。
* アップデートマネージャは、我々のサーバ(Sourceforge)に接続します。Pandora FMS の利用状況(エージェント数)を発信者を特定しない状態で送信します。
 
* 更新ファイルが Sourceforge から週単位で更新フォルダにダウンロードされます。
 
* 更新はインクリメンタルですが、コンソール全体のファイルを含みます。そのため、処理には時間がかかります。(パッケージは約 25MB あります)
 
* 更新は自動です。開発チームによるレビューはされていません。99%は問題無いと思いますが、何も問題が無いことを保証するわけではありません。
 
* 更新は、'''コンソールのみ'''です。エージェントおよびサーバの更新はありません。
 
 
 
=== コンソールの更新手順 ===
 
 
 
とても簡単です。拡張(Extensions) -> アップデートマネージャ(Update Manager) へ行きます。インストール可能な更新があるかチェックします。またこれまでにインストールした更新が表示されます(以下の例ではこれまでの更新はありません)。インストール(install)をクリックします。
 
  
 
<center>
 
<center>
<br><br>
+
[[image:Pandora_server_install_windows_05_eng.png]]
[[file:Update_manager_open.png|760px]]
 
<br><br>
 
 
</center>
 
</center>
  
インストールボタンをクリックします。
+
アップデートが実行されます。モジュールが正しく動作するためには、Microsoft Visual C++ が必要なことを忘れないようにしてください。
 
 
{{tip|アップデートマネージャを利用するには、Pandora コンソールがインストールされているホストがインターネットに接続されている必要があります。デフォルトでは Pandora はパッケージのダウンロードに wget(高速です) を利用します。curl を利用することもできます (Pandora の設定で変更できます) が遅いです。}}
 
  
 
<center>
 
<center>
<br><br>
+
[[image:Pandora_server_install_windows_06_2_eng.png]]
[[file:Update_manager_open2.png|760px]]
 
<br><br>
 
 
</center>
 
</center>
  
パッケージがダウンロードされインストールされると、次のようにメインページに戻ります。更新がインストールされ、それ以上更新が無いことが表示されます。おめでとうございます、これで新しいバージョンへの更新が完了です!
+
ファイルがコピーされ設定が完了するのを待ってください。アップデート処理は短い時間で完了します。
  
<br><br>
+
<center>
[[file:Update_manager_open3.png|760px]]
+
[[image:Pandora_server_install_windows_08_eng.png]]
<br><br>
 
 
</center>
 
</center>
  
== エンタープライズ版の更新 ==
+
Pandora FMS がアップデートされ、使える状態になります。
 
 
オープンソース版の更新とは異なり、エンタープライズ版の更新では追加の特徴があります。
 
  
* 開発チームによって 100% テストされています。そのため、公開されたと同時に(もしくは数時間以内に)更新することができます。
+
{{Tip|Pandora は最新バージョンにアップデートされます。デフォルトのウェブサーバは、Apache から Nginx に変更されます。ウェブサーバを Apache のままにしたい場合は、コンソールを OUM ファイルでアップデートするか、オンラインのアップデートマネージャを使ってください。}}
  
* 大きなパッケージをダウンロードする必要はなく、更新されたもののみを適用することができます。
+
= 以前のバージョンへの変更  =
  
* オフラインの更新ができます。サポートページからダウンロードして、(セキュリティの理由等で)インターネットに接続されていない Pandora FMS に適用できます。
+
以前のバージョンへ戻すには、Pandora FMS コンソールをダウングレードするだけです。事前に、前述と同様にデータベースと Pandora FMS 設定ファイルのバックアップを行うことをお勧めします。オープンソースのパッケージを最初にインストールし、Enterprise 版をその後にインストールします。
  
エンタープライズ版のアップデートマネージャを利用するには、最初にシリアル番号の設定と keygen のインストールが必要です。設定画面を以下に示します。
+
== RPM パッケージより==
  
<center><br><br>
+
* オープンソースのコンソールアップデート:
[[image:Update_manager4.png]]
+
rpm -i --force pandorafms_console_package.rpm
</center><br><br>
+
* Enterprise 版コンソールのアップデート:
 +
rpm -i --force pandorafms_console__enterprise_package.rpm
  
操作(Operation)>拡張(Extensions)>アップデートマネージャ(Open Update Manager) から、アップデートマネージャへアクセスできます。エンタープライズ版がインストールされていれば、次のような画面が表示されます。
+
== DEB パッケージより==
  
<center><br><br>
+
* オープンソースのコンソールアップデート:
[[image:Update_manager5.png|750px]]
+
dpkg –i  --force pandorafms_console_package.rpm
</center><br><br>
+
* Enterprise 版コンソールのアップデート:
 +
dpkg -i --force pandorafms_console__enterprise_package.rpm
  
このページでは、現在の Pandora FMS のバージョン番号が表示されます。また、新たな更新があるか表示します。
+
== Tarball/ソースコードより ==
  
新たなバージョンに更新するには、"更新(Update)" ボタンをクリックします。
+
* オープンソースのコンソールアップデート:
 +
tar -xvzf pandorafms_console_package.tar.gz
 +
mv –f ./pandora_console/* /yourconsolepath
  
"ローカルの変更を上書きする(Overwrite local changes)" をチェックすると、ローカルで編集したファイルがあれば、それを上書きします。
+
* Enterprise 版コンソールのアップデート:
 
+
tar -xvzf pandorafms_console_package.tar.gz
=== "オフライン" 更新 ===
+
  mv -f ./enterprise /yourconsolepath
 
 
Pandora の "オフライン" 更新ファイルをダウンロードすることができます。.OUM という拡張子のパッケージです。それには、Pandora FMS の公式サポートページへ行き、.OUM ファイルをダウンロードしてください。日本におけるエンタープライズ版更新ファイルダウンロードは、[http://www.rworks.jp (株)アールワークス] が提供しています。
 
 
 
次の画面からそれをアップロードします。
 
 
 
<center><br><br>
 
[[image:Update_manager6.png]]
 
</center><br><br>
 
 
 
更新は自動で適用されます。
 
 
 
== アップデートマネージャのための PHP の追加設定 ==
 
 
 
オープンアップデートマネージャを正しく動作させるためには、デフォルトの割り当てよりも多くのメモリが必要です。PHP に多くのメモリを割り当てるために、php.ini を編集し、少なくとも 64M のメモリを確保してください。
 
 
 
設定は次の通りです。
 
 
 
  memory_limit = 64M ; Maximum amount of memory a script may consume (16MB)
 
 
 
Debian/Ubuntu のシステムであれば、ファイルは /etc/php5/apache2 以下にあります。
 
  
 
[[Category: Pandora FMS]]
 
[[Category: Pandora FMS]]
 
[[Category:Documentation]]
 
[[Category:Documentation]]
 
[[Category:Japanese]]
 
[[Category:Japanese]]

Latest revision as of 06:35, 7 March 2020

Pandora FMS ドキュメント一覧に戻る

1 手動アップデート

Pandora FMS の基本的なコンポーネントに関して理解しておくことが重要です。Pandora FMS は、コンソール、サーバ、データベースの 3つの要素に分けることができます。オープンソースでは、これらの 3つのコンポーネントは素早く更新できますが、Enterprise 版ではもう少し手順が必要で、別途アップデートが必要な追加機能があります。

内訳

オープンソース版:

  • ウェブコンソール
  • サーバ
  • データベース

Enterprise版:

  • オープンソースのウェブコンソール
  • Enterpriseウェブコンソール(コンソールの機能を拡張します)
  • オープンソースのサーバ
  • Enterpriseサーバ(サーバ機能を拡張します)
  • データベース(Enterprise版の追加のグラフなど)

更新には、常にコンソールの変更、時々サーバの変更、まれにデータベースの変更を含みます。アップデートは 2つのカテゴリに分けており、データベースの変更を伴わないマイナーリリースと、データベースの変更を伴うメジャーリリースがあります。

1.1 マイナーバージョンアップ

これにはデータベースの変更は含まれません。コンソールおよび時々サーバのみです。例えば、6.0SP1 から SP2 などです。

準備:

1. データベースをバックアップします。例:

mysqldump -u root -p pandora > backup_pandora_X.Y.sql

2. 次の設定ファイルをバックアップします: pandora_server.conf, config.php, pandora_agent.conf

3. サーバおよびエージェントプラグインを次のようにバックアップします。

/etc/pandora/plugins
pandora_console/attachment/plugin
/usr/share/pandora_server/util/plugin

4. 次のサービスを停止します: pandora_server, tentacle_serverd, httpd, pandora_agent および mysqld

5. アップデートします。

1.1.1 RPM パッケージにて

  • オープンソースのコンソールアップデート:
rpm -U pandorafms_console_package.rpm
  • Enterprise コンソールアップデート:
rpm -U pandorafms_console_enterprise_package.rpm
  • オープンソースサーバアップデート:
rpm -U pandorafms_server_package.rpm
  • Enterprise サーバアップデート:
rpm -U pandorafms_server_enterprise_package.rpm

インストール前後で、どのバージョンで動いているか、以下のコマンドで確認できます。

rpm -qa | grep -i pandora

1.1.2 DEB パッケージにて

  • オープンソースコンソールアップデート:
dpkg -i pandorafms_console_package.deb
  • Enterprise コンソールアップデート:
dpkg -i pandorafms_console_enterprise_package.deb
  • オープンソースサーバアップデート:
dpkg -i pandorafms_server_package.deb
  • Enterprise サーバアップデート:
tar zxvf pandorafms_server_enterprise_package.tar.gz
cd pandora_server/
./pandora_server_installer --install

依存関係の問題がある場合は、以下のコマンドで解決できます。

apt-get install -f

1.1.3 tar ボール、ソースにて

  • オープンソースコンソールアップデート:
tar xvzf pandorafms_console_package.tar.gz
cd pandora_console
./pandora_console_upgrade -p /yourconsolepath
  • Enterprise コンソールアップデート:
tar xvzf pandorafms_console_enterprise_package.tar.gz
cd pandora_console
./pandora_console_upgrade -p /yourconsolepath
  • オープンソースサーバアップデート:
tar xvzf pandorafms_server_package.tar.gz 
cd pandora_server
./pandora_server_upgrade --upgrade
  • Enterprise サーバアップデート:
tar xvzf pandorafms_server_enterprise_package.tar.gz 
cd pandora_server
./pandora_server_upgrade --upgrade
  • エージェントアップデート:
tar xvzf pandorafms_agent_package.tar.gz
cd pandora_agent
./pandora_agent_installer --force-install

1.1.4 バージョン 7.0NG ( ローリングリリース )

Pandora FMS バージョン 7.0NG のコンソールを(rpm や tarボール、deb を用いて)手動でアップデートする場合、特定のバージョンから別のバージョンへマイグレーションするスクリプトを手動で適用する必要がある場合があります。これを避けるために、コンソールはアップデートマネージャ経由でアップデートすることをお勧めします。

古いデータベースを利用していると(通常の状態では発生しない稀なエラー)、管理者ユーザにこの問題を知らせる警告タブが表示されます。

Mr message.png

この問題を解決するためには、Pandora FMS コンソールがインストールされているサーバへログインし、シェルで /var/www/html/pandora_console/extras/mr ディレクトリへ行きます。'updated' という名前のディレクトリが存在します。すでに適用されているすべての SQL は、'updated' ディレクトリに格納されていなければなりません。 したがって、データベースにSQLを適用したら、それらを 'updated' ディレクトリに移動する必要があります。 MR1 の実行例を見てみましょう。この例では、データベースに MR は適用されていません。Pandora FMS コンソールのフッターに MR0 が表示されています。バージョン 704 が手動でインストールされ、MR1 の SQL を手動で適用する必要があります。SQL は、/var/www/html/pandora_console/extras/mr/ に 1.sql という名前であります。以下のように実行します。

[[email protected] mr]# cat 1.sql | mysql -u root -p pandora

MySQL のユーザは root で、データベースは pandora です。

適用したら、MySQL の tconfig テーブルの MR の値を更新する必要があります。MySQL に接続して、次のコマンドを一度実行します。

mysql> use pandora;
mysql> update tconfig set value= XX where token='MR';

適用すると、コンソールから警告メッセージは消え、フッターに MR1 が表示されます。次に、SQL を 'updated' へ移動します。どの MR を適用すべきかは、 こちら を参照してください。

[[email protected] mr]# mv 1.sql updated/

1.2 メジャーバージョンアップ

メジャーバージョンアップには常にデータベースの変更が含まれます。そのため、データベーススキーマのアップデートが必要です。 例えば、バージョン 6.0 から 7.0 などです。

1.2.1 データベースのアップデート ("メジャーリリース")

データベースをアップデートするには、最初にバージョンに応じたオープンソースおよび Enterprise コンソールをアップデートする必要があります。これらのアップデートによって必要な SQL ファイルをダウンロードできます。

コンソールをアップデートしたら、SQL のデータベースアップデートスクリプトがコンソールの /extras や /enterprise に見つかります(バージョンに依存します)。CentOS の場合であれば、以下にあります。

/var/www/html/pandora_console/extras/pandoradb_migrate_X.Y_to_Z.T.mysql.sql
/var/www/html/pandora_console/enterprise/pandoradb_migrate_vX.Y_to_vZ.T.mysql.sql

アップデートの前に最初に説明した、データベース、設定ファイルのバックアップ、Pandora FMS サーバの停止といった準備を行います。

service pandora_server stop
  • オープンソースデータベースのアップデート:
mysql -u ユーザ名 -p -D データベース名

例:

mysql -u pandora -p -D pandora 

MySQL コマンドラインで以下を実行します。

source /yourconsolepath/extras/pandoradb_migrate_X.Y_to_Z.T.mysql.sql;

Info.png

オープンソース版のマイグレーションを実行すると、Enterprise 版もアップデートされます。

 


MySQL から抜けるには "quit" を実行します。以上でデータベースがバージョンに合わせてアップデートされました。

以前のバージョンに戻す必要がある場合は、以下のようにバックアップからリストアします。

mysql -u ユーザ名 -p データベース名
> drop database データベース名;
> create database 新たなデータベース名;
> use 新たなデータベース名;
> source backup_pandora_X.Y.sql

例:

mysql -u root -p pandora
> drop database pandora;
> create database pandora;
> use pandora;

2 アップデートマネージャを使った自動アップデート

2.1 オープンソース版の更新

Pandora FMS 4.0.2 から、オープンソース版でも週単位の半自動更新ができます。この機能は、以前はエンタープライズ版のみにあったアップデートマネージャシステムの改善によります。新たなアップデートがあるかどうかをオンラインで確認することができ、リクエストごとにコンソールを自動的にダウンロードして更新することができます。

この機能は次のような仕組みです。

  • Pandora FMS コンソールがインストールされているサーバはインターネットに接続されていなければなりません。
  • アップデートマネージャは、我々のサーバ(Sourceforge)に接続します。Pandora FMS の利用状況(エージェント数)を発信者を特定しない状態で送信します。
  • 更新ファイルが Sourceforge から週単位で更新フォルダにダウンロードされます。
  • 更新はインクリメンタルですが、コンソール全体のファイルを含みます。そのため、処理には時間がかかります。(パッケージは約 25MB あります)
  • 更新は自動です。開発チームによるレビューはされていません。99%は問題無いと思いますが、何も問題が無いことを保証するわけではありません。
  • 更新は、コンソールのみです。エージェントおよびサーバの更新はありません。

2.1.1 コンソールの更新手順

拡張(Extensions) -> アップデートマネージャ(Update Manager) へ行きます。メインの画面では、インストール待ちおよび存在するアップデート、最新のコンソールバージョンが表示されます。インストールをクリックします。

Um online open actualizar en.png

パッケージをダウンロードすると、アップデートを行うかどうかのオプションが表示されます。

Dialog um principal en.png

インストール処理を開始するには確認をクリックします。

いくつかのアップデートにはデータベースの修正も含みます。アップデート処理では、これらの変更に関する情報を次のようにダイアログ表示します。

Dialog hay un mr en.JPG

この時点で、データベースとコンソールのアップデートを適用するか、それを実施せずにコンソールとデータベースを現状のままとするかの 2つの選択肢があります。

Info.png

アップデートマネージャが動作するためにはインターネットへの接続が必要です。パッケージのダウンロードに、デフォルトでは wget を利用します。curl を利用することもできます(Pandora の設定で変更します)がさほど早くありません。

 


処理が終わると、メインのアップデートページにコンソールのバージョンが表示されます。 おめでとうございます、これが表示されればアップデート成功です。

Um online open finalizado.png

2.2 エンタープライズ版の更新

オープンソース版の更新とは異なり、エンタープライズ版の更新では追加の特徴があります。

  • 開発チームによって 100% テストされています。そのため、公開されたと同時に(もしくは数時間以内に)更新することができます。
  • 大きなパッケージをダウンロードする必要はなく、更新されたもののみを適用することができます。
  • オフラインの更新ができます。サポートページからダウンロードして、(セキュリティの理由等で)インターネットに接続されていない Pandora FMS に適用できます。

2.2.1 設定

Enterprise 版のアップデートマネージャを利用できるようにするには、最初にアップデータを正しく設定する必要があります。該当メニューから設定を行います。

Opciones um en.png

2.2.2 "オンライン" 更新

アップデートのメニューから、アップデートマネージャへアクセスします。Enterprise 版をインストールしている場合は、インタフェースを利用可能です。(そうでなければオープンソース版が表示されます)

Um online pag principal en.JPG

このページで現在利用している Pandora FMS のバージョンと新たなアップデートがあるか確認することができます。

最新バージョンにアップデートするには、Pandora FMS コンソールのリンクをクリックします。

継続するかどうかのオプションダイアログが表示されます。

Dialog um principal en.png

継続をクリックすると、1) コンソールをアップデートして終了するか、2) データベースを含めて更新するかを確認するダイアログが表示されます。

Dialog hay un mr en.JPG

データベースを更新するとプロセスは正常に実行されます。 ただし、そうでない場合、データベースまたはコンソールのいずれも更新されません。データベースの変更によっては、同じ更新プログラムでのコンソールの変更に重大な影響を及ぼす可能性があるためです。

その後、Pandora FMS にインストールされた現在のバージョンのアップデータが表示されます。

2.2.3 "オフライン" 更新

Pandora FMS は "オフライン" アップデートも可能です。 .OUM という拡張子のパッケージがあります。それには、Pandora FMS の公式サポートページへ行き、.OUM ファイルをダウンロードしてください。日本におけるエンタープライズ版更新ファイルダウンロードは、(株)アールワークス が提供しています。

次の画面からそれをアップロードします。

Um offline pag principal en.png

アップロードが完了するとファイルが表示されます。アップデートには開始をクリックします。

Um offline pag principal cargado en.png

アップデートは、オンラインのダウンロードと同じフローです。適用する変更がある場合、関連するコンソールおよびデータベースのアップデートダイアログが表示されます。

Info.png

我々のチームが提供している zip ファイルを使っても、同じ方法で Pandora コンソールをアップデートできます。

 


Template warning.png

HA 構成のシステムをアップデートする場合は、[こちらのドキュメント] を参照してください。

 


2.3 アップデートマネージャのための PHP の追加設定

オープンアップデートマネージャを正しく動作させるためには、デフォルトの割り当てよりも多くのメモリが必要です。PHP に多くのメモリを割り当てるために、php.ini を編集し、少なくとも 256M のメモリを確保してください。

設定は次の通りです。

memory_limit = 256M	; Maximum amount of memory a script may consume (256MB)

Debian/Ubuntu のシステムであれば、ファイルは /etc/php5/apache2 以下にあります。

3 他のシステムへのマイグレーション

たとえば、SUSE 11 から SUSE 1 2へ、または Ubuntu から CentOS への移行など、別の異なるシステムまたはディストリビューションで新しいバージョンの Pandora を使用したいという場合もあります。

これを実行するには、Pandora FMS を新規インストールするか、ISO アプライアンスをダウンロードしてインストールする必要があります。

1. 新たなシステムで新規の Pandora FMS が動作するようになったら、以前のシステムのデータベースバックアップを行います:

mysqldump -u root -p pandora > backup_pandora_X.Y.sql

2. バックアップファイル backup_pandora_X.Y.sql を新たなシステムへ転送します。

3. mysql 以外の全プロセスを停止します。

/etc/init.d/pandora_server stop 
/etc/init.d/pandora_agent_daemon stop 
/etc/init.d/tentacle_serverd stop 
/etc/init.d/apache2 stop  o /etc/init.d/httpd stop (parar servidor apache, variará dependiendo de la distribución que usemos)

4. 新システムの mysql へ root ユーザでコマンドラインに入ります。pandora データベース(デフォルトの場合の名前は pandora です)へアクセスし、インポート操作を実行します。

#mysql -u root -p
mysql>use pandora
Database changed
mysql>source /home/artica/backup_pandora_X.Y.sql ( put the full path to the backup file you created a few steps back )

5. 新しいバージョンへのマイグレーションでは、メジャーバージョンのアップデート手順に示すデータベースのマイグレーションスクリプトを実行する必要があります。

6. OS のディストリビューションを変更する場合には、システム内のコンソールのパスおよび、tconfig の "attachment_store" および "fontpath" など、pandora データベース内のいくつかのフィールドを変更する必要がある可能性があることに注意してください。これらのフィールドを修正するには次のクエリを実行します。この例は、CentOS へのマイグレーションです。他のディストリビューションでは、Apache のディレクトリパスを変更します。

#mysql -u root -p
mysql>use pandora
Database changed
mysql>UPDATE tconfig SET value = '/var/www/html/pandora_console/attachment' WHERE token LIKE 'attachment_store'
mysql>UPDATE tconfig SET value = '/var/www/html/pandora_console/include/fonts/smallfont.ttf' WHERE token LIKE 'fontpath'

これらのパスは、サーバとコンソールの設定(config.php および pandora_server.conf)に関係することを認識しておいてください。

7. データベースをインポートしたら、設定ファイル <コンソールパス>/pandora_console/include/config.php および /etc/pandora/pandora_server.conf の dbname, dbuser, dbpass フィールドを確認する必要があります。同じ値になっていれば特に何もする必要はありません。そうでなければ、次のようにします。

a. 古い設定ファイルまたは設定フィールドを新しいものに置き換えます。

b. 設定ファイル内に記載されているデータベースへのアクセス設定を更新します。新たな設定ファイルに dbname=pandora, dbuser=pandora1, dbpass=pandora2 という設定があるとすると、次のような対応を実施します。

#mysql -u root -p
mysql>grant all privileges on pandora.* to 'pandora1'@'localhost' identified by 'pandora2';
mysql>flush privileges;

その後、すべてのデーモンを再開し、すべての設定が完了しすべてのエージェント、モジュール、アラートなどを含んだ Pandora コンソールにアクセスします。IP アドレスを変更している場合は、全エージェントのデータ送信さきを新たなシステムへ変更します。

この手順は、Enterprise 版であっても同様です。

4 Windows でのサーバとコンソールのインストーラを使ったアップグレード

コンソールとサーバのインストーラには、Pandora FMS の以前のバージョンがインストールさている場合に、それをアップグレードするオプションがあります。

Pandora FMS をクリーンインストールした時同様に、インストーラプログラム(.exe)を実行し、言語を選択します。

Pandora agent 3.0 RC3 install windows 01 eng.png

インストーラのステップに従います。

Pandora server install windows 01.png

ライセンス条項に同意してください。

Pandora server install windows 02.png

'Update installed version' オプション のみ を選択します。

Pandora server update windows 01.png

希望のインストールパスを選択して続けます。インストーラは、Pandora FMS サーバ名または IP アドレスを訪ねてきます。

Pandora server install windows 05 eng.png

アップデートが実行されます。モジュールが正しく動作するためには、Microsoft Visual C++ が必要なことを忘れないようにしてください。

Pandora server install windows 06 2 eng.png

ファイルがコピーされ設定が完了するのを待ってください。アップデート処理は短い時間で完了します。

Pandora server install windows 08 eng.png

Pandora FMS がアップデートされ、使える状態になります。

Info.png

Pandora は最新バージョンにアップデートされます。デフォルトのウェブサーバは、Apache から Nginx に変更されます。ウェブサーバを Apache のままにしたい場合は、コンソールを OUM ファイルでアップデートするか、オンラインのアップデートマネージャを使ってください。

 


5 以前のバージョンへの変更

以前のバージョンへ戻すには、Pandora FMS コンソールをダウングレードするだけです。事前に、前述と同様にデータベースと Pandora FMS 設定ファイルのバックアップを行うことをお勧めします。オープンソースのパッケージを最初にインストールし、Enterprise 版をその後にインストールします。

5.1 RPM パッケージより

  • オープンソースのコンソールアップデート:
rpm -i --force pandorafms_console_package.rpm
  • Enterprise 版コンソールのアップデート:
rpm -i --force pandorafms_console__enterprise_package.rpm

5.2 DEB パッケージより

  • オープンソースのコンソールアップデート:
dpkg –i  --force pandorafms_console_package.rpm
  • Enterprise 版コンソールのアップデート:
dpkg -i --force pandorafms_console__enterprise_package.rpm

5.3 Tarball/ソースコードより

  • オープンソースのコンソールアップデート:
tar -xvzf pandorafms_console_package.tar.gz
mv –f ./pandora_console/* /yourconsolepath
  • Enterprise 版コンソールのアップデート:
tar -xvzf pandorafms_console_package.tar.gz
mv -f ./enterprise /yourconsolepath